特殊清掃コラム

特殊清掃とは
2026.01.13

【失敗事例】特殊清掃やり直し実録|臭い戻りと費用公開

匂いが消えなければ特殊清掃とは呼べない
「特殊清掃が終わったはずなのに、また異臭がしてきた」
近年、このようなご相談(セカンドオピニオン)が当社へ急増しています。

原因は明確です。技術を持たない「不用品回収業者」や「便利屋」が、見よう見まねで特殊清掃に参入し、表面上の汚れを拭き取るだけの「やったふり施工」を行っているからです。

本記事では、実際に株式会社まごのてがリカバリー(やり直し)を行った3つの事例を公開します。これらは業界の恥ずべき実態ですが、お客様が資産を守るために知っておくべき現実です。安易な業者選びがいかに高額な代償を招くか、その根拠を提示します。

孤独死の特殊清掃の依頼方法と費用相場

1. なぜ「特殊清掃のやり直し」が増えているのか

他社施工後のやり直し依頼が増加傾向にある理由は、大きく分けて以下の3点に集約されます。

  • ① 参入障壁の低さと技術不足
    民間資格を取得しただけの「実務経験ゼロ」の業者が大量に参入しています。彼らは「臭いのメカニズム」を理解していません。
  • ② 「安さ」への傾倒
    「相見積もりで一番安いところ」を選んだ結果、必要な工程(解体や防臭処理)を省く業者に当たってしまいます。
  • ③ リフォーム信仰の誤解
    「汚れた部分をリフォームで塞げば臭いは消える」という誤った認識により、汚染源を壁の中に閉じ込めてしまうケースが多発しています。


私たちまごのてが定義する特殊清掃のゴールは、「汚れと臭いが完全になくなり、資産価値が回復すること」です。

「ここまでが限界です」「これ以上は無理です」と言い訳をして撤退する業者は、プロフェッショナルではありません。
 

冬期の孤独死は特殊清掃しなくていい!?軽視禁物の衝撃理由


技術のない特殊清掃業者が生まれた理由

2. 【実録】他社失敗事例のリカバリーレポート

実際に当社が呼び出され、再施工を行った現場の惨状をご報告します。
※本来は業者名を公表したいレベルですが、守秘義務の観点から事例のみを紹介します。

 事例①:東京都中野区「リフォーム業者も悶絶した臭い戻り」


【状況】
死後3週間で発見。他社にて特殊清掃完了後、リフォーム業者が入室したところ強烈な異臭があり発覚。

一見きれいに見えるが臭いが残る床

▲一見きれいに見えるが、窓際の床に黒い染み(ご遺体痕)が残されたままだった。

【失敗の原因】
表面の体液を拭き取っただけで、「壁の石膏ボード」や「床下の根太(ねだ)」に浸透した汚染を見落としていました。

見た目は綺麗になっていましたが、壁の中の断熱材は体液を吸って腐敗が進んでおり、ここから悪臭が噴き出していました。

【まごのての対応】
汚染された建材の完全撤去(解体)、オゾン燻蒸による脱臭をイチから実施。オーナー様にとっては「二重の出費」となりましたが、これを放置すれば建物自体がダメになるところでした。

壁の内部で腐敗体液を吸っていた断熱材

▲壁を解体すると、断熱材が腐敗体液を吸い込んで変色していた。

 事例②:千葉県船橋市「8万円の格安業者が残した人型」


【状況】
ご遺族が「8万円」という安さに惹かれて依頼。作業完了報告を受け確認に行くと、玄関に人の形をした体液痕がそのまま残っていた。

玄関に残された人型のご遺体痕

▲「作業完了」として引き渡された玄関。くっきりと人型が残っている。

⚠ 前業者の言い訳

「コンクリートに染みているので消えません」「料金内ではこれが限界です」

【まごのての断言】
これは技術不足以前の問題、詐欺に近い行為です。「8万円だからここまで」という理屈は通りません。プロとして引き受けた以上、完全な状態にする責任があります。

当社にてコンクリートの研磨削り出しを行い、物理的に汚染箇所を除去しました。「安物買いの銭失い」の典型例です。

 事例③:神奈川県川崎市「マニュアル通りの見よう見まね施工」


【状況】
不動産会社手配の業者が施工。「一応」床は切られ、壁紙も剥がされていたが、ハエの跡や細部の体液が残存。

【失敗の原因】
「とりあえず床を切ればいい」「オゾンを撒けばいい」というマニュアル通りの作業しか行っていませんでした。

特殊清掃は、建物の構造、傾き、ご遺体の状況によって、体液が流れる方向が変わります。「想像力」と「追跡調査」が欠落した作業では、完全消臭は不可能です。

細部に残る汚染を見落とす業者

▲床を解体したものの、隅に残った汚染(ご遺体痕)を取り切れていない。

特殊清掃業者選びで失敗しない!住所検索でわかる業者の技量
 
特殊清掃に安さを求める層が増えたことも一因

3. 失敗しないための「業者選び」と「心構え」

特殊清掃の失敗における被害者は、常にご依頼主様(オーナー様、ご遺族様)です。
二重の支払いを防ぎ、大切な資産を守るために、以下の点を心に留めてください。

プロからのアドバイス

  • 「特殊清掃」と「不用品回収」は別物です
    家財を捨てることと、感染症予防・消臭を行うことは全く別の技術です。
  • リカバリー費用は高額になります
    中途半端な薬剤散布やコーティングをされると、それを剥がす工程が増えるため、最初から依頼するより高くなるケースが大半です。
  • 不動産管理会社の判断も疑ってください
    管理会社の担当者が特殊清掃に詳しいとは限りません。「いつものリフォーム業者で大丈夫」という判断が、取り返しのつかない汚染拡大を招くことがあります。

東京・関東圏の特殊清掃は「まごのて」へ

株式会社まごのては、「安さ」ではなく「完全な原状回復」をお約束する特殊清掃の専門機関です。

私たちは不動産会社の許認可(宅建業)も有しており、清掃後のリフォーム、さらにはその後の賃貸経営や売却まで、資産価値を守るためのトータルサポートが可能です。

「他社に依頼したが不安がある」「見積もりの内容が適正か知りたい」といったセカンドオピニオンも受け付けています。
失敗する前に、まずは私たちにご相談ください。

【対応エリア】
東京都(江戸川区・葛飾区・江東区ほか全域)、千葉県、埼玉県、神奈川県、茨城県ほか関東近県

記事執筆:

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史

主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。 

東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ

株式会社まごのて
東京都江戸川区北葛西3-5-6
1011701018023  インボイス適格事業者登録番号: T1011701018023

宅地建物取引業:東京都知事(1)109168
産業廃棄物収集運搬業:01300191644(株式会社MG)

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