特殊清掃コラム

実例紹介
2024.02.09

冬期間の孤独死は特殊清掃しなくていい!?軽視禁物の衝撃理由

孤独死は季節関係なく起こりますがその季節によって死亡原因はさまざまです、夏場は熱中症などが多く冬場はヒートショックで亡くなる例が多くお風呂やトイレが現場となってるのが特徴的です。

また冬場はご遺体の腐敗進行が緩慢なため夏場に比べるとにおい濃度が高くないため軽視されがちですが、においの元となる体液の流出は少なからずあります、人間心理として臭い濃度が低いと念入りな処置はしなくていいと考えてしまいがちですがそれは大いなる間違いです。

たとえ少量でも流れた体液は紛れもなくにおい発生源です、これはやがて気温や湿度の上昇とともに暴れだしにおいを発するようになるのです、わかりやすイメージでいえば冬場に流れ出た体液は冷凍庫の中の魚です、この魚を常温のまま放置すればどうなるでしょう?この原理と同じです。

冬場の特殊清掃の手直し依頼が増えるのは早いと3月中旬、遅くとも梅雨時期の気温と湿度が高くなる頃に増えるのはこのような原因があるのです。

冬場に孤独死の特殊清掃相談をされる方の実に8割程度の方が「においはあまり感じないので軽くでいいと思います」と言われますが、軽く考えてロクなことはありませんので季節関係なく念入りな特殊清掃を行うことをオススメします。
 
冬場の孤独死
暖房が夏場と同じ状況を作り腐敗進行を早める
冬場は夏場に比べて特殊清掃の相談も依頼もグッと減ります。この現象は全国的に同じようですが孤独死そのものは季節関係なく一定数起きています。

お問合せをいただく不動産会社の方も冬場だからそんなにひどくないと思います、と言ったことを言われるのですが、私たちの感覚ではもし暖房が点いたままだと夏と変わらない状況で挑みます。

昨今は一定時間が経過すれば消える暖房器具もありますが、エアコンやホットカーペットなどはそのまま稼働し続けますのでご遺体の腐敗進行は加速します。したがって冬場の孤独死現場は夏場より軽いというのはただのイメージであるということです。
 

冬場の孤独死現場のにおいがあまりしない理由

11月から3月あたりで発生する孤独死関連の相談で特殊清掃の提案をすると「そこまでやる必要がありますか」と言われることが多いです。過去に孤独死を経験したことがある不動産会社や大家さんに多いのですが、体感的なにおいを感じないとどうしても軽視してしまう傾向にあるようです。

実際にたいした特殊清掃をせずリフォームまで行ってしまい、後になって臭い戻りが起き問題になるのはだいたい冬場の特殊清掃を軽視したことが原因です。不動産会社の担当者や大家さんが知識を身に付けることは良いことなのですが、軽視するのは絶対にやめていただきたいと思うのです。

どうして冬場は臭い濃度が低く感じるのか簡単なご説明をいたします。気温が低いと細胞の活性化が抑えられます、においの発生原理は細菌が死滅し分解される時に出るのですから、一定温度以下では細菌の分解が緩慢になるのです。

警察がご遺体の回収に入った際に暖房が点いていれば消しますからご遺体痕はあるけど冷やされて湧き上がるような臭いは低減するので、更に軽視されるということです。

どんな状況の部屋でも完全な特殊清掃を行うまごのて

冬期間の孤独死は絶対に甘く見てはいけない

まごのてで特殊清掃相談を受けた時は夏場でも冬期間でも基本的には同じ作業提案を行います、人が亡くなり時間が経っていたという点では何ら違いがないので当然そうなるのですが、何故においがないのに消臭や脱臭、防臭処理が必要なのだと思われますがにおい発生源がある限り必ずにおいは戻ってくるからです。


確かに夏場と違ってご遺体の腐敗進行は緩慢です、体液の流出量も少ないですしウジやハエもあまり出ないので汚れを広げることも少ないです、ですがまったくゼロではありません多少なりとも上記の現象は必ずあります。

いわゆる他社施工の手直しやリフォーム後の特殊清掃やり直し相談が多発するのは春先から梅雨時期に多いのですがこれは冬場に適当な処理を行ったために残っていた腐敗体液や腐敗脂が温度や湿度の関係で再度活性化するからです。

また体感的なにおいは感じないけど年中ハエが寄ってくるという部屋もありますがだいたいがこの特殊清掃不備のパターンで、人間には感じなくともハエはそれを察知して寄ってくるのです。

ですから体感的に感じないから特殊清掃は不要というジャッジは大変危険ですしそもそもその判断はお客様ではなく私たちが行うものと考えます。

においを感じないから特殊清掃不要と言ったマンションオーナー

練馬区の1DKマンションで孤独死があり発見時は死後1週間、季節はお正月明けの1月初旬でした。
私たちへのご依頼はこのマンションを管理している不動産会社で当初のご依頼内容は特殊清掃ではなく家財の撤去でした、一応人が亡くなった部屋であることは知らされていたのですが、オーナーはにおいを感じないから特殊清掃は不要と言ってるということでした。

管理会社には不要か必要かは見た上で私たちが判断しますと言い家財撤去に取り掛かったのです、入室すると確かに体感的なにおいは感じませんが真冬にもかかわらずハエが1匹だけ紛れ込んでいます、よく見ると窓のサッシレールに数匹ハエが死んでいます、これは人間には感じないけどなんらかの臭い発生源がある可能性があります。

オーナーに特殊清掃が必要かも知れないと伝えたところ「必要ないと言ってるだろ!」とまったく聞く耳を持ちませんのでお手数ですが部屋まで来てくださいとオーナーを呼び、亡くなっていたという場所の床材(CF)を剥がさせてほしいとお願いしました、もちろん何もなければこちらで責任を持って修復することを約束し床にナイフを入れたのです。

オーナーにこれが遺体痕ですと示したところ、飛び上がり部屋から出て行ってしまいました。
冬場だけではなく孤独死現場では良くあることで、オーナーや管理会社が体感的に何も感じないという素人判断で原状回復工程を決めてしまうことはよくあります。

臭い戻りや汚れ残りでは特殊清掃業者側の未熟さや不手際が指摘されることがよくありますが、このようにオーナーや管理者側の認識不足であることも大いに関係していると考えることができます。
 
不安をあおる自称特殊清掃業者
不安を煽るだけの特殊清掃業者の存在
特殊清掃の必要性や消臭のための作業工程については全面的にお任せいただくのが一番確実で結果的に早く、しかもトータルコストも下がるのですが、すべての特殊清掃業者に当てはまるわけではありません。

お客様(オーナーやご遺族)の不安を煽り、必要のない作業や工事を進める輩も相当数いますので注意が必要です。確かに特殊清掃は未知数の部分が多く初期段階では推定の域を出ないこともよくあることです。

そのような場合でも過去の経験からキチンと説明がされるのかどうか?が判断の分かれ目となってきます。まごのての各コラムではとにかく一番初めの特殊清掃業者選びが肝心というのはそのためです。

まごのてではどんな作業工程でも料金でも根拠のあるものを示した上で施工するようにしていますのでどうぞご安心ください。
 

冬場の孤独死の特殊清掃事例。冬特有の過酷さ

冒頭では冬場の特殊清掃は軽視されがちとお知らせしましたが、冬場だからこその過酷さもあります。夏場の孤独死の特殊清掃が過酷なことは皆さんご存じかも知れませんが、冬場は暖房器具の関係で夏場と同等もしくはそれ以上の環境を生み出し、それが原因で夏場より過酷な特殊清掃現場となってしまうことをお伝えします。

こたつで亡くなり下半身が溶けていた孤独死部屋

東京都内の一軒家で孤独死の特殊清掃でした、ご遺族からの依頼でしたが警察から先に特殊清掃業者を呼んで掃除してもらってから入ったほうが良いと言うアドバイスを受け、状況があまりよくわからないまままごのてにご依頼がありました。

ご遺体痕は居間のこたつ付近と聞いていましたが死後日数のわりに見えてる部分は大きく汚れてる気配はありませんが、冬場にもかかわらず臭い濃度がかなり濃く、見えてる範囲のご遺体痕は一部であることは容易に想像が付きました。

おそるおそるコタツに掛かっている布団をめくるとそこには大きな赤黒い腐敗体液が広がっていました、コタツ本体と布団を取り去り全体像が露わになり、更にあっと驚く光景が広がっていました。

若干不穏当な表現ですが残された物が多すぎます、小骨や頭皮が残ってることはよくありますがこの孤独死現場の場合は太い骨のようなもの(おそらく大腿骨)まで残っておりかなり衝撃的でしたが、このようなことはよくあり大腿骨どころか骨盤が浴槽の中に沈んでいたことも過去にはありました。

法律上警察が回収しなかったご遺体痕は廃棄物とみなされるのですが、あまりにも残ったものが多いと私たちも対応に困ります、稀にご遺族で持って帰りたいと仰る方がいますのでその時はキレイに洗いお渡しすることもあります。残された人体の一部が多いとそれらを拾い集めることから特殊清掃を始めますので、特殊清掃員の心理的負担はひじょうに大きなものとなるのです。
 

ホットカーペットがご遺体の腐敗を早めた

ある孤独死の特殊清掃現場では部屋の中央にホットカーペットが敷かれており、その上で亡くなったというものでした。ただ事前にはホットカーペットで亡くなったことは知らされておらず、死後10日前後とだけ聞いていました、真冬の死後10日であれば腐敗はそう進んでいなかったかも、と少し軽く考えていたのですがホットカーペットであることを認識した途端作業は過酷なものになると確信しました。

まずホットカーペットと上の敷物を取ると床一面カーペットの形のままのご遺体痕が現れました、カーペットは細かな繊維が織り込まれていますのでそれを伝ってご遺体痕が広範囲に流れることが多いのです。

この現場の場合も低温でご遺体が温められその状態で腐乱が進み、カーペットを伝って腐敗体液や腐敗脂が部屋中に伸びていました、部屋の中央で亡くなっていたにも関わらず一部は壁際まで流れ巾木の下に入り込み壁ボードが体液を吸い上げていました。

ご遺体から出た体液も温度が加わることでドロドロではなくサラサラに近くなりますのでこのようなことは良く起こります。

保温された浴槽内で孤独死14日も経過していた

浴槽内での死亡は特殊清掃の中でも難易度が高い場所ですが、保温されたままだとさらに上の難しさと過酷さが待っています。
上記のホットカーペットと同じですが腐敗進行が早まります、浴槽内で保温機能付きだと数日で原型をとどめないのではと思います、というのもとにかく残留物が多いのです。
この孤独死現場の場合も人体の一部と思われる骨や臓器の一部のようなものを掬い上げました、このような現場を見るたびに思うのですが、突然死はしかたありませんが早く発見してあげるシステム作りは急がないと感じます。

浴槽内での孤独死→腐乱化は難易度が高い理由

浴室内での孤独死で日数が経過した場合、作業の難易度は高めになることが多いです。
ただ遺体痕が広がり広範囲に汚染するということはありませんが、処理方法が部屋とは少し異なります。
死後日数にもよりますが浴槽内には様々な人体の一部が残されており、その処理を行うことが第一、次が難しいことのひとつですが汚水をそのまま流せないことです

マンションなどの集合住宅は縦の排水管が共用になってることがほとんどです、部屋の位置にもよりますが流した水は他の部屋の横を通る可能性もありますし一か所に汚水が集まる桝から横菅を通じて他の部屋ににおいが流れる可能性もありますので不用意に流してしまえばマンション中が異臭騒動になりかねません。

そのあたりの見極めは経験を積まないといけません、弊社ではゼリー状に固める薬剤を使用して処理しさらに排水管内も高圧洗浄を行います。

特殊清掃とは感性で行う緻密な作業

特殊清掃のゴールとは完全ににおいが消え部屋として機能すること、これがゴールとなるのは言うまでもありませんがその工程の中でにおい発生源すなわちご遺体痕を探すと言うのが最初の重要作業になります。

表面上見えている部分だけ拭ったり洗ったりしてもどこかににおい発生源が流れていればにおいは永遠に消えません、ですからこの発生源を検索するというのはひじょうに重要で経験値や想像力が求められるものです、特に目に見えない部分がどうなのかというのはとても重要なのです。

目に見えない遺体痕を探すという行為はかなり難しくマニュアルやルーティンでやれるものではなく感性の問題とも言え、まさに人間力が問われる部分でいくら万能な機械や精密な機器を使用していてもそれを使う前段階は意外とアナログな部分なのです。

特に排水管や床下などは目に見えませんから当初の状況から想定しながら進めるしかなく少しでも流れ込んでる懸念があれば洗浄するという慎重さが必要です。

特に排水管洗浄まで気が回る特殊清掃業者は少なく、良くて洗浄剤を入れる程度です、まごのては公共下水へ通じる排水桝を洗浄できる高圧洗浄車、室内の排水管を洗浄するポータブル高圧洗浄機、管内カメラを装備していますので完全な施工が可能なのです。

☆動画:お風呂で死後三か月 排水管の高圧洗浄

【技術情報】臭いの原因となるご遺体痕汚れはコレ

孤独死による臭いを消臭するにはその臭いの元であるご遺体痕を完全に取り除くことが必要です。ご遺体痕とは人の体から流れたもので時間の経過とともに腐敗し細菌が発生し臭いを発するようになるのです。ですのでご遺体痕をしっかり検索し洗浄するという作業が不完全であれば絶対に完全消臭はできないのです。

経験のない特殊清掃業者が施工し、完了後に臭い戻りや臭い自体取れていないのはご遺体痕の処理が不完全だからです、特に経験値が低い特殊清掃業者の場合はご遺体痕そのものを見落としまったく洗浄していないこともよく見受けられます。

特に洗浄残しや洗浄忘れが多いのは「ハエ跡」や「ウジ跡」です。ウジが這った跡やハエが止まった後はご遺体痕と同じです、ご遺体痕が付着したハエが天井や壁や建具に止まる、その結果臭い発生源を付着させるという図式です。ハエの跡なんてほんの数ミリですが、残さず除去することが大事です。

他社が特殊清掃をしたにもかかわらず臭い戻りを起こしたという、やり直し事案のほとんどでハエ跡の洗浄不足がありました、ひどい場合はガラスサッシのレールに山盛りのハエの死骸がそのままあることも多いです。また巾木を取って洗浄していないこともあります、ウジ虫は隅に逃げ込む性質があり巾木のわずかの隙間でも入り込んでいます。

ハエ跡はほんの一例ですが、特殊清掃はこのように「見るべき」ポイントがたくさんあるのです、特殊清掃は感性でやるべきことという意味がお分かりいただけると思います。

流れるご遺体痕
僅かの隙間に流れ込む腐敗体液
隙間に入り込むウジ虫
隙間に入り込むウジ虫

孤独死ご遺族からの感謝の手紙

この度は母のマンションの掃除をしてくださりありがとうございました。

72歳の母は気丈な性格でしたので、私が家の事を手伝いに行っても「自分の事は自分でする」といってはねのけるような人でした。その言葉通り、自分のことはきちんとしており、いつ自宅に行っても綺麗に片付けられている状況でした。

近年は年齢からの衰えで、弱っているようにも見て取れました。本人は言わなかったのですが、心臓の調子が悪く病院に通っていたようです。

近隣の民生委員さんが、母の自宅にちょくちょく訪ねてくれ、私にまで報告をしてくださっていました。今回の電話もいつもの報告だと思っていたのです。すると「チャイムを押しても出てこられない」というものでした。

私がマンションに駆けつけて合鍵で母の部屋に入ると、お風呂に浸かったまま亡くなっている母を見つけました。冬の寒い日だったので、ヒートショックを起こしたようです。お風呂以外はいつもの母の部屋でしたので、入浴中の事故でしょうと警察の方がおっしゃっていました。

お風呂に浸かったままでしたので、母の遺体も傷んでおり、お風呂のお湯も真っ黒でした。

急なことでしたので何をどのようにすれば良いのか全くわからず、マンションの管理人さんにまごのてさんをご紹介いただきました。

お風呂の色は変色していましたので、風呂釜ごと交換しなければならないと思っていましたが、とても綺麗にしてくださいました。ニオイまでなくなったことにびっくりしています。

遺品整理のお願いもしましたが、スタッフの方が作業をしながら母の話を聞いてくださり、私の思うようにしてくださいました。

本当に急なことで気持ちの整理がつきませんでしたが、まごのてさんにご依頼したことでスッキリした気持ちになりました。本当に感謝しています。

千葉県千葉市 〇〇涼子
 
孤独死遺族からの手紙

確実にご遺体痕を見つけ完璧な清掃を行います

株式会社まごのては東京都内はもちろん神奈川、千葉、茨城、埼玉、(山梨、群馬、栃木の一部地域)で特殊清掃を行う会社です。

私たちの特殊清掃における着地点は完全に汚れがなくなり臭いがなくなり部屋として機能することです、賃貸であればすぐに貸し出せる、一般住居であればその日から住めるという形を目標とする方針です。

もしにおいが取れなければ完全返金保証を付けるという自信がなければできないサービス展開を行っています、孤独死など突発的な予期せぬ事態が起こっても慌てずまずはまごのてにご相談ください。

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孤独死などが起きどうしていいかわからない時はひとまず落ち着いてまごのてにご相談ください。
経験の少ない一般の人があれこれ考え模索しても何ら進展しません、急病人が出た時にためらわず119番に電話する感覚で構いません。
現況を知りうる範囲でお伝えください、その上で今何をすべきか、今後はどう進めるべきかを順を追って的確にお知らせいたします。まごのては東京近辺では間違いなく問題解決が素早く特殊清掃業者です。

記事執筆:

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史

主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。 

東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ

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