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ゴミ屋敷片付けや遺品整理を『不用品回収業者』に任すのは危険
私たちまごのての元には毎日ゴミ屋敷のお片付けや遺品整理のお問合せをいただくのですが、相談時の第一声が「不用品回収をお願いします」という出だしから始まることがあるのです。確かにゴミ屋敷も大半が「ゴミ」ですから一般のお客様が「不用品回収」という表現をしたとしても変ではありません。
最近必ず役立つゴミ屋敷片付け業者で検索上位業者を評価します!という記事と東京付近の『ゴミ屋敷片付け業者』広告エリアの業者を評価しますという2つの記事を書いたのですがどうしてゴミ屋敷片付けに不用品回収業者が出来もしないのにどんどん入り込んできてるのかがわかりました。詳しくはゴミ屋敷片付け業者検索上位記事の中で詳しく書いていますので興味のある方は参照してください。
この記事はゴミ屋敷のお片付けは不用品回収業者には出来ないということと、ゴミ屋敷のお片付けと不用品回収はまったく別の作業であって不用品回収業者に部屋の片付けを任せても綺麗になりませんよという構成になっていますのでゴミ屋敷や汚部屋を綺麗にを片付ける業者探しをしてる方は参考にしてください。
おそらくこのような視点から書いた記事はありませんので不用品回収とゴミ屋敷の片付けとの違いや費用の差や相場観をお知らせします。不用品回収業者を貶めたりdisる目的ではありませんが、昨今の不用品回収業者の集客手法に疑問を感じることがあるのと、やはりそれぞれ業者ごとの専門がありますので、ご自身のお片付けニーズを満たせる業者なのかを見極めてほしいという啓発も含んだ内容となってます。
株式会社まごのてはゴミ屋敷の片付けや掃除、特殊清掃を主軸とした業務内容で15年間営業し今までに1万件以上の部屋を片付けたり清掃したりしました、それら膨大な経験を元に部屋のお片付けや業者探しをしている人向けに正しい情報を発信しています。
似てるけど違うゴミ屋敷片付けと不用品回収の違い
ゴミ屋敷のお片付けや遺品整理依頼を「不用品回収をお願いします」という相談から始まることがあるのですがヒアリングを進めると実はゴミ部屋でそのお片付けや掃除が必要ということがあります。同じように不用品回収という言葉から始まり実は特殊清掃や遺品整理が本当の望む作業だったりすることもあります。
確かにゴミ屋敷(部屋)は不用品(ゴミ)ばかりですから広い意味では間違いではありません、これはあくまでも業者目線なのですが不用品回収と聞けば家具や家電などの粗大ごみを回収するだけという判断をしてしまいます。
一方ゴミ屋敷片付けとなると単純にゴミ回収とはならず、いわゆるお片付けや掃除の要素が加わりますので作業内容がまったく違うということになります。同様に遺品整理も同じで確かに遺品整理は家具や家電も捨てることになるためなんとなく意味合いは似てますが作業内容はまったく異なり整理するという要素が加わりますので単純な不用品回収とは一線を画します、これはあくまでも我々業者目線の話であってお客様はその線引きが何なのかは実はわかりません、わかっていなくて当然というのが現実的なところではと思います。
では本来の目的である部屋のお片付けや清掃関係を不用品回収を主とした業者に依頼してしまったらどうなるでしょうか?確かに不用品回収を主としてる業者ホームページにはゴミ屋敷の片付けも遺品整理も特殊清掃も一緒くたにメニューに掲げていますので正直見分けがつきません。
ここで断言しておきますが、不用品回収を主とした業者にゴミ屋敷の片付けも清掃も遺品整理もできません!出来ると書いてますが出来ません。そのあたりを詳しく紐解いてお伝えいたします。
作業日当日は3名ほどの男が土足のまま入室し、必要な物も聞かれることなく手あたり次第に袋に投げ入れていったそうです、一応口頭では伝えていたそうですが注意しながら進めてるふうにはとても見えなかったらしく、時々「それは捨てないで」というのが精いっぱいでした。
終わった後部屋を見渡すと捨てないでと言ってた物がなかったり、細かなゴミがまだ残っていたり、共用廊下もゴミだらけという有様で後悔しか残らなかったと振り返りました。
不用品回収業者はゴミを回収するのが仕事であって、部屋を片付けるとか整えるという視点を持ち合わせていませんし、部屋を綺麗にするという教育も指導もされていないから当然と言えば当然です。
私たちは業者選びを間違ったために悲しい思いをして経験がある人をたくさん知っています、出来もしないゴミ屋敷の片付けや遺品整理をやると書いて集客する業者が一方的に悪いのですが、お客様もシビアな目で業者選びをしてほしいと思います。ゴミ屋敷片付けや遺品整理業者の専門性について記載した記事がありますので是非下記リンクからお読みいただければと思います。
遺品を投げてトラックに載せたのを見て悲しみ倍増
以前お母様が亡くなった時に葬儀会社紹介の業者に依頼し痛い目を見たのでしっかり作業をしてくれる業者を紹介してほしいということでした。
現地で見積もりがてらお話を聞いたところ、当時来た業者はぜんぜん遺品整理と様子ではなく、タンスや家財をトラックに投げて放り込む様を見た時は膝から崩れ落ちたと仰っていました。
室内でも貴重品捜索や形見の物を探す様子はまったくなく、引出しの中を見ずにタンスごと引き摺って出したのはびっくりし、遺品整理業者なんてこんなものかと心底感じ、遺品整理なんてするんじゃなかったと思ったという言葉には胸が痛みました。
その業者が不用品回収を主とする業者だったのかどうかは定かではないですが、遺品整理専門でこのような作業をする業者はまずなく、トラックに投げるという表現からも遺品整理業者ではない業者ということがわかります。
遺品整理は文字通り遺品を整理し形見分けをしたり、貴重品を探したりという故人とご遺族との架け橋となる気持ちと緻密な作業が求められます。ゴミ屋敷のお片付けも同じく、何らかの事情でゴミ屋敷化した部屋から大切な物や普段使ってる物を仕分けたり分別しながら進め最終的には部屋を綺麗にするという目的の元進んでいきます。
不用品回収業者はお客様が不要と判断した家電やタンスなどの粗大ゴミを室内から搬出するだけの簡単なお仕事ですから、そこの感情や心は必要ありませんし、そもそも持ち合わせる必要がないのです。
つまり業種や作業内容で特色があって不用品回収業者にゴミ屋敷のお片付けや遺品整理が出来なくとも作業が荒くとも致し方ないとも考えれるのですが、それらの専門業務まで出来ると掲げてるからお客様が混乱してしまうのです。部屋のお片付け関連の業者選びは難しいという所以はこのあたりにあると考えられますので慎重に業者選定を行いましょう。
不用品回収業者が出来ることは限界がある!
本当の真意は私たちにもわかりませんが、彼ら不用品回収業がゴミ屋敷も遺品整理も不用品回収の一種と考えてるからです。
ゴミ屋敷のお片付けを誤って不用品回収業者に依頼してしまったお客様の例でもわかるように最終的にはゴミとして処分する、この部分だけをやってるのにすぎないのと、その程度の思考しかないから平気でメニューに入れているに過ぎないのです。
まず服装がジャージにスウェットといういで立ち、で髭面のロン毛。これがまともな接客をする格好でしょうか?どうせゴミ回収なんだからという気持ちが服装や風貌ににじみ出ています。
ホームページは綺麗に作られており、どこかからパクってきた作業写真も入れ、年間実績何千件と書き、大手企業ともたくさん取引があるように書いてますが、スウェットにジャージで髭のロン毛です。先ほどの例でも書いてますが、共用部は汚したまま、部屋にもゴミを残したままととても清掃作業をする感覚とは程遠いと感じます。
このような者を安心して部屋に入れる勇気ありますか?私なら到底できません。
ゴミ屋敷の方は人目を気にしますので、こんなトラックにゴミをバンバン積んでいれば周囲に丸わかりですし、遺品整理で廃棄するタンスや家具をこんなトラックに積まれていたらどうでしょうか?
不用品回収屋と我々専門の片付け業者はこのように細かい部分に気配りができるかどうかだと思います。また何故かレンタカー率も高く、軽トラを多用するのも特徴的です。レンタカーを使うことは別に違法ではありませんが年間何千件も実績があると書いてるのに自社トラックを持てないのはどうしてかという不信感はぬぐうことはできません。
不用品回収業者がゴミ屋敷片付けをやると費用がメッチャ高い
まず不用品回収業者は先ほどから書いてる通り、メインとする作業がお客様が指示した不要な家具や家電を部屋から出すだけで、作業的に時間もかかりませんし何かを考えて組み立てることもあまりありません。しかし不用品回収業者がゴミ屋敷の片付けをしようとするといつもやってる作業と全然違いますし、ゴミ屋敷を片付けるための人員もいなければ車両や装備も持っていません。
つまり本来できないことをやろうとするから歪が出る、その歪がお片付けの見積額として現れるのだと思います。普段はタンスや冷蔵庫など目で見て数えれるものしか扱ってないので山となって部屋に鎮座してるバラゴミの量を計ることこともできませんし、どんな作業方法で進めればいいか見当もつかないし人員もいない。
しかも年間何千件もやると書いてるわりに軽トラしか持っていないから当然非効率だから料金もアホみたいに高額にならざるを得ない、だいたいこんな図式だと思うのです。下記に不用品回収業者がゴミ屋敷片付けの費用を算出したらメッチャ高かったという例をご紹介します。
このゴミ部屋の見積もりを見てもわかるように専門ではない業者が見積もりを出すとこのように大きな開きとなってしまうのです。最初に見積もりを出した2社については東京付近の『ゴミ屋敷片付け業者』広告エリアの業者を評価しますの中にも名前を連ねてる不用品回収業者です。
まごのては安くて良心的であると言いたいのではなく専門と兼業もしくは自称専門業者とはこれだけの差があるということをお伝えしたかったのです。かなりの数のお客様が高いと思いつつ依頼してるのではないかと思い取り上げました。
解体業者が紹介した残置物撤去業者が220万円、ネット広告を出してる不用品回収業者が180万円、同じく不用品回収業者が200万円と軒並み200万円となっていました。180万円を提示した業者に一度は発注したものの不動産会社経由で再度私たちに声がかかりました。
家の人にヒアリングを行ったところまだ探し出せていない物もあり、お片付け最中に要不要選別をしながらの作業が必要なこともわかりましたがそれでもMAX140万円と見積もり書を出したのです。不用品回収業者の特徴として一般家庭の単品回収で軽トラに乗る程度の物ばかり日々扱ってるのである程度大規模になってしまうとたちまち量が読めず結果的に適当な見積もりを出してしまうのかもしれません。180万円と200万円と付けた業者も上記記事の中に業者名がありますので是非お目通しください。
あえて不用品回収屋を使うメリットありますか?
ゴミ屋敷の片付け現場でも取り置いてほしいと言った物が無くなったり、探し物が見つからなかったり、床が汚いまま完了と言われるのは決まって不用品回収業者です。今まで読んでいただいて分かると思いますが、部屋を綺麗にするとか整えるという観点で仕事をしていないのですからある意味仕方ないのです。
特殊清掃や遺品整理の現場でもそうです、土足のままズカズカ上がり込みご遺体痕があるまま家財を投げるように搬出し、共用廊下やエレベーター内を汚すのも不用品回収屋の仕業であることが多いのです。大事な物がある部屋や、生活の場である場所には不用品回収業者を入れない方が良いという理由です。
こんな状況に陥る可能性が高いのに不用品回収業者を使うメリットあるでしょうか?料金も安いわけではなくスキルも低いのですからメリットは皆無ではと思います。
このようにその業者のメイン業務は何かを調べるのはひじょうに大事です、理由は作業の難易度と専門性にあります。まず特殊清掃(人の死があった部屋の清掃や消臭)が一番難易度が高く本来誰でも参入できるものではありませんし、遺品整理も上記でも書いてますように心根の部分が重要です、そしてゴミ屋敷の清掃も要不要選別能力や清掃(クリーニング)のスキルも必要です。
これらの専門業者は多少荒っぽい表現ですが潰しがきくのです、特殊清掃や遺品整理を常日ごろからやってる業者は単純な不用品回収は簡単に出来てしまいます。
一方単純な不用品回収しかしていない業者が遺品整理やゴミ屋敷片付けをしようとしても一朝一夕で出来るものではなく「ごっこ」の域を出ませんし、ましてやまったくベクトルの違う特殊清掃は真似事すらできません。※その真似事やごっこを平気でするからこのような業務でトラブルが多発しているのです。
不用品回収業者は単純な不用品回収を依頼したい時に使う業種であって、お片付けや清掃に関連する場合には使わない方が無難であると断言しても良いでしょう。下記のリンクには不用品回収業者がよく使う定額積み放題パックは危険ですというものですので是非参考にしてください。
不用品回収がメインの業者かどうかの見極め
その業者の本業の見極めポイントですが、まずホームページ内にオリジナル画像が多用されているか、その画像内にしてもらいたい作業内容写真や実体験記事があるか。
そもそもゴミ屋敷片付けや遺品整理と不用品回収が同じように扱われていないかを記載してる文中から読み取ってみましょう、どっちの目線から書かれてるかがある程度読み解けます。そして使用してるトラックです、これは写真にないこともあるので何とも言えませんが、平ボディの小汚いトラックであれば不用品回収屋です、遺品整理やゴミ屋敷片付けをメインとしてる業者は外から丸見えの平ボディはまず使いません。
このように見極めポイントはいくつかあり業者ホームページをじっくり観察すれば意外と見えてくると思います、またTwitterなどのSNSも併せてチェックするとより精度が高まります。ただ最近は不用品回収と遺品整理やゴミ屋敷片付けのホームページを分けたり屋号そのものを違うものにするなど偽装工作も盛んですので、住所チェックや代表者チェックも必ず行いましょう。下記に3つリンクを貼っておきます、ゴミ屋敷片付けで検索で出る上位業者、広告を出してる業者、そして東京で不用品回収の広告を出してる業者をそれぞれ評価したものとなっています。
必ず役立つゴミ屋敷片付け業者で検索上位業者を評価します!
東京付近の『ゴミ屋敷片付け業者』広告エリアの業者を評価します
東京の不用品回収業者で広告を出してる業者15社徹底評価
ゴミ屋敷のお片付けと清掃専門のまごのて
東京近辺のゴミ屋敷片付けは安心してお任せください
まごのては片付け料金の安さや費用をいかに抑えるかという部分での競争はしません、どうすれば快適な綺麗な部屋になるかのご提案を中心に行います。
中には価格重視、片付け費用が安く済むなら不正があっても致し方ない、清掃員の質などなんでもいい、部屋に傷が付こうが共用部を汚そうが、とにかく安ければいいというお客様のニーズは満たせませんが、安心で安全なお片付け業者でなおかつ確実に綺麗になることをご要望のお客様は迷わずまごのてにご相談ください。
株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史
主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。
東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ
孤独死が起きてお困りの方は私にお気軽にご相談ください。