ゴミ屋敷片付けコラム

業者の選び方
2025.05.10

代金先払いのゴミ屋敷片付け業者を敬遠しなければいけない理由

先にお金は100%詐欺
振り込め詐欺の標語に『先にお金は100%詐欺』というものがありますが、今回の記事は悪徳ゴミ屋敷業者や不用品回収業者の先にお金は要注意というもので、悪徳なゴミ屋敷業者被害に遭わないための啓発記事です。

一時期多かった代金前払いの片付け業者ですが、ここ最近になってまたこのやり方で暗躍する業者の情報が入りましたので以前の記事と少し角度を変えて書いていきたいと思います。ゴミ屋敷のお片付けだけではなく商品売買でも先払いは警戒しなければいけないのと同じで、無形サービスであるお片付けや清掃で代金先払いは絶対にあり得ませんし、先払いといってくる業者はどんなに魅力的に感じても接触してはいけない片付け業者ですのですので注意しましょう。

そもそもお片付けや清掃依頼のお金のやり取りは同時履行が原則で、完了時に部屋を引渡すと同時にお金をもらうのが法的にも慣例的にも正しい方法で、稀に高額な事案や特殊な作業日程などの場合はその都度支払や一部前払いはあるかもしれませんが大原則は満額同時履行です。

部屋のお片付けを業者依頼した際に前払いを要求する業者はどうヤバいのか、また強引に支払いを迫られたらどうすればいいのかなどを実際にあったトラブル事例を交えながらお伝えしようと思いますので是非最後までお読みください。
 
代金先払いゴミ屋敷業者に注意

 お片付け 途中で作業をやめられる事例多発

この記事はあるゴミ屋敷の片付け業者が作業を途中で棄権したことに端を発した記事です。しかもあろうことか清掃代金を先にもらっておきながら返さないという暴挙!どうして途中で作業をやめてしまったのかの理由ですが、このお客様の室内には使用済みの紙おむつが大量にあったためらしいのです。

お客様は現地調査時に知っていたはずなのにどうして?と困惑し私たちまごのてに再依頼となったのですが、この女性のお客様は作業を途中で辞められたこと自体もショックでしたが何よりも作業をやめるに至った原因を言われたことが何よりもショックだったそうです。

女性のお客様が部屋を業者と言えども見せるというのはひじょうに勇気がいることです、誰にも知られたくない物だって部屋にあることも当然あります、どんな理由があるのせよ請けた仕事を途中で投げ出すなど到底許されることではなく、そんなモラルの欠片もないような業者がゴミ屋敷片付けのプロと掲げてるのは本当に許しがたいことです。

ゴミ屋敷や汚部屋と言えども生活の場です、心無い業者を排除するためにもどうか一番最初の業者選びでは是非とも慎重に行っていただくようお願いいたします。

悪徳片付け業者が詐欺に問われない理由

片付け業者に先にお金を支払ってしまうリスクで代表的なのは上記で書いたように途中で作業をやめられたり、作業途中で料金つり上げをされることです。お客様は当然完了までのすべての費用を支払ってるのですから当然そのまま事前に決めた作業内容と完成形で引渡されることを期待してるわけです。

ところが途中で作業をやめて部屋が綺麗になっていなかったりゴミを残されたら当然完了と見做すことはできず法律的に言えば債務不履行の状態です。業者とお客様はお互いに債権者であり債務者の関係で、業者側は片付け業であればゴミを片付け部屋を綺麗にするという債務を負ってるおり同時に対価を請求できる債権者でもあります。この関係があるから業者は決められた通りの作業をし決められた通りの姿にして引渡すのですが、先払いをさせることで主導権が100%業者側に握られることになり、もし不具合があってものらりくらり交わされてしまうということになるのです。

どうして100%お金を受け取りながら途中で作業をやめても詐欺に問われないのか疑問に思うかも知れませんが、詐欺とは嘘を言って他人の財物を交付させること、です。部屋を片付けて綺麗にしますよと言い先にお金を払ったのにそのまま逃げたら詐欺になりますが、たとえ少しでも手掛けたら騙す意図があったとは言えず、ただの債務不履行ということになるので詐欺として扱われないのです。

悪徳業者が法律的なことを知ってるとは思えませんが、悪徳片付け業者が詐欺で検挙されないのはこんな理由からですので充分気を付けましょう。

先にお金のゴミ屋敷業者は危険

代金先払い片付け業者の真の目的とは

千葉県市川市のアパートの大家さんからゴミ部屋を片付けてほしいと相談があり、これもどうやら他の業者が作業に入ったものの部屋数を間違えたらしくこれ以上進めるなら追加40万円と言われたが怪しいので継続作業をやめたというものでした。

話を進めていくと間違うも何も1Kのアパートです、玄関を開けると廊下があり左右に水回りがあるという1Kの一般的な間取りですから間違えようがありません。その業者いわくゴミが多すぎて廊下の部分を部屋だと思い込んでしまったとのことでしたが、総平米数23程度の部屋で廊下を部屋などと考えるはずがないのです。

送ってもらった写真を見ると玄関から部屋入口のドアまでは確かに終わっています、ですがその先の部屋はまったく手つかずで天井まであと1mという状態のゴミが残ったままです。

作業に入ったゴミ屋敷業者は現調時に全部のゴミを取って55万円という見積書を置いていますが、廊下しかやってないのだからいいとこ1/3ぐらいしか払ってないだろうと思いきや予定通りの55万円を支払ったというのです。

この例は最初から追加費用を取る気満々の仕掛けに他ならず、もし廊下だけ終わらせても55万円のボッタクリモード、あわよくば口車に乗ってくれたら40万円追加の暴走モード突入と目算したのでしょう。いずれにせよ最初から悪意ありと言わざるを得ない事案でしたが、この途中で片付けをやめて続けてほしければ追加というやり方はかなり横行しており、ボッタクリ悪徳片付け業者の常套的な手口です。

先払い業者の意図とはこの事例のようにお金を人質に取って後に引けなくしてしまういわば心理戦です。パチンコでしこたま突っ込んで負けてる時にあと少し、次は必ずという心理と似ており、今作業を終わられると大損してしまうという心理状態に付け込むのです。代金先払いはさせなくともゴミ屋敷の片付け依頼をしたにもかかわらず部屋が綺麗にならなかったという事例は近頃特に多発してるようですのでお気をつけください。下記リンクには部屋の片付け依頼をしたけど途中で終わらせれてしまった例をご紹介していますので是非参考にしてください。
 
部屋が綺麗にならない自称ゴミ屋敷の片付け業者

泥棒目的の片付け業者金目の物を奪取したい!

代金を先払いさせる業者の特徴として作業時にお客様には退出させるということが多いです。以前まごのてにお片付け依頼の女性はあわや先払い業者に依頼する寸前だったのですが、代金は先振込でしかも作業は数日にわけてやるけどいつ来るかわからないのでキーボックスを設置し鍵を常に入れておいてほしいと言われたそうです。しかもご丁寧にお客様が仕事で不在の日をわざわざ聞こうとする質の悪さです。

これも先にお金を払ってる弱みにつけこみお金払ったから仕方ないかと思わせる作戦で、しかも金目の物を漁る気満々です。だいたいは先払いとお客様を現場から遠ざけるのはセットですが、先払いではないけどお客様を退出させようとする業者も危険で、絶対に依頼してはイケナイ業者であることは覚えておきましょう。

もし不在のまま作業をさせてしまうと当然何らかのトラブルに見舞われるのは必然で、必要な物まで捨てられたり、金目の物を物色され金品を盗られたりすることは多くあり、しかも実際にあったかどうかを証明できないことがほとんどなので事件化しにくいのです。特にご遺品整理で業者だけで作業させるのは危険で、依頼者すらどこに何があるかわからないのですから悪意ある業者にとってはまさにパラダイスです。

先払いしてほしいと業者に言われた場合の対応

選んだ片付け業者に代金先払いと言われた際の対応方法ですが、そう難しく考える必要はなく払わなければいいだけです。ただし先払いと言っても2パターンあり、お金を払ってはじめて作業日を決定する場合と、作業日の開始前にお金をくださいというパターンがあります。

後者の作業当日であれば用意しておくんで完了後に払いますと言えば良く、普通の業者であればそれ以上言わないはずです。もし強硬に作業しないと言ってきてもそのまま帰ってもらいましょう。ポイントは絶対に自分から帰れと言わないことです。当日キャンセルだからキャンセル料寄越せと言いかねませんので必ず業者に選択させてください。

お金を払ったら期日を決めるようなパターンの場合は払わなければ先に進みませんので放置でもいいですし、一応片付け依頼はしませんと電話してもいいでしょう。これはあくまでも断ることが前提の方法ですので依頼したいということであればこのような対応はしなくていいですのでお好みでお選びください。

このような面倒を防止するためにもオンラインでの見積もりを推奨しています。ゴミ屋敷の方は気が弱い方も多いですので頭ではヤバイと思っていても仕方なく支払ってしまう人も多いと思いますので、見積もりだからと安易に入室させるのではなくオンラインでやり取りをしましょう。関連記事:ゴミ屋敷、不用品回収見積もりは安全なオンライン見積を推奨

先払いと言われたら払わなければいい

片付け代金先払いの例外事例

片付けや清掃作業と代金は完了をもって同時に履行が大原則ですし、先払い要求があるような業者は依頼しない方が良いとお伝えしてきたわけですが、それとて一部例外があり先払い要請が正当な場合もありますので、まごのての場合はというものをお伝えします。

1.作業全体で300万円を超える場合は30%の前受け金をいただきます。ゴミ屋敷のお片付けではほぼあり得ない金額ですが孤独死の特殊清掃でリフォームが絡んでくると300万円超はあり得ます。

2.工期が長期に渡る場合は工程ごとに清算。例えば4/1にゴミのお片付けをし5/1にハウスクリーニングをするという場合にはご依頼としては一貫していてもセクションごと完了時にお支払いただきます(前払いではない)

3.お客様に信用不安や支払懸念がある場合。上記でお客様も完了時にお金を払うと言う債務を負っていますが稀に支払履行がされない懸念を抱かせるお客様もいます。基準があるわけでも判断材料があるものでもありませんが、一番わかりやすいのは作業時は外出し後で戻ってくると言う場合で作業内容が何ひとつ残さず全捨ての場合などです。

特に(3)はレアケースですが私たちの仕事は一般個人のお客様を対象としていますので、様々な方がおり、中には悪意を持って近づいてくる方がいるのも事実で、かつて外出したまま戻らず意図的に支払いを免れようとした人もいたことから社内ルールを厳格化しました。

ゴミ屋敷のお片付けは高額な作業ですから作業に不備があったり未完だとお客様は大きな被害を被りますし、業者側もお金がもらえないと死活問題となりますので双方慎重でなければいけないのです。ただやはり片付け代金の先払い要求はよほど正当な理由がない限り呑むべきではありませんので注意しましょう。

まごのては安心と安全を追求する片付け業者

今回の記事は代金先払いの片付け業者に依頼してはいけないということと、悪意ある片付け業者を立ち合いなしで作業をさせてはイケナイという内容でしたが、正直普通の感覚であれば起きないことだと思うのです。

見ず知らずの得体の知れない会ったばかりの業者に何十万円時には百万円単位のお金を先に払ってしまうことや、得体の知れない業者を自分のプライベートスペースに入れてしまうことも冷静な判断をすれば絶対あり得ないのです。ところがゴミ屋敷片付けのご依頼者は急いで焦っていたり、ゴミ屋敷であることに後ろめたさがあるので常識的に考えられないようなことでも受け入れてしまうのです。

そんな心理状態を巧みに突いてくる業者を私たちは許せませんし、1日でも早くこんな被害に遭う人がなくなれば良いと思っています。もし東京近辺でゴミ屋敷でお悩みのお客様は是非まごのてにご依頼ください。私たちは必ず部屋を綺麗にしますし、お金も完了時と引き換えですので安心してお任せください。

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東京近辺のゴミ屋敷片付け業者ならまごのて

ゴミ屋敷をキレイにしたい、遺品をきちんと整理したいとお考えの人で地域が東京近辺であればまごのてでいいのではないでしょうか?今回取り上げた先払いさせた上に作業を途中でやめる業者などに遭遇したらそれこそ目も当てられませんし、何より片付けようと考えたその意思すら無駄になってしまいます。

今の時代は性善説など一切通用せず、ホームページもしっかり持ってる業者さんだからという理由で信用など一切できないのです。特に立派なホームページがあり、年間施工実績も何千件と書いてるような業者がアパートの一室が拠点であったり、シェアオフィスの住所だったら実態すら怪しく、また東京近辺ではそのような実態がよくわからない業者が山ほどありますので充分にご注意ください。

実績豊富で技術的にも間違いのない部屋の片付け掃除業者はまごのてだけですので、心配せず私たちを信じてお任せください。

ゴミ屋敷片付けるならまごのてでしょ
記事執筆:

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史

主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。 

東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ

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