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ゴミ屋敷片付け料金はどう決まる?3要素+αで全公開

今ゴミ屋敷の片付け業者をネットで調べると東京近辺でも無数の業者が出ますが、ほとんどの業者サイトでは軽トラ1台9800円、ワンルームのゴミ屋敷片付け相場は3万円~5万円が相場で高くても8万円といった情報が溢れており、これなら気軽に依頼できると思ったお客様がお問合せをすると何十万円単位の話をされびっくりしたというのが大方の流れです。
冒頭に書いておきますがこれらは不用品回収業者が関心を惹くためだけに書いてる「嘘」で過去に極めて少量のゴミ回収を数千円でやったことがあるとか、そもそも「~」表記なんだから嘘ではないと詭弁を使う材料になっているだけですので充分にご注意ください。
正直言ってゴミ屋敷のお片付けが数千円で片付くことはなく、人件費やその他経費も値上がりしてる中3万円で片付くことすら難しい時代にあって犬のおやつ代程度の料金表示をしてること自体がそもそも間違っているのです。
この記事は大前提としてゴミ屋敷のお片付けはそれなりに高額であることを踏まえた上でどのような経緯と根拠をもって料金が確定するのかを解説いたしますので是非最後までお読みいただければと思います。なお手っ取り早く実際の料金を知りたいというお客様は間取り別の実際の費用を掲載した記事がありますので参考にしてください。
▶ひとり暮らしのゴミ屋敷片付け費用相場は5万円~30万円!
ゴミ屋敷のお片付け料金の決まり方は大きく3つ+1
1.ゴミの処分費 | 室内のゴミの量と内容で決まります |
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2.作業費 | 部屋を片付けていくための作業料金で人件費と同義語 |
3.トラック経費 | 搬出したゴミや不用品を処分場へ運搬する費用 |
※上記はどんな作業にでもかかる費用で基本的な土台となる項目です | |
+1.オプション料金 | ハウスクリーニングや除菌消臭、害虫駆除などの付帯作業 |
下記はあるゴミ屋敷の引越前片付けをした部屋です。各項目ごとの料金を記載していますので参考にしてください。総トータルの費用は部屋のお片付けで19万円弱(税別)仕上げのハウスクリーニングで4万円でした。
▶ゴミの量と質で料金が決まる!ゴミ屋敷片付け料金徹底解説
ゴミ処分費・作業費・輸送費の料金基準
ゴミ屋敷のお片付け料金が決まる3つの要素はどれも削るわけにはいかず、原価が高騰してる中で利益も確保しなければいけないのですから事業者としてはなかなか厳しい展開になっているのは事実で、まごのてでもお片付け料金をいかに安く提供できないかを模索した時期がありましたが、絶対的な柱である3つに対して何らかをしようとすれば違法行為に手を染めなければいけないことになるので逆にきちんと料金設定をしハイクオリティな仕事を提供し納得してもらうという方針にしたのです。
お片付け料金の決まり方

高度な技術を持つ清掃作業員の作業費(人件費)
昨今は直接雇用のアルバイトでも1日最低1万円+交通費は必要ですし、派遣会社経由であれば1日あたり1.8万円~2万円はかかります。まごのての場合は全スタッフが正社員ですので会社負担分の社会保険料や福利厚生費、その他教育費やその手前の採用費まで加味すると年収400万円でも1日あたり2万円強の経費がかかる計算です。
一人前のゴミ屋敷片付けや特殊清掃をするスタッフが年収400万円ということはありませんのでもう少し上のレベルで原価がかかってるのが実際のところで、まごのての場合は一人当たり作業費を2.5万円~3万円と設定してるのです。
まごのての清掃スタッフはすべて正社員ですし、技術力もありゴミ屋敷片付けや特殊清掃にどの業者よりも長けてるのですから作業費もしっかりいただくというのが基本的な考えです。
人件費を安く抑えようと思えば簡単で、お片付けや清掃スタッフをアルバイトにするか個人請負いにするか募集時点で騙して連れてくるしかなく、ブラック企業と呼ばれるような荒いことをすれば安くできます。いずれにしても今の時代は正攻法で人件費やそこにまつわる費用は下げることができないのです。
ただゴミ屋敷片付け業者の中には個人事業主も多く、いわゆる『作業費』を計上するという概念があまりなく上がってくる粗利=自身の収入のように考えることもありますので必ず作業費を計上する必要があると言うわけでもありません。
安くやってくれる業者を探すのであればくらしのマーケット加盟のような個人事業者を狙う方法もありますがあくまでも自己責任です。とは言え個人事業だとしても手続き上様々な法律や制限に基づいてるはずで決まり事をきちんとやればやるほど経費は上がりますので安直に安い安いと掲げてる業者は何らかの不正があると考えるのが今の常識です。
多くのゴミ屋敷片付け業者の書いてる料金とは大きくかけ離れてるように見えますが、まともなスタッフを雇用し、まともな運営をしていれば東京近辺であれば大きな違いになるはずはありませんので適当に書いてるか、一部だけ記載しているかのどちらかだと思います。
そもそもゴミ屋敷のお片付けでも遺品整理でも人が動いてこそ成り立つ労働集約産業ですので経費の大きな部分を占めるはずで、業界最安値と掲げるということは従事している者も業界最安値でこき使われてるのですから、作業費がゼロや激安料金提示の業者に依頼するということは間接的に犯罪の片棒を担いでるということになりますのでご注意ください。
▶ゴミ屋敷のお片付け作業時間と労働基準法の関係

今後も増大する可能性のあるゴミ処理費
お片付け料金総額の半分以上を占めるゴミ処理費ですが、どうしてゴミの処分費がこんなに高いのか、時にはゴミ処分費なんて無料じゃないのと考えてる人も中にはいます。まず一般的なゴミ処理は各家庭で出たゴミをゴミの日に集めて処理します、これは当然無料で行政の住民サービスの一環です。
確かに無料で回収はしますがゴミ処理事業にはお金が掛かっており、ゴミの回収やゴミ処理場の運営などで令和三年度は東京都で約530億円の予算を計上し運営していました。私たちは行政や自治体ではなく私たち(ゴミ屋敷業者)もゴミ処理業者も同じ民間ですので相応の費用がかかるということになります。
ゴミの処理場も許認可事業ですからコンプライアンスなどの縛りがきついので今後は益々値上がりする可能性はあります。埼玉県方面などでは外国人が運営する激安のゴミ処理場があるようですが不法投棄やその他法令違反がありそうなので絶対に使いません。関連記事ではお片付け業者の不法投棄が増加してる理由について書いた記事があるので併せてお読みください。
▶【緊急】片付け業者による不法投棄増加の理由
ゴミ屋敷片付けのゴミ処理料金の計算方法
例えば20平米の部屋に平均1mの高さでゴミがあるから20立米、それを2トントラックに換算すれば約1.5台という具合です。全体量を出したら次はゴミ質を加味していきます、ゴミ質とは水濡れゴミが多いとか食品系が多いとか家具が多いなどです。
最終的に出したゴミの量とゴミの質から1Kgあたり140円~160円の処分費を掛けて処分費が決まります。この処分費の算出を出せるようになるまで概ね2年はかかります、慣れてきてだいたいのパターンが理解できれば写真だけでも見当が付くようになりますが、意外と職人技ですのでよく見かける間取り別料金表やトラックサイズ別料金表はほぼまやかしでアテになるものではないと言えます。
よく見かける間取り別やトラック別定額制料金ですが、ゴミ屋敷のお片付けでは適用しにくく現実的ではありません。ある業者は畳1枚のスペースであれば1万円、つまり6畳であれば6万円が目安と謳っていますが、では50cmしか堆積していない場合と1mのゴミが堆積してる場合はどう計算するのでしょうか?1畳のスペースにペットボトルが堆積してる場合と衣類や雑誌が溜まってる場合では様子がまったく違ってきます。
たったこれだけのことを見ても定額制は無理があり、目安にもならないはずなのに多くの業者がホームページにあたかも相場のごとく記載していますが嘘誇張と言われても仕方ないレベルです。確かに多くのお客様は目安となる料金を知りたいとは思っていますが、すべてのケースが当てはまるとは限らないのでやはり目安は相場は無い、とご案内するのが正しいと思いますので、業者依頼してお片付けをしたいとお考えなら部屋の状況をお知らせいただいて料金確認をするのがもっとも手っ取り早いと思います。不用品回収業者の定額制表記は有利誤認表記でウソであるという記事へのリンクを貼っておきますので併せてお読みください。
▶【要注意】ゴミ屋敷の積み放題は本当に得?嘘の見抜き方と防衛策

ゴミの輸送費は関東運輸局の基準運賃と外注料金
まごのての場合は自社運搬ですが厳密に言えば関連子会社が輸送をしています。まごのてが作業上出たゴミを排出し、まごのての委託を受けた子会社のMGがゴミ処理場まで運んでいるのです。したがって当然運賃という形で計上しています。
計算根拠は関東運輸局が設定している2トン車の基準運賃と、もし運送会社に外注した場合の運賃を根拠としており、2トントラックの常傭で日あたり3万円+距離制運賃とその他諸経費(高速料金等)ですので2トン車が必要な現場であれば最低輸送費は3万円ということになります。
運賃収入3万円/日と考えれば22日稼働で66万円となり、その中からドライバー給与や燃料費、保険や車検積立を捻出し減価償却するわけですからけっして暴利ではないことがお分かりだと思います。もし仮に同じ車両をレンタカーでまかなうと当然3万円では済まず最低でも4.5万円の単価設定にしなければ成り立ちませんのでこの料金体系でも十分安い部類に入ると思います。
ガソリン代の高騰や車両購入費が高騰していますので、輸送の領域も今後料金アップにつながっていくかも知れませんので今後大きく変動する部分だと危惧しています。

根拠あるお片付け料金を提示するまごのて
昨今のゴミ屋敷片付けでも不用品回収業者でもあまりにも意味がわからない料金提示がされており、例えば軽トラック1台のゴミ処理が数千円やワンルームゴミ屋敷なら3万円などがその最たるもので、どうして3万円なのかという根拠が示されていませんので私がいつも伝えてる見た目だけで関心を惹きつけるだけの根拠なきものと考える所以です。
結局それらの料金はホームページ上だけの見せかけ料金であって根拠がないので実際的にも記載してる料金で収まることはまずなく、かなり高額料金を提示してることが多いようで、ホームページ記載料金は根拠のない集客するためだけのただの撒き餌であると断定します。
物の値段も清掃サービスも根拠に基づいたものを示さないと、ただ闇雲に安い安いと書いていても根拠が示されてなければただのお題目にすぎず、突き詰めれば嘘つきであるとも考えられるのです。多くのお客さまは安さだけを求めてるのではなくどうして安いのか安いなら安いだけの理由や根拠を求めてることを業者側ももっと知るべきと感じます。

部屋片付け業者の利益についてもバラします
上記でお伝えした単価にはそれぞれ利益が含まれており、逆を言えば目指す利益を元にして料金決定がされているということです。まごのての場合は基本的に粗利率45%と設定しています。20万円の仕事なら9万円が粗利となりその中から経費を除いていき最終的に残るのがまごのての場合で10%前後で、もし2億円の年間売上があれば約2千万円が粗利となりそこから消費税や所得税を払いますので最終利益は1千万円弱になってしまいますので到底莫大な利益とは呼べず、健全な会社運営をしていくには少し心許ないのが現実的なところです。
経費とはゴミ処理費などの直接経費と事務所維持費や福利厚生や宣伝広告費などの固定費を含みますので、事務所や車両を持たず事務員もなく個人で最低限で事業をしてる場合であればまごのてと同じ料金設定をすればかなり利益が残ることになります。このあたりは財務のお話しですので一般のお客様はピンとこないかもしれないですが、事業規模によっては同じ1万円でも価値が違い、他社では1万円で100出来るけどまごのてでは80しかやれない(もちろん逆もあり)ということもあるのです。
よく相見積で複数業者の料金を比べようという記事がありますが、事業規模や運営方針が似たような業者同士でないと正しい判断ができないことがお分かりだと思いますので、もし複数業者で料金比べをしたいのであれば同レベルの業者で行うのが正しい方法で、家電を買うときと同じで国産メーカーとメイドインC国とを比べても仕方ないのと同じですので充分に吟味していただきたいところです。もう少しわかりやすく言えば従業員が日本人の正社員ばかりの業者とアルバイトのクルド人だけの業者、税金も払ってなく、労災保険にも加入していないような業者と比較検討してもまったく意味を成しません。
つまり部屋のお片付け料金から上がる粗利は固定費が少なければ売価(片付け料金)を安く設定することが可能で、ゴミ処理費やトラック経費など直接原価は事業規模に関係なくほぼ変動しませんが固定費や福利厚生の部分ではほとんどお金が掛からないので事業規模によってはまごのての料金設定より40%前後安くしても成り立ちますので、お客様の中でとにかく料金さえ安ければ良い、安いことだけが基準だということであれば個人営業で開業間もない半分素人のような業者に依頼すれば激安での依頼は可能です。
下記リンクではまごのての場合は表面的な料金は高く見えるかも知れませんが結果的に安上がりでもしかしたらそれこそ業界最安値かもしれないという記事ですのでどうぞ参考にしてください。
▶ゴミ屋敷片付けの業者依頼で「安い」とは何か?本当の価値と料金

安心料金でウソが無いゴミ屋敷片付け業者「まごのて」
確かに表面上は高額に見えるかもしれませんが、作業内容や実際の仕上がりを見れば一目瞭然で、朝ゴミ山があった部屋でも夕方には素足で歩けるような部屋に回復しているのです。長らく入れなかったお風呂にも入れるようになってますし、清潔空間で寝転んでテレビが見れる部屋になってるのです。
まごのては綺麗で快適な部屋にするということを目標にお片付け清掃をします。そのためのスタッフを雇用し教育しています、多くのゴミ屋敷や汚部屋で悩む人を救いたい一心で日々やっていますので東京近辺でゴミ屋敷や汚部屋で悩んでるお客様は安心してご依頼ください。
▶ゴミ屋敷片付けのビフォーアフター写真集

変な情報に振り回されるのはやめましょう
料金面だけではなくお片付け方法や業者の選び方に至るまで一事が万事このような内容ですから利用するお客様は何もわからぬまま進めてしまうということが起き、結果的に騙されたり部屋が綺麗にならないという事態が多発しているのです。
このような憂き目に遭うことを避けるにはただひとつお客様側が防御するしかなく、知識を持つしかありません。垂れ流される情報を鵜呑みにするのではなくよく精査し、考えるということをすれば防げることが多いのです。お片付け料金についても常識的な判断をすれば人がひとり動いて数千円ということはないですし、軽トラックと言えども300Kgからの廃棄物を処理して数千円なんてことは絶対ないということがわかると思います。
大切なお金を使いプライベートスペースに他人を入れるということをもっと認識して事を進めればおのずと選ばなければいけない業者、選んではいけない業者がはっきりすると思いますのでしっかり吟味していきましょう。関連する記事に東京近辺のゴミ屋敷片付け業者の選び方を記載した記事リンクを載せておきますので併せてお読みください。
▶東京の優良なゴミ屋敷片付け業者を簡単に見つける方法
東京・関東一円でゴミ屋敷片付け対応
まごのては、東京都内全域を中心に、関東一円でゴミ屋敷や汚部屋のお片付けに対応しています。
江戸川区に本社があるため、東京23区や隣接地域(江東区・葛飾区・墨田区・浦安市・市川市・船橋市など)では即日対応も可能です。
また東京都以外でも、千葉県・埼玉県・神奈川県全域、茨城県・栃木県・群馬県・山梨県の一部地域まで幅広くカバーしており、規模の大きい一軒家の片付けから、ワンルームの即日対応までご相談いただけます。
「引越しまで時間がない」「大家さんの立ち合いが迫っている」など、緊急のお片付け依頼にもフレキシブルに対応いたします。
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株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史
主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。
東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ
株式会社まごのて
東京都江戸川区北葛西3-5-6
1011701018023 インボイス適格事業者登録番号: T1011701018023
宅地建物取引業:東京都知事(1)109168
産業廃棄物収集運搬業:01300191644(株式会社MG)
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