ゴミ屋敷片付けコラム

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2025.06.02

知れば納得!ゴミ屋敷の片付け料金の決まり方解説

ゴミ屋敷や部屋のお片付け清掃費用の算出方法
ゴミ屋敷や汚部屋を片付けようと業者探しを始めたあなた!高額でびっくりしていませんか?あっちこっちの片付け業者のホームページを見てると数千円~数万円で書いてることが多いのでそんなに高額ではないだろうと思っていたら20万円30万円は当たり前で時にはワンルームでも50万円超と言われ驚く方も多いです。

どうしてそんなに高額なのか、いったいどんな基準で片付け料金が決まるのか?どうして数千円や数万円といった激安料金を記載しているのか。お部屋片付け料金についての疑問は尽きないと思いますので、業者のお片付け料金の決まり方の真実をお知らせしようと思います。
ゴミ屋敷片付け料金の決まり方ゴミ屋敷片付け料金の決まり方

ゴミ屋敷のお片付け料金の決まり方は大きく3つ+1

ゴミ屋敷や汚部屋を片付けたり掃除のご依頼を受けた際には部屋の状況に応じたお見積りをご案内しますが、見積もりを出すうえで必要な要素は大きく3つあります。その3つの内容をまとめたのが下記の表です。
 
1.ゴミの処分費 室内のゴミの量と内容で決まります
2.作業費 部屋を片付けていくための作業料金で人件費と同義語
3.トラック経費 搬出したゴミや不用品を処分場へ運搬する費用
※上記はどんな作業にでもかかる費用で基本的な土台となる項目です
+1.オプション料金 ハウスクリーニングや除菌消臭、害虫駆除などの付帯作業
 
業者ごと呼び方に違いがあったり、すべてをまとめて表記してることもありますが原価計算の上でも上記3つを基本として計算しているはずです。※原価計算も何もないいわゆるボッタクリ系悪徳業者は除きます。

下記はあるゴミ屋敷の引越前片付けをした部屋です。各項目ごとの料金を記載していますので参考にしてください。総トータルの費用は部屋のお片付けで19万円弱(税別)仕上げのハウスクリーニングで4万円でした。

ゴミ屋敷片付け料金
ゴミ処分費98,500円
 
ゴミ屋敷片付け費用の決まり方
作業費60,000円
 
ゴミ屋敷片付けの利益
トラック経費30,000円
 
ゴミ屋敷のハウスクリーニング料金
水回りと床クリーニング4万円
 

ゴミ処分費・作業費・輸送費の料金基準

部屋のお片付け料金の元となる3つの項目について更に詳しく掘り下げていきます。特にゴミ処分費や作業費などが膨らめば膨らむほど最終的なお片付け費用は上がることとなります。昨今は特にゴミの処分費や人件費の高騰がある関係で最終的な売価は10年前と比べると1.8倍程度高くなっています。

ゴミ屋敷のお片付け料金が決まる3つの要素はどれも削るわけにはいかず、原価が高騰してる中で利益も確保しなければいけないのですから事業者としてはなかなか厳しい展開になっているのは事実で、まごのてでもお片付け料金をいかに安く提供できないかを模索した時期がありましたが、絶対的な柱である3つに対して何らかをしようとすれば違法行為に手を染めなければいけないことになるので逆にきちんと料金設定をしハイクオリティな仕事を提供し納得してもらうという方針にしたのです。
お片付け料金の決まり方人件費、トラック経費、ゴミ処理費で決まり

 

高度な技術を持つ清掃作業員の作業費(人件費)

お片付け料金を構成するひとつである人件費についてお伝えします。他社ホームページを見てますと1日あたりの作業費が三千円や一万円ちょいの記載が多いですが、いったいどんな作業者を想定しているのかわかりません。

直接雇用のアルバイトでも1日最低1万円+交通費は必要ですし、派遣会社経由であれば1日あたり1.8万円~2万円はかかります。まごのての場合は全スタッフが正社員ですので会社負担分の社会保険料や福利厚生費、その他教育費やその手前の採用費まで加味すると年収400万円でも1日あたり2万円強の経費がかかります。

一人前のゴミ屋敷片付けや特殊清掃をするスタッフが年収400万円ということはありませんのでもう少し上のレベルで原価がかかってますので、まごのての場合は一人当たり作業費を2.5万円~3万円と設定してるのです。※ただし人数制や時間制ではありません。

人件費を安く抑えようと思えば簡単で、お片付けや清掃スタッフをアルバイトにするか個人請負いにするか募集時点で騙して連れてくるしかなく、ブラック企業と呼ばれるような荒いことをすれば安くできます。いずれにしても今の時代は正攻法で人件費やそこにまつわる費用は下げることができないのです。

ただゴミ屋敷片付け業者の中には個人事業主も多く、いわゆる『作業費』を計上するという概念があまりなく上がってくる粗利=自身の収入のように考えることもありますので必ず作業費を計上する必要があると言うわけでもありません。安くやってくれる業者を探すのであればくらしのマーケット加盟のような個人事業者を狙う方法もありますがあくまでも自己責任です。

多くのゴミ屋敷片付け業者の書いてる料金とは大きくかけ離れてるように見えますが、まともなスタッフを雇用していれば東京近辺であれば大きな違いになるはずはありませんので適当に書いてるか、一部だけ記載しているかのどちらかだと思います。そもそもゴミ屋敷のお片付けでも遺品整理でも人が動いてこそ成り立つ労働集約産業ですので経費の大きな部分を占めるはずで、業界最安値と掲げるということは従事している者も業界最安値でこき使われてるのですから、作業費がゼロや激安料金提示の業者に依頼するということは間接的に犯罪の片棒を担いでるということになります。下記画像リンクではまごのてがどうして正社員運営にこだわっているのか、どうしてゴミ屋敷業界随一の安全な運営方針なのかを載せていますのでどうぞ参考にしてください。
 
まごのての運営基本方針

今後も増大する可能性のあるゴミ処理費

お片付け料金総額の半分以上を占めるゴミ処理費ですが、どうしてゴミの処分費がこんなに高いのか、時にはゴミ処分費なんて無料じゃないのと考えてる人も中にはいます。まず一般的なゴミ処理は各家庭で出たゴミをゴミの日に集めて処理します、これは当然無料で行政の住民サービスの一環です。

確かに無料で回収はしますがゴミ処理事業にはお金が掛かっており、ゴミの回収やゴミ処理場の運営などで令和三年度は東京都で約530億円の予算を計上し運営していました。私たちは行政や自治体ではなく私たち(ゴミ屋敷業者)もゴミ処理業者も同じ民間ですので相応の費用がかかるということになります。

ゴミの処理場も許認可事業ですからコンプライアンスなどの縛りがきついので今後は益々値上がりする可能性はあります。埼玉県方面などでは外国人が運営する激安のゴミ処理場があるようですが不法投棄やその他法令違反がありそうなので絶対に使いません。関連記事ではお片付け業者の不法投棄が増加してる理由について書いた記事があるので併せておよみください。【緊急】片付け業者による不法投棄増加の理由


ゴミ処理料金の決まり方

 

ゴミ屋敷片付けのゴミ処理料金の計算方法

ゴミの分量を計算する方法は二種類あります。立米(容積)と重量の二種類でまごのてではふたつとも採用してる計算方式です。技術情報になる部分ですので若干シークレットにしますが部屋の大きさから鑑みて全体量を算出します、この時点ではゴミ質や内容はあまり加味せず全体的な分量だけを計算します。

例えば20平米の部屋に平均1mの高さでゴミがあるから20立米、それを2トントラックに換算すれば約1.5台という具合です。全体量を出したら次はゴミ質を加味していきます、ゴミ質とは水濡れゴミが多いとか食品系が多いとか家具が多いなどです。

最終的に出したゴミの量とゴミの質から1Kgあたり140円~160円の処分費を掛けて処分費が決まります。この処分費の算出を出せるようになるまで概ね2年はかかります、慣れてきてだいたいのパターンが理解できれば写真だけでも見当が付くようになりますが、意外と職人技ですのでよく見かける間取り別料金表やトラックサイズ別料金表はほぼまやかしでアテになるものではないと言えます。

ゴミの輸送費は関東運輸局の基準運賃と外注料金

続いての説明はゴミを処理場に運搬するためのトラック経費です。どうして自社トラックなのに費用計上してるのだと言った方がいましたが運搬に使う2トントラックやハイエースの購入には当然お金を出していますので原価計算をし料金に反映させるのは当然です。

まごのての場合は自社運搬ですが厳密に言えば関連子会社が輸送をしています。まごのてが作業上出たゴミを排出し、まごのての委託を受けた子会社のMGがゴミ処理場まで運んでいるのです。したがって当然運賃という形で計上しています。

計算根拠は関東運輸局が設定している2トン車の基準運賃と、もし運送会社に外注した場合の運賃を根拠としており、2トントラックの常傭で日あたり3万円+距離制運賃とその他諸経費(高速料金等)ですので2トン車が必要な現場であれば最低輸送費は3万円ということになります。

運賃収入3万円/日と考えれば22日稼働で66万円となり、その中からドライバー給与や燃料費、保険や車検積立を捻出し減価償却するわけですからけっして暴利ではないことがお分かりだと思います。もし仮に同じ車両をレンタカーでまかなうと当然3万円では済まず最低でも4.5万円の単価設定にしなければ成り立ちませんのでこの料金体系でも十分安い部類に入ると思います。

ガソリン代の高騰や車両購入費が高騰していますので、輸送の領域も今後料金アップにつながっていくかも知れません。

根拠あるお片付け料金を提示するまごのて

上記までがゴミ屋敷の片付け料金がどう決まるかを示したもです。ただしこれはまごのての場合であって他社は知りませんし、高い安いを論じたものではありません。ただ物でもサービスでも料金決定にはプロセスがなければいけませんので決定の根拠をお伝えしました。

昨今のゴミ屋敷片付けでも不用品回収業者でもあまりにも意味がわからない料金提示がされており、例えば軽トラック1台のゴミ処理が数千円やワンルームゴミ屋敷なら3万円などがその最たるもので、どうして3万円なのかという根拠が示されていませんので私がいつも伝えてる見た目だけで関心を惹きつけるだけの根拠なきものと考える所以です。

結局それらの料金はホームページ上だけの見せかけ料金であって根拠がないので実際的にも記載してる料金で収まることはまずなく、かなり高額料金を提示してることが多いようで、ホームページ記載料金は根拠のない集客するためだけのただの撒き餌であると断定します。

物の値段も清掃サービスも根拠に基づいたものを示さないと、ただ闇雲に安い安いと書いていても根拠が示されてなければただのお題目にすぎず、突き詰めれば嘘つきであるとも考えられるのです。多くのお客さまは安さだけを求めてるのではなくどうして安いのか安いなら安いだけの理由や根拠を求めてることを業者側ももっと知るべきと感じます。

片付け料金の根拠が大事

部屋片付け業者の利益についてもバラします

ゴミ屋敷片付けに関する料金確定プロセスをお伝えしたわけですが、これらの数字はいわゆる売上です。事業ですからこの売上金から今度は経費を払っていき残った分が利益となります。

上記でお伝えした単価はそれぞれ利益が含まれており、逆を言えば目指す利益を元にして料金決定がされているということです。まごのての場合は基本的に粗利率45%と設定しています。20万円の仕事なら9万円が粗利となりその中から経費を除いていき最終的に残るのがまごのての場合で10%前後で、もし2億円の年間売上があれば約2千万円が粗利となりそこから消費税や所得税を払いますので最終利益は1千万円弱になってしまいますので到底莫大な利益とは呼べず、健全な会社運営をしていくには少し心許ないのが現実的なところです。

経費とはゴミ処理費などの直接経費と事務所維持費や福利厚生や宣伝広告費などの固定費を含みますので、事務所や車両を持たず事務員もなく個人で最低限で事業をしてる場合であればまごのてと同じ料金設定をすればかなり利益が残ることになります。よく相見積で複数業者の料金を比べようという記事がありますが、事業規模や運営方針が似たような業者同士でないと正しい判断ができないことがお分かりだと思いますので、もし複数業者で料金比べをしたいのであれば同レベルの業者で行うのが正しい方法で、家電を買うときと同じで国産メーカーとメイドインC国とを比べても仕方ないのと同じですので充分に吟味していただきたいところです。

つまり部屋のお片付け料金から上がる粗利は固定費が少なければ売価(片付け料金)を安く設定することが可能で、ゴミ処理費やトラック経費など直接原価は事業規模に関係なくほぼ変動しませんが固定費や福利厚生の部分ではほとんどお金が掛からないので事業規模によってはまごのての料金設定より40%前後安くしても成り立ちますので、お客様の中でとにかく料金さえ安ければ良い、安いことだけが基準だということであれば個人営業で開業間もない半分素人のような業者に依頼すれば激安での依頼は可能です。

下記画像リンクではまごのての場合は表面的な料金は高く見えるかも知れませんが結果的に安上がりでもしかしたらそれこそ業界最安値かもしれないという記事ですのでどうぞ参考にしてください。
 
東京の業界最安値ゴミ屋敷片付け業者

安心料金でウソが無いゴミ屋敷片付け業者「まごのて」

ゴミ屋敷で悩む人のためにお片付け料金の決まり方を記事化しましたが、やはりまごのてのゴミ屋敷片付け料金は高いと思うでしょうか?実はまごのてのお片付け料金はそんなに高くなくむしろ安い部類に入ると言われています。

確かに表面上は高額に見えるかもしれませんが、作業内容や実際の仕上がりを見れば一目瞭然で、朝ゴミ山があった部屋でも夕方には素足で歩けるような部屋に回復しているのです。長らく入れなかったお風呂にも入れるようになってますし、清潔空間で寝転んでテレビが見れる部屋になってるのです。

まごのては綺麗で快適な部屋にするということを目標にお片付け清掃をします。そのためのスタッフを雇用し教育しています、多くのゴミ屋敷や汚部屋で悩む人を救いたい一心で日々やっていますので東京近辺でゴミ屋敷や汚部屋で悩んでるお客様は安心してご依頼ください。

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記事執筆:

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史

主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。 

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