ゴミ屋敷片付けコラム

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2024.03.21

ゴミ屋敷片付け費用を下げたいならこの3つはやってはいけません

ゴミ屋敷片付け費用を下げたいならこの3つはやってはいけません
部屋のお片付けを業者に依頼する際にみなさんがよくやりがちなNG行為をご紹介します。特にゴミ屋敷や汚部屋の場合は費用も高額になりがちなので、いかに費用を下げることができるか模索する気持ちはわかるのですが、私たちが様々なお客様と接してきて、中にはあれこれ考え策を練る方が一定数いるのですがあまり上手くいったという例は少ないです。

この記事ではお片付け費用を下げたいためにやりがちなNG行為と業者依頼する場合に気持ちよく取引ができる方法をお伝えしようと思います。
 
部屋の片付け業者に依頼する理由
どうして部屋の片付け業者に依頼しようとしましたか?
まず初めにどうして業者に依頼してまで部屋を片付けようとしているかから考えてみましょう。人それぞれ理由はあると思いますが概ね以下のようなものではないでしょうか。

1.自分では手に負えないぐらい量があるから(ゴミ屋敷状態)
2.汚れがひどすぎて自分ではやりきれないから
3.期限が迫っていて時間がないから


他にもあるかも知れませんが大きくはこのあたりで、私たちへの相談も片付け期限が迫っていてなおかつ自分では手をつけることができないレベルの部屋だからお願いしたいという理由が最も多いです。

業者依頼して部屋を片付けるという選択をした時点でお金がかかるのは当たり前ですが、だいたいの方は次にどうすれば安く業者依頼できるかを考えがちですが、その前にお片付け目的が達せられるかどうかに重きを置くべきで、どうすれば安くできるかは次の段階なのです。

入口の時点で間違ってる人が多いので、その後の業者選びや費用についてあれこれ悩まなければいけないのです。まずは確固たるお片付け後の完成形を描くことが重要なのはあらゆる場で言っていますが、この部分が固まっていないと迷走するのは必然と言えるでしょう。
 

お片付け費用を下げたいなら相見積という間違った情報

お片付け費用を安くするという情報には必ず書いてあることです。私はこの相見積で業者を競争させて料金を下げさせるということに対しては否定派です。少なくとも現在のお片付け(特にゴミ屋敷や遺品整理関係)では有効な手段ではないと考えています。

他のコラムでも何回も書いていますが、業者の質が揃っていない中で比べる意味はほとんどないと考えるからです。昨今のお片付け関係業界は悪徳業者とお客を騙す業者が9割と言われる中で適当に選んだ数社で相見積をしても参考にすらならないのです。

この最初の段階である片付け業者選びについては別記事がありますので参考にしてください。

また相見積もりである程度お片付け相場を掴んでおくことは大切ですが、その際も訪問見積である必要はなくオンラインで充分ですのでお気軽に問合わせてみましょう。ただし、すぐに「部屋を見に行きます」という業者は絶対に避けましょう。
 
相見積もりで片付け料金を下げる
55万円の見積もりが30万円になったと喜ぶ人
ある遺品整理の見積もりで55万円だった料金が30万円まで下がったと喜んでるお客様がいました。そしてこの方は味をしめたのか今度は30万円よりさらに下げようと複数業者に話を持ち掛けまごのてもその中の一社でした。

まず最初の55万円がどんな経緯で30万円まで下がったのか知りませんが、この時点で喜ぶべきではありません。55万円が30万円になるということは40%以上もダウンしているのです、その下げ幅は異常だと気づかなければいけません。

まともな商売をして40%以上ディスカウントされることは絶対にありません!最近はこのような小芝居をしたがる業者が多いので注意しましょう。このお客様にはそのあたりを説明しまともな業者ならこれより下の金額(30万円)はあり得ないですよと伝えまごのてが36万円で受注しました。

部屋のお片付けだけではなく、住居関係のリフォームなどは安ければ良いと言うお客様が多いのも事実ですが、安い料金を出した業者はだいたい何らかの不具合やトラブルを起こしてることが多いということは頭の片隅に持っておきましょう。

まごのての部屋のお片付け料金案内
相見積もりに応じる業者
相見積もりで価格競争をする業者は避ける
先ほど私は片付け業者の相見積もりは否定派とお伝えしましたが、やらない方が良いというわけでもなくお客様のスタンス次第ですよと言いたいのです。業者を選ぶ際に相見積であることを伝えれば業者は弱気になって安い料金を指してくると書いてる情報もあり、事実最初の段階で「相見積です」と伝えるのが一般化しています。

この一言が魔法の言葉のように伝えられていますが、この言葉に反応して価格競争をしてくるような業者は逆に危ないと思って警戒したほうが良いかもしれません。なぜならまともな業者は原価計算もきちんとしておりサービス提供価格も厳密に決まっています。

技術的にも長けているという自負があるから価格競争もせず、お客様の顔色を窺うこともせず自信を持って料金提示をするはずです。

冒頭でお伝えしたお客様は部屋のお片付け業者にどうして依頼するのかという目的が達せられるかどうかを吟味しましょうということが大事なのです。つまりよくある情報のお片付け料金を下げたければ相見積もりというものはあまり参考にしないほうが良いと考えます。

どうしても相見積もりで料金を業者間で競わせたいのであれば、業者の質で分類してからでないといけません。見極めは難しいのですが簡単に分類すると下記のようなイメージです。

A:安い安いを連呼する実態が良く分からない業者
B:専門業者であることを謳いある程度知名度がある業者
C:自社ホームページはなく一括見積やポータルサイト登録業者

AならAグループのみ、BならBの専門職グループのみで見積もりを取るならかなり精度が高くなります。私たちまごのてはBに位置しますが、料金だけで考えるとAやCと張り合うことは絶対にないですしAやCのような安売りもまずないです。もし料金のみが業者選定基準である場合は避けたほうがいいのがBグループで、逆に作業質やトータル的なことを考えるお客様であればAやCグループは候補に入れるだけ無駄で検討の余地もありません。
 

作業を細分化して業者依頼しようとするのも間違い

お片付け費用を下げたいがためにお客様からよく出る言葉がいくつかあります、代表的なものを3つあげておきます。

1.ゴミを作ってもらうだけでいいので処分は自分でやります
2.家電と家具はA社でゴミをまとめるのはB社お掃除はC社と細分化
3.自分も作業に参加するので安くして


どれもゴミ屋敷のお片付け料金を安くする方法といった記事で見かける内容ですが、正直全然現実的ではありません。その理由をひとつづつ説明します。
良いとこどりを仕掛ける客
『良いとこ取り』を仕掛けるお客様
まごのてで実際にあった実話を元に再現してみます。あるゴミ屋敷のお片付けをご希望のお客様でしたが複数の業者見積を行いました。相見積自体は良いのですがそのお客様は各業者の『安い部分だけ』ピックアップしそれぞれの業者を呼ぼうとしたのです。

まごのての場合は例えばゴミ屋敷片付け後の仕上げのクリーニングはお片付けと同時進行ならいくら、単発の場合はいくらと料金が違います。リサイクル家電の回収もお片付けと一括ならこの料金といわば捨て値のような部分があります。これはおそらくどの業者も変わらないと思います。

このお客様は私たちに冷蔵庫(大型)の回収と水回りのクリーニングだけをお願いしたいと言ってきたのですが、当然当時の見積額通りというわけにはいかず、2倍以上の料金になると伝えたところブチ切れられましたが、しばらくしてどこの業者も応じてもらえずすべてをまごのてに依頼してきたということがありました。

単品単位で業者を探す人もいましたが絶対悪手であることは間違いいありません。部屋の片付けを業者に依頼すると決めた時点からお金がかかるのは当然なのですから小技を使って時間と労力を浪費するよりは完璧に目的を達せられる業者を選ぶ方が精神的にも楽だと思いませんか。
ゴミ屋敷の片付けを安くする方法
自分でゴミを処分するというが出来ますか?
(1)のゴミだけまとめてくれたら自分で処分するという方がたまにいますが、少量ならそれも可能だと思いますが、部屋を埋め尽くすようなゴミ屋敷の場合は現実的ではありません。おそらく全体量が読めていないのだと思いますが、もし仮にワンルームの部屋でゴミ袋が50個も100個もできた場合どこに置くのですか?ゴミの日に何個出せるのですか?

散らばっていたゴミが袋の中に入った状態で部屋に積み上がるだけですからゴミ屋敷状態は解消したとはとても言い切れないのです。

しかも地域ルールに従った分別方法でゴミを作らなければいけませんので作業費は高額になる可能性すらあります、少なくともまごのての場合は普通にお片付け作業をするより高額になります。したがってお片付け費用を安くする要因にはならない可能性が高いのと何よりゴミ屋敷状態が解消されない可能性も秘めています。

同じような考えで自分でゴミは作るので回収だけしてもらえますかというのも多いのですが、私たちゴミ屋敷のお片付け業者が一番警戒するパターンです。お客様側で作られたゴミは100%混入させてはいけない物が混じっており、中には危険品であるスプレーやライターも平気で混じっています。

再展開してまたゴミ袋に入れ直すという作業が発生するのでこれも安くなる要因にはなりません。
 
片付け費用を安くする方法
作業に参加するので安くしてほしい
稀にお客様自ら私たちと一緒に作業をするので作業費を安くしてほしいと言う方がいますが、これも現実的ではありません。

以前何度か費用負担を軽減させる一環でやったことがあるのですが、やはり作業者1とは数えることはできず、逆に私たちの作業者の負担が大きくなるということがありました。

ただ過去に2名だけ男性のお客様でどうしてもお金が足りないからと搬出作業者として1名カウントしたことはあります、できたゴミをひたすらトラックまで運び何往復もしてもらいましたが、普段から肉体労働で力仕事は問題ないと言ってた言葉通りの働きをしてもらったことはありますが普通はあり得ません。

お客様から費用を下げたいために出る言葉をご紹介しましたが、ネット上にはこのように実用的ではない情報がゴロゴロ転がっています、特に最近はAIが吐き出したような文章を何の検証もせずアップされてるのが一番の問題ですが、鵜呑みにして実践しようとするお客様にも責任の一端はあると思っています。

業者依頼して部屋を片付けると決めたのであれば大船に乗った気持ちで任せることができる業者を選ぶこと、そして任すと決めたらとことん信用して任しきること。結果的にこの考えが部屋のお片付けを成功に導くのです。
 

私が体験したある司法書士先生の言葉

私(佐々木久史)がかつて経験したことをお話しします。
今から25年ほど前のことですが私が独立する前に法人登記をお願いした司法書士先生とのやり取りです。

当時私は独立前であらゆることにお金を掛けずにできるだけ自力でやっていました、法人登記も最初は自分でやるつもりでしたが今のようにソフトが出回ってる時代ではありませんでしたので自ずと司法書士に依頼するという流れになりました。

その司法書士先生は人伝の紹介であったにも関わらず私は大失敗をしてしまいました、そしてこっぴどく叱られたのです。その時の叱責が今でも生きているのは間違いありませんがそのエピソードをご紹介します。
 
人生を変えた言葉
司法書士が怒った理由
はじめてその先生と打合せの際に法人登記に関する見積もりだったか料金の内訳書のようなものを見せられました。あらかじめ料金は聞いていましたので驚くようなものではありませんでしたが、独立前の私は少しでも費用を下げたい一心であれこれ聞いてしまったのです。

「先生、この部分は自分で書いたらこの項目ごと消せますよね」
「申請書を出しに行くのは自分でいきます」
「定款の認証も私が出向きます」

確かこのようなことを言ったと記憶しています、するとその司法書士先生はこう言いました。「佐々木さん、プロの仕事は切り売りできないんだよ!」「別の司法書士を探せば!」と辛らつな言葉を浴びせました(実際は大阪弁でかなり強い口調)

続けて先生は、佐々木さんあんたはこれから会社作って大きくしたいと思ってるでしょ?そう考えてるなら人にものを頼んだら信じて任せきることや!中途半端に素人が首を突っ込んであれこれ言うのだけはやめなはれ、でかい失敗することになりまっせ。

この時の先生の言葉が私が商売の世界で生きていく中で大きな指針となったのは言うまでもありません。

信じて任せきるに値する片付け業者まごのて

ごみ屋敷や汚部屋のお片付けは高額な費用がかかりますので、躊躇う気持ちやいかにして安くできないかと模索する気持ちはわかります。しかも昨今は悪徳業者がかなり跋扈していますので騙されたくない、引っかかりたくないという気持ちも入り混じるので様々な策を考える気持ちもわかります。

私たちまごのては今まで15年の長きに渡ってゴミ屋敷片付けや特殊清掃の世界を渡ってきましたのでお客様が考えてることや不安な気持ちも手に取るがごとく理解できます。

だからこそサイトでの料金表記はもちろん見積時に於いても駆引きなど一切せずお片付け料金の提示をいたします。もちろん一度出した金額から上がることもなければ逆にいくら交渉されようとも他社料金をちらつかされようとも下がることもありません。

私たちの使命は他社と値下げ合戦をすることではありません、部屋のことでお悩みのお客様のニーズを的確に汲み取り片付け作業と仕上がりに反映させることこそが使命です。

お部屋のお片付け相談はLINEが便利

ごみ屋敷や汚部屋でお困りならまごのて一択!

もしあなたが今現在ゴミ屋敷や汚部屋でお困りでしたらまごのてにご相談ください。

上記までの記事を読んでいただくとわかると思いますが、他社サイトから出ている内容とまったく違うのがおわかりでしょうか、全然耳障りの良いことが書いてなくてガッカリしましたか?

昨今のお片付け料金やお片付け業者選び記事の無節操さはちょっと看過できない領域にきています、本当にお客様の立場にたった記事があまりにも少なく、何らかの元記事に手を加えて広まりしかも再現性も信頼性も低いものばかりです。

これではお客様が混乱するばかりです、信頼性も再現性もない記事を読まざるを得ないからお片付け業者に依頼するとなっても迷走してしまう人が多いのはこのためだと考えています。

ごみ屋敷や汚部屋のお片付けを的確に素早く、しかも安く片付く方法はまごのてに相談すること、無用な時間を取ることなく安全にスピーディに解決できる唯一の方法です。
記事執筆:

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史

主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。 

東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ

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