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ゴミ屋敷の片付け清掃に一般廃棄物収集運搬業は必須?

今回の記事はゴミ屋敷片付けや遺品整理、不用品回収業者を選ぶ際のポイントとして許認可を確認しようという者に対して記事化したものです。
ゴミ屋敷のお片付けをはじめ部屋の片付けや不用品回収を業として行うには一般廃棄物収集運搬の許可が必要で、許可を持っていない業者は違法業者であるから利用してはいけないという記事を見たことがありませんか?
ゴミ屋敷の片付け業者や遺品整理、不用品回収業者を選ぶ際には必ず出てくる問題ですし、一般のお客様はもちろん行政書士までもがお片付け業の開業前には一般廃棄物収集許可を取得しよう!という記事を出しています。
不用品回収業者のホームページを見ても一般廃棄物収集運搬許可を持っていないにもかかわらず一般廃棄物収集運搬許可を持たず古物商や産業廃棄物収集運搬の許可で事業を行ってる業者は違法ですと書いてる大矛盾が起きています。部屋の片付け業や遺品整理、不用品回収を取り巻く廃棄物に関する許認可の関係をわかりやすく紐解いてみたいと思います。
▶まごのてはゴミ屋敷片付けと特殊清掃の専門業者ですしたがってゴミ回収の許認可である一般廃棄物収集許可はありませんが違法ではありません。
一般廃棄物収集運搬許可とは『ゴミを回収』するための認可
一般廃棄物収集運搬許可とはゴミの日にゴミを集めて回りゴミ処理場まで運搬するための許可です。
簡単に言えば地域のゴミの日にパッカー車にゴミを入れてるのを見たことがあると思いますが、あの作業が一般廃棄物収集運搬と呼ばれるものです。
したがって一般廃棄物収集運搬許可とは一般家庭のゴミを集めたり、飲食店から出たゴミを集めて(収集)ゴミ処理場へ運ぶ(運搬)許認可のことで部屋のお片付けをする許可や免許ではないということがお分かりだと思います。
▶ゴミ屋敷清掃士|ゴミ屋敷を片付けるために業者が必要な資格とは
ゴミ屋敷のお片付けや遺品整理はゴミの回収ですか?
ゴミ屋敷であることを近所にバレたくないのにあの特徴的なゴミ回収車がぱアパート前に付けられたらどうでしょうか?
つまりゴミの収集とゴミ屋敷のお片付けはまったく別物で厳密に考えれば、似た部分も全くなく似てるとすれば「ゴミ」という単語レベルだけであって、そもそもゴミの回収をしていないのですから一般廃棄物収集運搬許可など要らないと考えれるのです。
ゴミ屋敷片付け、遺品整理、不用品回収業者の選び方に関する記事ではこの一般廃棄物収集許可云々の表記が多くみられ、許可のない業者は違法操業なので選ばないことありますが、本質的なことを見ず、検証もせずに聞きかじりの知識だけで書いてるまったく無責任な情報ですので惑わされないように注意しましょう。
ゴミ屋敷片付けも遺品整理も資格や許認可が仕事をするわけではありませんし、今の法律ではなんら規制されるべきものがありませんので、本質を理解してそこに則った運営をしてる業者が優良業者と言えるのです。
▶一般廃棄物収集許可と似たような意味で振り撒かれる情報遺品整理士資格の闇に切り込む!
間違った情報に振り回されるな
ゴミ屋敷片付け業者の廃棄物処理スキーム
まごのてのゴミの運搬と処分に関するスキームをお伝えしておきます。以前は真似されるのが嫌だったのでシークレットにしていたのですが、最近は一般廃棄物収集運搬許可どうのという無知な方も少なくなったので公開しておきます。
まず大前提として私たちがやってるのは部屋の片付け清掃であってゴミ回収ではありません、それはお客様からのご依頼時も「部屋の片付けをお願いします」という方が大半で「ゴミの回収をしてください」という方は皆無です。
そのご依頼に沿って私たちは部屋を片付けて清掃しますが当然その過程で廃棄物が出ます。ゴミ屋敷の場合だとそれこそ2トントラック1~2台は軽く出て、それを処理場に運びます。この部分が大きなポイントで私たちはお客様からゴミ回収の委託を受けたわけではないという部分です。
つまりゴミ屋敷のお片付けや遺品整理作業で出た廃棄物を自ら処理している、専門的な言葉で言えばゴミの排出者は片付けや清掃の過程で出たものであって、廃棄物処理法の第一条である「排出者自ら処理」をしているにすぎず、一般廃棄物がどうのとか許認可がどうという領域ではないという認識で事業を行っているのです。
▶有名配信者が廃棄した『コレコレくん人形』が転売!ゴミ業界の闇に迫る
ゴミ屋敷の片付けで一般廃棄物収集運搬業者と協業した結果
いわゆるお役所仕事ですからなんとなく理解できる方法だと思いますが、始まる前から絶対トラブルになる予感がありました。作業当日私たちの作業者とパッカー車1台とドライバー2名が現地に集まり、軽い打合せの後に作業開始となりました。
室内ではまごのての作業者が住人と要不要選別をしたり明らかなゴミを袋に入れたりする作業をしていましたが1時間ぐらい経過した頃にパッカー車の運転手が「まだ終わらないのですか」と言ってきたのです。終わるも何もまだ1時間しか経っておらず、終了予定まではまだ6時間もあるのです。
パッカー車のドライバーは普段通り、出来たゴミを回収して回るだけと指示を受けていて、まさか現場に何時間も拘束されるとは思ってもみなかったのです。私が懸念していたのはまさにこのことで、まったく違う業態の業者と協業したとて認識の違いが生まれて上手くいかないだろうと思っていたのです。結局区役所の環境課と福祉課側で話し合いをしまごのてのトラックで運搬するとなったのです。
実際まごのては各行政区や自治体からの依頼も多く受けており、問題なく進んでいることから見てもけっして違法操業ではないということが理解できるのではないでしょうか。
▶クチコミは信じるな!ゴミ屋敷片付け業者選びのポイントとは
作業内容の考え方の相違は悲劇しか生まない
詳しく聞いてみると数年前にも遺品整理を他業者で依頼したことがあり、その時の業者が一般廃棄物収集運搬業者と提携していたらしく、廃棄となった家具などを無造作にパッカー車に投げ込みバリバリ音を立てて砕きながら載せられるのを見て涙が溢れたというのです。
当時の業者がゴミ屋だったのか、一般廃棄物収集運搬業者との連携だったのかはわかりませんが業者に悪気はなかったと思います、ただやはりお客様の心情を考えるといくら合法的な方法だとしても配慮がなさすぎではないかと思うのです。
ゴミを回収するだけの一般廃棄物収集運搬業者と部屋を綺麗にする目的の清掃業者では考え方が違うのですから、そこを無理やりなんとかしようとしても悲劇しか生まれないのではと思うのです。
上記のようなスキームであればグレーかもしれませんが問題もありませんし、廃棄物も適正に処理され不法投棄等をしてないのであれば一般廃棄物収集運搬業者とだろうが産業廃棄物運搬業者だろうがあまり関係ないと私は思います。
▶部屋の片付け業者による不法投棄増加の理由
部屋の片付けは視点と心構えが違う
ですが遺品整理でもゴミ屋敷でも住む人や関係する人の「心」が大きく関与してることをお分かりでしょうか?杓子定規に一般家庭から出るゴミだから一般廃棄物収集運搬業者が運ばなければいけないと正義マンの理論で通せますか?
確かに不要な物とジャッジされればゴミです、それ以上それ以下でもありません、ゴミはどこまでいってもゴミです。だからパッカー車でゴミ屋が持っていき処理場に運んで終わりでしょうか?長年ゴミ屋敷片付けや遺品整理を行ってきてる身としてはそこまで無機質に扱うことも考えることも我々はできません。
ゴミ屋敷片付けや遺品整理を取巻く一般廃棄物問題ですが、出回ってる記事は一般論として情報を出してるだけで他意はないと思いますが、このようなバックボーンがあることは意識していただき無責任な記事は出さないでもらいたいと思うのです。
AIの台頭で今後ますますあらゆる分野で検証されていない情報が垂れ流され、あまり検証する癖がない層がガセ情報を信じて行動して悲劇が起きる未来がそう遠くないところまできています。
情報が多く選択肢が多い時代だからこそ本質を見極める力が必要になってきますので、ゴミ屋敷片付けや遺品整理業者をお探しのお客様はこれらの本質とは何かを充分考えていただきたいと切に願います。
ゴミの回収を望んでますか?部屋の掃除を希望ですか?
「一般廃棄物収集許可がー」とたいした知識もなく声高に言う人に問います。親兄弟や大切な人が亡くなり遺品整理をしなければならないシーンでゴミ屋を呼べるもんなら呼んで作業させてみてください。
遺品であったタンスや家財を粗大ごみのごとく運び出し、パッカー車に投げ入れられバキバキと音を鳴らして砕かれる様を見ればいいのです。絶対に「一般廃棄物がー」と浅い知識を振りかざせなくなるはずです。
言葉遊びのごとくゴミ屋敷なんだからゴミ『回収』ですか?そんなことはゴミ屋敷に住む当事者ならよくわかってることで、ゴミの日にゴミを回収してる人たちが部屋にやってきてもおそらく部屋はキレイになりませんし、ゴミ屋の作業者に遺品整理を行うこともできないでしょう。
医者だって各専門があるように同じように見えるけどまったく違う仕事なんていくらでもあり、そもそもゴミ屋敷片付けや遺品整理がゴミ屋の仕事とカテゴライズされること自体がおかしいのです。
私たちの仕事はゴミ屋敷なら部屋をキレイにしたいというご要望、遺品整理なら思い出をピックアップしたいというご要望に応えるために作業をし、その過程で出るゴミを自ら処理をする、ただそれだけです。
お客様がもし単純に袋詰めしたゴミや粗大ごみを回収してほしいだけであれば、一般的な記事の通り一般廃棄物収集の許可業者か行政の粗大ごみ回収に依頼しましょう、もし一般廃棄物業者が見つからないなら安心して私たちに相談いただいても問題ありません。
▶ゴミ屋敷・遺品整理は専門業者へ|“確実に仕上がる”選び方ガイド

ゴミ屋敷住人の心情を一番理解してる業者まごのて
彼女は一廃業者何件か電話し話す中で一廃業者が聞くことはゴミの荷姿や種類であって、今の部屋の状況や清掃後の完成形にまで及ぶことはなかったと言います、それも当然でゴミを回収する仕事の会社にお片付け方法や作業内容を求めてもまったく的外れなのです。
ですからゴミ屋敷はじめお片付けや掃除が絡む事案は一般廃棄の許可うんぬん関係なく、あなたが目指す部屋作りができる片付けや清掃業者に相談することです。忌憚なくざっくばらんに言えば、ゴミ屋敷を快適化するのに許認可なんてどうでもいい!モラルと心意気だ!ということです。
株式会社まごのてはゴミ屋敷や汚部屋を綺麗にし続けて15年の歴史があるプロ中のプロ業者ですので安心してご依頼ください。
東京近辺のゴミ屋敷片付けなら実績豊富な「まごのて」
私たち「まごのて」は東京都江戸川区に拠点を置くゴミ屋敷片付けと特殊清掃専門業者で業歴は15年を超えてきました。
以前よくテレビに出ていた時期に東京都内のとある一般廃棄物収集業者がまごのては違法にゴミ回収をしているので取り締まれ!とやった結果、東京都や江戸川区環境課の立入許可を受けるに至ったことがありますが、およそ二週間の調査の結果なんのお咎めもなしとされたことがあります。
行政側も違法かどうかを突き詰めれば確かにグレーな部分があるかも知れないが、不法投棄や不正処理をしているわけでもなく、一般廃棄物収集のゴミ屋の業務領域を荒らしてるわけではないので問題ないとされたのです。
最近でこそこの一般廃棄物収集許可がどうのという議論はなりを潜めましたが、どんな状況であれ私たちは使命を粛々とまっとうしていくだけです。
まごのてのゴミ屋敷片付けや遺品整理は東京都内をはじめ関東圏全域でサービス提供をしています。また江戸川区と隣接する江東区、葛飾区、足立区、墨田区、浦安市や船橋市、習志野市あたりでは最短即日の大急ぎのゴミ屋敷片付けも対応いたしますので、引越などで期限が目前に迫ってるお客様もあきらめずにご相談ください。

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史
主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。
東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ
株式会社まごのて
東京都江戸川区北葛西3-5-6
1011701018023 インボイス適格事業者登録番号: T1011701018023
宅地建物取引業:東京都知事(1)109168
産業廃棄物収集運搬業:01300191644(株式会社MG)
孤独死が起きてお困りの方は私にお気軽にご相談ください。

















