特殊清掃コラム

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2026.01.21

孤独死の清掃費用は100万円。格安相場の嘘と保険の現実

特殊清掃と遺品整理の相場は100万円

「特殊清掃5万円~」「遺品整理3万円~」
ネット上には格安の料金表が溢れていますが、はっきり申し上げます。
孤独死現場の完全復旧を数万円で行うことは、物理的に不可能です。

私たちまごのてが提示する、孤独死の後始末にかかる費用総額の目安はズバリ「100万円」です。

「高すぎる」と思われるかもしれませんが、これは保険会社が設定する「孤独死対応の補償上限額」とも一致する、特殊清掃業界の適正価格です。

なぜ100万円が必要なのか。その内訳と根拠、そして手持ちのお金がない場合にどう切り抜けるかを、プロの視点で包み隠さず解説します。

先に結論

特殊清掃の費用で失敗しないために、まず確認すべき3本

「安い」「相場」「高額請求」で迷った方は、ここだけ押さえてください。

なぜ「100万円」なのか? 保険会社が認める費用の内訳

孤独死の現場復旧には、大きく分けて3つの工程が必要です。
これらを合算すると、必然的に100万円前後の金額になります。これは、賃貸契約時の「入居者賠償責任保険(ハトマーク等)」の補償上限額が100万円に設定されていることからも、社会的な「相場」であることが分かります。

【孤独死復旧費用の目安:総額 約100万円】

特殊清掃
35万
遺品整理
35万
リフォーム
30万
  • ■ 特殊清掃: 汚染物の除去、害虫駆除、完全消臭(オゾン燻蒸など)
  • ■ 遺品整理: 家財の搬出、処分、捜索、供養
  • ■ 原状回復: 汚染された床の解体、壁紙の張り替えなど

「安く済ませたい」という気持ちは分かりますが、工程を省けば「死臭」が残ります。
臭いが残れば次の入居者は決まらず、大家さんからさらなる損害賠償を請求されるリスクがあります。

まともな特殊清掃業者は、この「リスク回避」のための適正な工程を提案するため、決して激安にはなりません。

▶ 関連記事:孤独死の特殊清掃費を支払うべき人は誰?

【実録】東京都内での特殊清掃・原状回復費用事例

事例1:東京都中野区(死後1ヶ月・ハエ大量発生)

家財が少なめだったため、家財撤去費は抑えられましたが、臭気が強く特殊清掃にコストがかかった事例です。

孤独死の特殊清掃現場
物件状況 マンション2F 1DK(死後1ヶ月)
家財撤去 200,000円
特殊清掃 380,000円
リフォーム 約400,000円
合計 約980,000円

事例2:東京都江戸川区(大家さんとの費用按分)

大家さんから「リフォーム代全額負担」を求められましたが、入居16年という経年劣化(減価償却)を主張し、ご遺族の負担を適正範囲に抑えた事例です。

特殊清掃・家財撤去 770,000円
原状回復(請求額) 237,000円
原状回復(交渉後) 60,000円(負担大幅減)
未払家賃等 140,000円
敷金精算 -70,000円
ご遺族負担総額 900,000円

※壁紙(クロス)は大家さん負担、床材は40%のみ負担で決着。

▶ 参考記事:特殊清掃やご遺品整理費用リアルな支払金額

【失敗談】「安さ」で選んで大後悔。格安見積もりの罠

「A社は100万円、B社は30万円。ならB社にお願いしよう」
この判断が、後に取り返しのつかない金銭トラブルを招くことがあります。
特殊清掃において「相場より極端に安い」には、必ず裏があります。

▼ よくある「追加請求」のパターン

契約時(見積もり)
「うちは15万円でやりますよ!追加料金なし!」
▼ 作業当日(解体後)
業者の豹変
「想像以上に汚染が酷い。特殊薬剤が必要(+50万)」
「汚染物の撤去費用は別料金です(+70万)」
※断ろうとすると高額なキャンセル料を請求される
結果:総額 150万円請求 & 悪臭残り
【悪質業者の作業後イメージ】
【追加請求トラブルのイメージ】

さらに最悪なのは、高額な費用を払ったのに「臭いが取れていない」ケースです。
技術のない業者が表面だけ掃除をして撤収し、後日、大家さんから「まだ臭い。別の業者でやり直すから費用を出してくれ」と二重請求されるトラブルも多発しています。

「総額100万円」は、確実な消臭とトラブル回避のための適正価格であることを忘れないでください。

▶ 参考記事:【失敗事例】特殊清掃やり直し実録|臭い戻りと費用公開

100万円が用意できない時、まず確認すべき3つのこと

突然の訃報で100万円を用意できる方は多くありません。
しかし、諦める前に以下の手順で「使えるお金」がないか確認してください。

STEP 1:保険の確認(最重要)

故人が賃貸契約時に加入した「家財保険(借家人賠償責任特約)」を確認してください。証券が見つからなくても、管理会社に問い合わせれば判明します。
※特殊清掃費として30~100万円が補償されるケースが多いです。

STEP 2:相続財産の仮払い

故人の銀行口座が凍結されていても、葬儀費や原状回復費用として「仮払い制度」を利用できる場合があります。銀行窓口へ相談しましょう。

STEP 3:まごのての「自社分割払い」

それでも足りない場合、まごのて独自の分割払い(金利手数料なし)をご利用いただけます。
※審査があります。相続放棄をしないことが前提です。

💡 最後の手段:資産の売却

現金がなくても、故人が所有していた車や、もし持ち家(マンション等)であれば、それを売却して費用に充てることが可能です。

まごのてには不動産事業部があり、「事故物件の買取」と「清掃費の相殺」をワンストップで行えます。
 

孤独死が起きたら、まずは「まごのて」へ

「何から手をつければいいかわからない」「お金のことが心配」
そんな時は、私たちにご相談ください。

現場の清掃だけでなく、保険の確認、大家さんとの交渉、費用の工面まで、トータルでサポートいたします。

対応エリア 東京都・千葉・埼玉・神奈川・茨城など
最短即日 江戸川区・江東区・墨田区・葛飾区・浦安市・市川市

※お急ぎの場合は、お電話で「至急」とお伝えください。

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費用を決める前に確認すべきこと

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記事執筆:

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史

主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。 

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株式会社まごのて
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