特殊清掃コラム

作業の進め方
2025.10.16

ゴミ屋敷のお片付けや遺品整理で個人情報はどこまで保護される?

ゴミ屋敷や遺品整理業者はどこまで個人情報を守れる?
今回の記事は部屋のお片付け関連で個人情報の取扱いはどうなってるのか、またキチンと保護されるのかをお伝えするものです。

やはりいくら汚れたり散らかってる部屋だとしても、そこは極めてプライベートなスペースですので個人情報は満載です。

そんな場所に安心して業者を入れることができるのかどうかや、実際どんな場面でどのように個人情報が取り扱われるのかをお問合せから作業完了までシーン別でお伝えするものです。

この記事は特殊清掃のページに入れてますが、ゴミ屋敷のお片付けでもハウスクリーニングでも同じような考え方で進みますので特に遺品整理や特殊清掃で限定する性質ではありません。

株式会社まごのての基本運営方針

【取扱注意】個人宅は個人情報と秘密の宝庫です

言うまでもなく私たちの仕事は人の家に堂々と入ることが出来る仕事です。近所の人目を気にすることもなく作業着を着用してるだけで誰も咎めることなくフリーパスで入ることが出来るのです。

一歩家に入れば家族構成やそこに住む人の趣味嗜好すべてわかり、部屋を片付け始めればどんな仕事をしてるのか、預貯金や資産がでれぐらいあるのかすらわかってしまいます。

もしそこに悪意がある者が立ち入ったらとしたらどんなことが起きるか想像できるでしょうか?個人情報どうのという前にひじょうに危険であるというのは想像に難くないと思いますが、意外と皆さん無警戒に業者というだけで入れてしまってるのではないでしょうか?

やはり業者の本性を知らないと真の意味での安心はできないと思いますし、作業上知り得た情報をどう扱われるかなんてまったく無意味になってしまうので、やはり初期段階は本当に信頼できる業者かどうかの見極めが重要になるのは言うまでもありません。

ゴミ屋敷・遺品整理は専門業者へ|“確実に仕上がる”選び方ガイド

その片付け業者で個人情報が守れますか?

『得体の知れない業者』を水際で食い止める!

とにかく『業者』というだけで頭から信じ込んでしまう思考は絶対に危険ですので頭から消し去ることが大事です。

一時期世間を騒がした押し込み強盗はリフォーム業者や不用品回収業者、水道業者などを装い下見をしていましたし、屋根の瓦がズレてますといったリフォーム詐欺も作業着っぽい服を着て接触していました。

これは日本人特有の「性善説」に基づいたいわば習性のようなもので、悪意あるものはそこに付け込んでくるのです。

このなんとなく信用させるというやり方はネットの世界ではより顕著で「良い人」を演じるのはいとも簡単です。私がいつも書いてるようなことがその主な手法ですが再度まとめておきます。

・ 年間施工実績の誇大表示
・ テレビやマスコミに紹介されたという演出
・ 大手と取引があるように見せかけるロゴの貼りつけ
・ 業界最安値などの誇張表現

これら記載していることがすべて本当ならまったく問題なく、演出でもなんでもない事実ですが、もし嘘や誇張表現だとどうでしょうか?その時点でただの嘘つきとなり1mmも信用できないはずです。

これらが嘘かどうかの見分け方は別記事で詳しく書いていますが、一点だけ簡単な見極め方を書いておきます。

年間実績3000件と書いてる業者があったとしましょう。もし年間三千件の遺品整理やゴミ屋敷のお片付けをするとすれば、スタッフの数は総勢40名近く必要になるはずです。

40名前後を擁する会社となればそこそこ大きいはずですが、その業者のサイトに書いてる住所をGoogleストリートビューで見てください。

もしそこに遺品整理やゴミ屋敷のお片付け事業をするに似つかわしくないアパートやバーチャルオフィスが現れたら嘘つきであると断定して問題ありません。このように矛盾や整合性が取れない部分があったら完全な嘘つきなので近寄るのはやめたほうが無難です。

社屋もないような嘘つき業者は信用してはいけない

お片付け相談から作業完了まで各シーン別個人情報対策

では実際のお片付けのお問合せから作業完了までの一連の流れの中で、お客様は個人情報に対してどのような対策をすればいいのか、逆に業者側はどのような対応をすべきなのかをお伝えします。

私の考え方は片付け業者は一方的にお客様の情報を知る立場にあります。お問合せフォームでも電話相談でもなんらかの情報の断片は知り得ます。電話なら電話番号、メールならアドレス、LINEでも本名でないにしろお住いの地域や部屋の写真を見ることができます。

こうやって一方的にお客様情報を知ることができますが、ではお客様は業者のことをどこまで知れるのかが大事です。テンプレのようなプライバシーポリシーなど何の役にも立たないことはおわかりだと思います。

前章の得体の知れない業者じゃないとしても本当の情報が出てるのか、また情報開示に積極的な姿勢かどうかの確認は必須です。代表者名、顔、実績や加盟団体などフルオープンになっていないと信用に値しないということは事前に知っておいたほうが良いでしょう。

お客様側が断片的でも良いから業者のことをわかった上で自身の情報を出す、というのが最も重要な対策ですので、もし今まさにゴミ屋敷片付けや遺品整理業者をお探しであれば闇雲に相談するのではなくある程度調べをしてから接触するようにしましょう。

下準備も知識もなく業者に接触するのは、道ですれ違ったり電車でたまたま隣り合わせたおっさんを家に連れて帰るのと同じことだと思ってください。

▶技術的なことだけではなく業者の姿勢がよくわかる見極めポイント特殊清掃業者選びで失敗しない!住所検索でわかる業者の技量

業者というだけで無警戒は危険

【対策1】お問合せ段階では個人情報をすべて出さない

特にメールやLINEでのお片付け相談の際に気を付けたいことですが、その時点ではできれば名前や住所を明らかにしないほうが良いです。

地域ぐらいまでは書かないと見積もりなどできませんので、地域(市区町レベルまで)は必須ですが名前や電話番号は伏せて、やり取りが進んで現地見積もりや作業が決まった際にはすべてオープンにするほうが無難です。

まごのてへのお問合せフォームには日々数通のメールが来ますが、およそ半数はフルで住所が書かれていますが、名前や住所が多少アバウトでも送信できるようにしていますので最初は伏せていても問題ありません。

匿名可能の部屋のお片付け相談フォーム

最初は匿名で問い合わせを使用

【対策2】廃棄物の処理はどのようにされるのか確認

ゴミ屋敷のお片付けや遺品整理では必ず廃棄物(ゴミ)が出ます。もちろん片付け途上でも個人情報は知り得ますが、個人情報保護の観点では部屋から出た廃棄物がどう処理されるかは一番注意を払わなければいけない部分です。

この廃棄物処理のスキームさえしっかりしていれば別に作業途上に出る名前の書いてある書類だとか本人特定できる写真などがあってもあまり気にしなくていいのです。

一番警戒しなければいけないのはゴミの不法投棄や不正処理で、その行為そのものが違法なのですからもし捜査されて名前の入ったものがあればそこを手掛かりにして追求され、不法投棄した本人でなくとも気分が良いはずはありません。

正規のゴミ処理場に入れるのだとしてもどんな方法で処理されるゴミ処分場なのかは重要で、焼却なのか、破砕なのか、再生なのかで人目の付き方が変わります。

まごのての場合は契約処分場三社すべてが破砕処理後に焼却されますし、ペーパー類に関してもご要望があれば溶解という方法で処理しますし、パソコンやスマホも現場で塩水に浸けたりドリルで穴を開けるなどの処理をしますので安心です。

出した廃棄物から個人情報が洩れないか心配なお客様は事前にどこの処分場に入るのか、どう処理されるのかなどの確認をすることと事後に廃棄証明を出してもらえるのかの確認をしましょう。そこを拒むようであれば不正処理の可能性が高いのでその業者は選ばないほうが無難です。

AIの回答では片付け業者が来る前にシュレッダー処理や名前部分を黒く塗りつぶそうというものがありますが、現実的にそのようなことはできませんので、やはりゴミがどのように運ばれてどんな処理をされるのかを確認するのが重要ではないでしょうか。

片付け業者の不法投棄が急増!安さ優先の依頼に潜む危険

片付け業者による不法投棄は多い

【対策3】片付け途上や完了後の記録の保管方法

そして記録写真やお問合せから成立までのやり取りはどう管理されるかも重要なポイントです。まごのての場合でも当然LINEやメールのやり取りや片付け清掃のビフォーアフター写真を記録として残します。

それらは作業前までは清掃スタッフも共有しているスケジュールアプリで保存し、当月以降は外部の大容量HDDへ移され社内ネットワークからアクセスは可能ですが、極めて少人数の者しかアクセスできないようになっています。

また社内のネットワークも大塚商会のSOC(セキュリティオペレーションセンター)と契約し常時監視してもらいサイバー攻撃に耐えれるように構築しています。

まごのてでは作業説明の事前交付文書には写真の取扱いについて記載があり、記録写真の所有権はまごのてにあることを明示しており、二次利用を可とする内容も包含していますが、未加工のものお使用したり、作業者以外の者が写り込んでる写真は使用していません(AIイラストを多用してる理由はこれです)

このあたりの管理はいかようにも言えますし、お客様側でなんらかの確認をすることが難しい部分ですので、前段にお知らせした「信用できる業者かどうか」をクリアしていれば間違いはないと思います。

片付け作業時の個人情報系の物の取扱いと料金の差

実際の作業で名前が入っていたり本人特定が容易な物が出た時はどう対処するのかですが、まごのての場合は信頼できる廃棄物処分場に入りますので特に何らの対策はしていませんが、徹底したルールとしてお客様宅で廃棄物を積み込んだトラックはダイレクトに処分場に運ぶということをしています。

他社でよくあるのはいったんどこかに持ち帰り再分別したり再展開して細分化した仕分けをするようですが、まごのてでは原則ゴミ処理場直行です。また使用するトラックも荷台が剥き出しの平ボディではなく、引越し業者が使うようなアルミの箱車ですので落下して流出する危険もありませんのでご安心ください。

確かに箱型トラックより平ボディのほうが安いですし、お客様宅で出た廃棄物もより細分化して仕分けたほうがコストダウンでき、サービス価格も安く提供できるのですが、私たちは創業時より目先の利益を優先するより安全性の追求を優先してきたのでこのような運用になっています。

片付け作業時に出た個人情報はどう処理される?

作業工数増は料金に反映されるのでどこまで信用できるかが鍵

実際にまごのてへお片付け作業をご依頼のお客様で、名前の入ったDMや写真などはひとつ残らず確認したい、またそれらは別のダンボールに入れて溶解処理をしてほしいという方がいました。

もちろんご要望があればこのような作業も可能ですが、料金は大きく変わります。もし完全なゴミ部屋でしかも倉庫系ゴミ屋敷状態の場合、わずかの紙片まで選別するとなると膨大な時間がかかってしまい、本来であれば1日で終わるはずの作業が2日3日とかかってしまうのです。

そうなると当然費用負担も大きくなりますし、お客様自身もけっこう精神的にも体力的にも大きな負担になりますので、前章の廃棄物処理にかかるスキームがはっきりし完全なものであるならば、そんなに過敏にならなくても大丈夫ですよというスタンスです。

以前絶対に外部流出させることができないレベルのお客様宅を片付けたことがありますが、お客様自身がお金はどれだけかかっても良いというので本来2日で終わる作業を8日かけ、それこそ本のページにあるメモにまで目を通したということがありますが、例外中の例外で普通はそこまでやらなくても大丈夫だと思います。

ゴミ屋敷片付け料金はどう決まる?3要素+αで全公開

確認や選別が多いとお片付け料金は高くなる

個人情報保護にも注力する片付け業者まごのて

この記事でお知らせしたようにまごのてでは創業時よりいかに安心してもらえる体制を作れるかに注力してきました。ネット上ではいくらでも化粧ができますし、誇大表現をしたとしてもそこに言及する人はほとんどいません。

しかしまごのては形だけのフリを良しとせず、すべて実作業に反映させ実践してきましたので、今までに個人情報を流出させたり、廃棄物からお客様情報が特定されるなどのトラブルは一切ありません。

以前ある業者が不法投棄をし、そのゴミの中からまごのての見積書と名刺が発見され、警察から聴取を受けたことがありますが、もちろん他社の仕業でしたがお客様もかなり追求され困ったということを聞きました。

レアなケースかもしれませんが実際に廃棄物から個人が特定され不利益を受けるということが起きていますので、まごのてではしっかり体制を整えているのです。

東京近辺にはゴミ屋敷を片付ける、遺品整理をするという業者が数多くありますが、ここまで気を配りながら業務を行っている業者はそう多くありませんので、もし今まさにゴミ屋敷を片付けたい、遺品整理業者を探してるけど個人情報の流出がこわいというお客様は是非まごのてにご相談ください。

お部屋のお片付け相談はLINEが便利

東京・関東一円でゴミ屋敷片付け対応

まごのては、東京都内全域を中心に、関東一円でゴミ屋敷や汚部屋のお片付けに対応しています。

江戸川区に本社があるため、東京23区や隣接地域(江東区・葛飾区・墨田区・浦安市・市川市・船橋市など)では即日対応も可能です。
 

また東京都以外でも、千葉県・埼玉県・神奈川県全域、茨城県・栃木県・群馬県・山梨県の一部地域まで幅広くカバーしており、規模の大きい一軒家の片付けから、ワンルームの即日対応までご相談いただけます。
 

「引越しまで時間がない」「大家さんの立ち合いが迫っている」など、緊急のお片付け依頼にもフレキシブルに対応いたします。
 

最短24時間以内の解決事例多数
女性スタッフ同行も可能で安心
地域密着15年の信頼と実績
 

ゴミ屋敷や汚部屋でお困りの方は、エリアを気にせずまずはお気軽にご相談ください。

まごのてのゴミ屋敷片付けは東京都、神奈川、埼玉、千葉、茨城全域で対応できます

江戸川区発|23区&近郊に最短即日 LINEで写真→概算5~10分

今すぐご相談ください(電話 or LINE)

大至急の片付けもお任せを。「電話はちょっと…」という方は LINEで写真を送るだけの簡単見積りが最速です。

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  • 個人情報は最低限・やり取りは全てチャットで完結
※混雑時は順番にご返信します/写真は室内全景が分かるものが最適

江戸川区・江東区・墨田区・葛飾区・浦安市は最短即日。その他の東京23区/千葉・埼玉・神奈川・茨城も迅速対応します。

記事執筆:

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史

ゴミ屋敷のことはなんでも私に聞いてください、各自治体のゴミ屋敷条例制定の際の意見交換参加実績、在宅医学会や高齢者虐待防止学会での登壇実績もあり真の専門家として高い評価を得ています。


セルフネグレクトとゴミ屋敷の関係を研究している東邦大学保健衛生学教授である岸恵美子先生とは情報交換を盛んに行いゴミ屋敷の現実的な問題を私から提供し岸教授が学術的に分析し世に提供しその論文等には佐々木久史の名前が付されるものも多い。

株式会社まごのて
東京都江戸川区北葛西3-5-6
1011701018023  インボイス適格事業者登録番号: T1011701018023

宅地建物取引業:東京都知事(1)109168
産業廃棄物収集運搬業:01300191644(株式会社MG)

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