特殊清掃コラム
遺品整理と買取は分けるべき?まごのてが買取しない理由

「これ、高く売れるかもしれないから、捨てるのちょっと待って」
遺品整理の作業を始めようとした瞬間、ご家族のその一言で、現場の空気がピタリと止まることがあります。
「費用を相殺したい」「業者を2回呼ぶのは面倒だから一括で頼みたい」。そう考えるのはごく自然な感情です。しかし、その「一箇所に頼んでラクに済ませたい」という思いが、結果的にお部屋の片付けを泥沼化させ、余計な手間とトラブルを生むケースを私たちは何度も見てきました。
この記事は、買取を前提に遺品整理業者を探しているご遺族や空き家整理中の方に向けて、「整理」と「買取」を分けて考えたほうがよい理由を実務目線で整理するページです。
まず整理したい|遺品整理と買取は役割が違う
結論:「掃除のプロ」と「鑑定のプロ」は両立しません。中途半端な買取は、結果としてお客様の不利益になります。
一時期、社内でも買取事業の立ち上げを検討しました。しかし、議論の末に出た結論は「不可能」でした。遺品整理の現場において、以下の3つの要素は相反するからです。
🧹 清掃・整理のプロ(まごのて)
- 目的:部屋を空にする、綺麗にする
- 視点:汚れ、分別、搬出経路
- 行動:徹底的な探索と清掃
💰 買取・鑑定のプロ
- 目的:安く仕入れて高く売る
- 視点:市場価値、換金性
- 行動:金目の物だけの選別
作業スタッフに「掃除の技術」と「骨董品の目利き」の両方を求めるのは不可能です。買取を意識した瞬間、スタッフの目は「汚れ」ではなく「お金」に向きます。それはもはや遺品整理ではなく、「仕入れ」になってしまうのです。
なぜ同時進行だとズレが起きやすいのか
警告:金目の物だけ持ち去られ、残ったゴミは高額請求。これが「買取併用業者」の闇です。
事例:東京都A様の実家整理
「買取で作業費が安くなる」という業者に依頼したA様。作業当日、業者は貴金属やブランドバッグ、新しい家電だけをトラックに積み込みました。
しかし、布団や古いタンス、細々した生活雑貨については「これは値段がつかない」「処分費がかかる」と態度を一変。結局、買取額は数千円、処分費用として追加で50万円を請求されました。
部屋は散らかったまま、金目の物だけが消えた状態。まさに「合法的な泥棒」に遭ったようなものです。
現場で他社とバッティングした際、彼らが電話で「ゴミばっかりです」「めぼしい物ないです」と上司に報告しているのを聞いたことがあります。彼らにとって遺品は「商品」か「ゴミ」でしかありません。故人の想いに寄り添うことなど、最初から考えていないのです。
買取に期待しすぎると片付けが止まりやすい
解決策:整理と買取を分けることが、結果的に最も手元にお金が残り、部屋も綺麗になります。
まごのてが推奨する、最も賢い遺品整理のフローは以下の通りです。手間は少しかかりますが、納得感と経済的メリットは最大化されます。
プロの分別技術で、ゴミの中に紛れた現金、権利書、貴金属、思い出の品を徹底的に探し出します。
発見された貴重品を、それぞれの専門店(ブランド買取、古美術商など)に査定してもらいます。
売却したもの以外を、法令遵守で適正に処分・清掃し、お部屋を大家さんに返せる状態にします。
私たちは「買取」はできませんが、「価値あるものを見つけ出す」ことにかけてはプロフェッショナルです。ゴミの山から数千万円の現金や重要書類を発見した実績も多数あります。
本当に売りたい物があるときの進め方(正解ルート)
エピソード:まごのては遺品は買い取りませんが、不動産(事故物件等)は買い取ります。その際の正直な対応事例です。
かなり以前の話ですが、ある古家を不動産として買い取り、残置物の撤去を行っていた時のことです。押入れの天袋から、ずしりと重いミカン箱が出てきました。
中を開けると、なんと聖徳太子の旧一万円札がぎっしり。数千万円分はありました。不動産売買契約上、残置物の所有権も私たちに移転していましたが、私たちはこれを「自社の利益」にはしませんでした。
弁護士を通じて元の持ち主を探し出し、全てお返ししました。元の持ち主は事業に失敗し夜逃げ同然で家を手放していたそうで、「これで再起ができる」と涙を流されました。
▼ 現場での発見・仕分け風景

※まごのては「ネコババ」を絶対に許さない社風と教育を徹底しています。
これが私たちのスタンスです。目先の利益よりも、人としての筋を通す。だからこそ、買取という「利益相反」が起きやすい事業には手を出さないのです。
まごのてが買取をやらない理由
遺品整理は「安さ」より「安心」で選ぶ
「買取で安くします」という言葉には魅力がありますが、そこには大切な遺品を「商材」としてしか見ない業者の本音が隠れています。
まごのては、故人の生きた証を尊重し、ご遺族が前を向くための環境作り(清掃)に全力を注ぎます。
※部屋の写真を送るだけで、概算費用をお伝えします。現地訪問後の追加請求はありません。
対応地域|東京・千葉・埼玉・神奈川全域
まごのては関東全域で遺品整理・特殊清掃に対応しています。特に江戸川区近隣エリアは、最短即日での見積もり訪問も可能です。
東京都
重点エリア
江戸川区、江東区、葛飾区、墨田区、足立区
他、23区全域・多摩地域
千葉県
重点エリア
浦安市、市川市、松戸市、船橋市、習志野市
他、千葉市など全域
埼玉県
三郷市、八潮市、草加市、川口市、さいたま市、越谷市
他、県内広域対応
神奈川県
川崎市、横浜市
他、相模原市など
その他エリア(一部対応): 茨城県、栃木県、群馬県。※江戸川区から片道1.5時間圏内を目安としております。
遺品整理・特殊清掃のご案内
まごのては東京・関東全域に対応しています
【対応エリア】
東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、茨城県
※群馬県・栃木県・山梨県の一部地域も対応可能です。遠方からのご依頼(立ち会いなし)も承ります。
🚨 特殊清掃を伴う場合の最短即日対応エリア
江戸川区、江東区、品川区、大田区、浦安市近辺
※孤独死現場など一刻を争う現場の一次処理(初期対応)に、スケジュールにより即日駆けつけ可能です。
遺品整理と買取に関するよくある質問
まとめ
「買取で相殺できるから安くなる」という宣伝文句に惹かれるのは当然です。しかし、業者が何を優先して動くかによって、結果は大きく変わります。
「買取で安くなるか」ではなく、「部屋をきちんと元の状態に戻せるか」「大切な物や書類を見落とさずに探し出してくれるか」。まずはこの基本を優先してくれる業者を選ぶことが、後悔しない遺品整理の第一歩です。
「何から手をつければいいか分からない」「急いでいるが大切な物を見落としたくない」
そのお悩み、まずは私たちにご相談ください。
電話受付:6:30 ~ 21:00(不定休)
株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史
主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。
東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ
株式会社まごのて
東京都江戸川区北葛西3-5-6
1011701018023 インボイス適格事業者登録番号: T1011701018023
宅地建物取引業:東京都知事(1)109168
産業廃棄物収集運搬業:01300191644(株式会社MG)
孤独死が起きてお困りの方は私にお気軽にご相談ください。










