ゴミ屋敷片付けコラム
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ゴミ屋敷のお片付け作業時間と労働基準法の関係

ゴミ屋敷のお片付けもこの仕事に従事する者がいないと手掛けることしかできないのです、まごのても同じで多くのお客様に対応できるように人員を採用し教育しながら一人前の清掃作業者に育てていくのです。労働集約産業はブラック化しやすいということを聞いた方も多いと思いますがそれは相手(お客様)がある商売だからです、運送でも荷主と呼ぶお客が時間通りに荷物を出荷しなければたちまち長時間勤務となりますし、私たちの仕事の場合でも現場で何か不測の事態が起きればたちまち作業遅延となります。
たまにあることであれば対処のしようもありますが常態化するとブラック化するのです。運送業がそのいい例で宅配でもお客様が受け取らないとたちまち遅延となり、常態化しているからブラックになっているのです。
月間45時間以上の残業ができなくなりました
では実際に私たちのゴミ屋敷片付け現場で当てはめてみます。まごのては基準勤務日数が月22日ですから45時間ということは1日2時間残業可能となり1日10時間労働と考えることができます。たとえば練馬区で9時開始のお片付け現場だとすれば遅くとも8時には出発します。作業を終え帰庫して片付けや翌日の準備をしなければいけませんので9時間後には戻っていなければいけません。つまり17時に帰社していなければならず、そのためには16時前には現場を終えていなければならないとなるのです。
まずこのように大まかな時間割を作り人員配置をします、16時に終わるためには何名必要かで作業者の人数が決まり、もし16時に終われないならどれだけの作業が残り別日に何名必要かを割出さないといけないのです。東京23区内であれば現地で8時間近く作業時間が取れますがもし片道2時間近くかかるような現場だと現地での作業時間が5時間程度となってしまい結果的にお客様の負担が増えてしまうのは申し訳ないという気持ちでいっぱいになってしまいますが時代の流れで致し方ないのかもしれません。
お客様にしてみれば知ったことではない!と思うかも知れませんが、すべてのお客様にご理解とご協力をいただかなければ到底立ち行きませんのでどうかご理解をいただければと思います。
▶ゴミ屋敷片付け料金の中の作業費の決まり方

改正労基法でお客様の負担が増大しています
ワンルーム系のゴミ屋敷であればそこまで時間的な制約を受けることも少ないのですが、規模によっては作業の一部が別日設定となることはあり得ます。原則的にワンルームから2DK程度のゴミ屋敷は1日で片付けることが目標ですが従来までであれば「終わるまでやる」スタンスでしたが時代とともに難しくなってきたのは我々事業者としても少し不満なところです。
まごのてでは今現在(2024年6月)まだそこまで厳格にしていませんが、本当に厳格に行えばお片付け費用は今の1.5倍程度、場合によっては2倍近くまで跳ね上がる可能性はあります。いくら品質重視とはいえそれだけ費用が増大した場合お客様の支持が得れるのかという懸念はありますがコンプライアンス順守は時代の流れですし段階的に切り替えて適用するよういたします。
年中無休24時間夜間でも早朝でもゴミを回収する業者
もちろん誇張した表現であって実際はやらないでしょうし、深夜に電話したとしても委託のコールセンターが対応し本格的な対応は朝からだと思いますが、この手の表現も労基法から見ればアウトとなりかねないのです。
お客様は様々なニーズがあり、中には仕事の都合上夜間や早朝にやってもらいたい人もいるでしょうし、日中だとしても午後からやってほしい人も多いでしょう。そんな細かなニーズを捕捉するためとは言え現実的にやれないことをやるとアピールするのはいかがなものかと感じます。
SNSでも以前は夜間作業をしたという投稿をよく目にしましたが、最近はほとんど見ることはありませんし、夜間作業を希望するお客様も体感的には減ったきがしますので、やはり時代の流れは夜働かない!なのかもしれません。
▶誇張や嘘で集客するゴミ屋敷片付け業者の実態
本音を言えばもっと柔軟な対応をしたい
事実まごのての創業当時は夫婦2人の個人事業ですから労基法の枠に縛られませんのでそのあたりは自由に対応することができました。今となっては懐かしく思いますし、ドライに対応しなければいけない現代の制度はどうなのかと思うこともあります。
個人のお客様は様々なニーズがあり、それらすべてに対応することはできませんが本当はもっとフレキシブルに対応し多くのお客様の支持を得たいというのが本音ですが、もしやれば犯罪行為となってしまうのは私たちにとっても大きな痛手であると感じています。
ただ昨今の大きなトレンドは時短と大幅な賃上げですので、事業者にとっては悩ましく、また私たちのような一般個人が相手の商売はなかなか理解が得にくいのですが、お客様にも大いに協力いただかないと成り立ちませんのでどうぞご理解をたまわりますようお願い申し上げます。
▶ゴミ屋敷のお片付け依頼を夜間にしたら料金は2倍

残業代請求3万円で訴訟沙汰になった経緯
相続人5名(いずれも高齢者)が形見分けの物を誰が持って帰るかで揉めだしたのです。しかも遺品の一部は売ってお金になるはずだから今から買取屋を呼ぼうなどと言っています。作業者はただの内輪揉めのひとつだと思い残り作業を進めこれで全完了というところで事件は起きました。
相続人のひとりがもしかしたらこの中の物の一部は廃棄に回すかもしれないので待っていてほしいと言い出したのです。すでに時間は16時30分を過ぎており、このまま引っ張られたら3時間以上になるのは間違いのないところでした。
こちらからご遺族に提示した条件は2通りで。ひとつは残ったものだけ後日回収に来る、もうひとつは今から待機させてもいいけど残業代として3万円別途請求でした。どちらを選んでも金額的には3万円追加というものでしたが遠方から来てる関係上今日中に終わらせたいということで待機となったのです。
やがて買取屋も参戦したものの買取れる物は一切ないとなってからが大変で高齢ご遺族5名が今にもつかみ合いの喧嘩になるほど紛糾していました。なんだかんだで最終の積込が終わったのが20時で帰社してきたのが21時という異常な時間帯になってしまいました。
請求書発行後に「払わない!」の一点張り
私としては3万円がほしいわけではなく無駄にスタッフを拘束した分を払ってほしいというだけのことで身内間の争いや変な思惑がなければすんなり完了できたはずで、現場で三時間遅延ということはトータルで4時間以上×4名ですから16時間も人を自分たちの利益のために拘束して3万円ですからむしろ安いはずで感謝されてもおかしくないレベルにもかかわらず宣戦布告をしてきたのです。
まごのての場合は金銭的トラブル(支払遅延や未払)が起きれば基本的にはすぐに弁護士を介入させるか訴訟をすることになっていて、このケースの場合は弁護士介入で良かったのですが沽券にかかわることですので相続人の高齢者全員を相手とした訴訟にしたのです。
訴状到達後すぐに相続人の代表者の息子さんがわざわざ来社され請求分の三万円とは別にかなり過大な金銭をお持ちになりました。請求の三万円と諸経費だけいただきましたが自分たちの利益のためなら人の財布に手を突っ込んでもかまわないという考えは絶対に看過できないと感じたので強行にしたのですが一定年代以上のお客様の中には時間的な概念が大きくかけ離れている世代があるといういい例だったと思います。
(※令和7年6月加筆)残業規制から1年以上が経過しましたが、多くのお客様にご理解をたまわり、想像以上に支持を得ているのは驚きです。ところがあろうことかある自治体関係や大手企業の一部では理解が得られず他業者へ流れたり、料金値引きをされてりしています。理解が得られないなら取引は願い下げというスタンスは変わりませんが、本来であれば手本とならなければいけない立場の者が率先して労基法違反を強いているのが現実です。
お客様にもご理解とご協力をお願いいたします
しかし廃棄物処理に関することや会社運営上の法令順守はこちら側の裁量で行っていくものですが労働基準法に関しては事業者側の努力だけではどうにもならない側面があり、やはりお客様側の理解が得られないことには始まらないのです。例えばまごのては規定時間内に完了させるために作業者を1名多く投入するため他社より数万円高いとなったときお客様はどちらを選ぶのでしょうか。
中には労基法違反かどうかは知ったことではないと明らかに法令違反をしている業者を選ぶ方もいるのではと思うのです。個々のモラルの問題ではありますが事業として考えた場合は大きな課題になることは否めません。

ゴミ屋敷を綺麗にしたいならやはりまごのて
中にはこんなに作業時間が短くて高額ならたまったものではないと他社を探したものの結果的にまごのてにご依頼いただく方が70%強、法人でも個人でもその割合は変わらずそれだけ関心が高いことの現れだと思います。
株式会社まごのては営利を目的とした事業で社員の生活も抱えている限り法律順守や利益確保は両輪で進めなければならず、そのためにはお客様の協力とご理解が不可欠です。とはいうものの料金は高いくせに仕上がりは悪いとなればそこらの悪徳業者と変わりませんのでお片付けや清掃の技術はどこにも負けないように日々ブラッシュアップしサービス提供を行っています。
ゴミ屋敷や汚部屋から脱出したい、部屋を確実に綺麗にしたいとお考えで東京近辺のお客様であればまずまごのてにご相談ください。かならず期待に沿うことができます。

東京・関東一円でゴミ屋敷片付け対応
まごのては、東京都内全域を中心に、関東一円でゴミ屋敷や汚部屋のお片付けに対応しています。
江戸川区に本社があるため、東京23区や隣接地域(江東区・葛飾区・墨田区・浦安市・市川市・船橋市など)では即日対応も可能です。
また東京都以外でも、千葉県・埼玉県・神奈川県全域、茨城県・栃木県・群馬県・山梨県の一部地域まで幅広くカバーしており、規模の大きい一軒家の片付けから、ワンルームの即日対応までご相談いただけます。
「引越しまで時間がない」「大家さんの立ち合いが迫っている」など、緊急のお片付け依頼にもフレキシブルに対応いたします。
✅ 最短24時間以内の解決事例多数
✅ 女性スタッフ同行も可能で安心
✅ 地域密着15年の信頼と実績
ゴミ屋敷や汚部屋でお困りの方は、エリアを気にせずまずはお気軽にご相談ください。

今すぐご相談ください(電話 or LINE)
大至急の片付けもお任せを。「電話はちょっと…」という方は LINEで写真を送るだけの簡単見積りが最速です。
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- 写真3~5枚で概算費用と作業提案を返信
- 個人情報は最低限・やり取りは全てチャットで完結
江戸川区・江東区・墨田区・葛飾区・浦安市は最短即日。その他の東京23区/千葉・埼玉・神奈川・茨城も迅速対応します。
株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史
主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。
東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ
株式会社まごのて
東京都江戸川区北葛西3-5-6
1011701018023 インボイス適格事業者登録番号: T1011701018023
宅地建物取引業:東京都知事(1)109168
産業廃棄物収集運搬業:01300191644(株式会社MG)
孤独死が起きてお困りの方は私にお気軽にご相談ください。













