ゴミ屋敷片付けコラム

作業の進め方
2024.09.23

夜間や早朝でもゴミ屋敷のお片付け依頼は出来る?

ゴミ屋敷片付けをする時間帯
ゴミ屋敷や汚部屋片付けを始めて業者依頼する人や女性のお客様がたまに夜間作業をご希望されることがあります。理由は2点ありひとつは仕事などの関係で時間が夜しか取れない場合、もうひとつは近所にわからないようにしたいがために夜間指定をすることがあります。

結論か言いますとどちらの場合でもゴミ屋敷のお片付けの夜間作業はオススメできません!理由は簡単で夜間作業は目立ちます、都会から外れた山の中の一軒家ならまだしも住宅街のマンションやアパートで夜に何かしていれば不審者以外の何物でもありませんし、どれだけ気を付けても絶対物音はしますのでうるさくて周囲に迷惑を掛けることは必至です。

もう一点はこれが一番オススメ出来ない理由ですが夜間作業は高額になります。労働基準法の定める夜間の割増賃金の割合をご存じでしょうか?法定時間内を過ぎ22時までは25%以上割増、22時を超え朝6時までは50%増しです。

ゴミ屋敷のお片付けの場合ですと作業費や輸送費の部分がその割増対象となりますので例えば通常時間帯の作業費が8万円だった場合深夜作業だと12万円以上となり最終的な金額は通常時間の1.8倍程度の高額な費用になってしまいます。
 
ゴミ屋敷片付けの夜間作業について
夜間にゴミ屋敷の片付け作業をした結果
まごのても創業期時代は夜間のお片付け作業に対応していた時期があります。ほとんどの場合何もなく終わることが多かったですが完全ノートラブルばかりではありませんでした。近所からうるさい!と大クレームになりパトカーまで出動することになり作業が中断したこともありましたし、目立たないようにと夜間作業にしたにも関わらず昼間より目立ってしまい興味深々の近隣住民が入れ代わり立ち代わり覗きにきたこともありました。

それらの経験を踏まえて夜間作業はやらないことになった経緯があります。いくら多様性の時代だと言っても夜に寝てる人のほうが断然多いのですから夜間に外で物音がしてれば気になるのは当然のことと言えるでしょう。

もしゴミ屋敷や汚部屋のお片付けを夜間で依頼したいと考えてるなら近所バレやトラブルに発展する可能性があるということは覚えておいたほうが良いでしょう。
 

ゴミ屋敷片付けを夜間作業依頼すると2倍の費用

ご近所対策のためにも夜間作業はオススメできないとお伝えしましたが、もう一点はやはり費用が高額になってしまうのです。割増しになる理由は冒頭で簡単にお伝えしましたがもう少し深堀してみたいと思います。

まず上記で示した割増賃金はあくまでも法定です。それとて高額で50%以上と規定されており単純に1.5倍の賃金設定が最低金額です。まごのての場合はもし深夜作業となった場合は160%割増+出勤カウント1日プラスという規定ですから例えば日中の仕事を終えて少しの休息の後に夜の作業に従事した場合プラス1日カウントと6割増しの賃金が発生するということになります。

お客様に転嫁される費用は夜間作業依頼のお客様ですから夜間割増の作業費と増した分に対する粗利が付加されるという計算です。したがって全体的なお片付け費用も2倍近くまで膨れ上がってしまうことになるのです。
 
ゴミ屋敷片付けで夜間作業は高額になります
年中無休24時間のお片付け業者の存在
世の中には年中無休24時間やるとサイトに書いてる業者があります。特にゴミ屋敷片付けや不用品回収業者で広告を出してる業者に多く見受けられます。早朝や夜間に作業をしても割増なしでしかもかなり激安と書いてると興味はそそられますが本当でしょうか?とりあえずこの記事ではボッタクリ業者であるとか、そもそも書いてる料金が違うという議論は別として考えます。

まず正規に人を雇用して事業をする場合には夜間や深夜労働をさせた場合は必ず割増賃金が発生します、割増賃金と連動してお客様からいただく片付け費用に転嫁されるのは当然の流れです、ここは誰が聞いても理解できることです。ただしこれは労働基準法のお話ですから個人事業主や会社経営者には適用されません。

したがって個人事業として不用品回収業をやっており事業主自ら動く場合は夜間割増も時間外手当も必要ありませんし休日も必要ありませんのでお客様からもらう費用も変えなくて良いということです。このあたりは個人の判断で良い悪いということではありませんが、業者サイトで年間施工実績数千件と大きく見せてるけど実は個人のひとり営業であるとも読み取れるのです。
 

夜間作業をすると機会損失が増えるので積極的にやらない

まごのてがゴミ屋敷の夜間作業を行っていない理由は冒頭でお伝えした通りとにかく目立つし近隣トラブルの原因になるというのが一番の理由ですが、やはり同じぐらい大きな理由が労働環境整備と売上確保という事業者側サイドの問題が大きいのです。

まず夜間作業を希望される方の割合ですが体感的には1割もありません、100件中2~3人の方は質問の中で夜間作業は可能かと聞いてくるレベルの数です。では例えば割増費用ののことや近隣対策ができたとして実行した場合作業者はどのような動きになるのかを見てみましょう。

月曜日:朝9:00~16:00まで現場A
月曜日:夜21:00~2:00までB現場
火曜日:朝9:00~16:00までC現場

このようなスケジュールになっていた場合もしB現場に配置する人員は場合によってはAとCに配置できない可能性があるのです。たった1件夜間作業を入れてしまうことで人員を有効に使えない、もっと言えばその分の売上が取りに行けないので会社としても機会損失が発生する、もしAとC現場分の補填をしなければいけないならB現場は通常の3倍費用がかかることになるのです。

夜間作業を可能といえない要因としては人員配置や売上のことも大きく関わってくるということは覚えておいて損はないでしょう。
 
ゴミ屋敷片付けで夜間作業をやらない理由
一般個人相手の商売はブラック化しやすい理由
私たちの仕事は一般個人の方がお客様で、まごのての場合でも構成比85%が個人のお客様です。世の中には一般個人を相手とする商売はいくらでもあり、飲食店、タクシーや宅配便、スーパーやコンビニなどあらゆるところで見かけます。一般個人が相手ということはニーズも膨大で、早朝に開いてたら嬉しいな、24時間営業なら便利だな、翌日に配達されると嬉しい。このように多様なニーズを満たすべく企業側は様々な努力をしてきましたがその結果どうなったでしょうか?

多くの会社や商店がブラック化したと思うのです、大手牛丼チェーンでワンオペにより過重労働となりスタッフが亡くなった例、時間指定を守る一心で寝る間も惜しんで走るトラックドライバーなど顧客ニーズが多様化した結果ブラック労働を余儀なくされるシーンが増えてると感じます。

私たちの仕事も同じで夜間や早朝にやってほしいという希望が少なからずある、電話も深夜や早朝繋がると嬉しい、女性スタッフがいると安心、格安で片付けてもらえると助かると様々なニーズがありますが、それらすべてを具現化すると当然会社としてブラック化しますので出来ることと出来ないことをきちんと線引きし理解をいただくという方針でまごのては運営しているのです。
 

ゴミ屋敷片付けで重要なのはプライバシー保護

まごのては創業から15年が経過するゴミ屋敷のお片付けと特殊清掃を主とする専門業者ですが、開業から終始一貫して行ってきたのがお客様にとっての安心安全とは?です。お客様の多様なニーズにお応えし夜間作業や24時間対応をすることもサービスの一環だとは思いますが、ゴミ屋敷のお片付けで最も大事なのはプライバシー保護だと考えます。

お問合せ記録や顧客リストの管理というレベルだけではなく、日々の現場でも近所バレしない、大家さんや管理人に悟られないということが大事だと考えるのです。お客様が希望したから夜間作業をしました、その結果近隣クレームが起こり、ゴミ屋敷を片付けていたことがバレてしまいましたではお客様がかわいそうです。

まごのては長年の経験からこれをすれば危険、あれをすればトラブルになるということを熟知していますので初めて業者を利用するに際し不安な気持ちでいっぱいの方に的確なアドバイスが出来るのです。

ゴミ屋敷や汚部屋でお悩みのお客様は是非安心してまごのてにご相談ください。
 
ゴミ屋敷のお片付け見積もりはLINEでどうぞ
ゴミ屋敷のお片付けお見積り方法
ゴミ屋敷や汚部屋のお片付けをご検討のお客様はぜひオンラインでお気軽にご相談ください。部屋のお片付け業者選びでは三社見積もりを取りましょうという情報が出回っていますが、残念ながら技術レベルが揃っていないゴミ屋敷片付け業界の今は三社選んで見積もりを取っても何の参考にもなりません。

もしお片付け業者を利用するのがはじめてである程度の費用感を知りたいのでしたらLINEなどのオンライン見積もりをご利用ください。まごのての場合はオンラインでもほぼ現実に近い料金提示が可能ですのでどうぞお気軽にお問合せください。
 

ゴミ屋敷のお片付け対応エリア

まごのては東京都江戸川区に拠点がある会社ですので、東京都全域はもちろん埼玉県、千葉県、神奈川県全域でお片付けサービスを行っています。また茨城県、栃木県、群馬県、山梨県の一部地域でもゴミ屋敷のお片付けサービスを行っています。

ゴミ屋敷の片付けサービス提供エリア
記事執筆:

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史

主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。 

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