ゴミ屋敷片付けコラム
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ゴミ屋敷状態で引越しが決まったら|引越し業者が来る前にやるべき準備

引越し業者を予約した。
段ボールも届いた。
退去日も決まっている。
それでも、当日が近づくほど不安になる方がいます。
玄関を開けても、部屋の奥まで人が通れない。
ベッドの上にも床にも物が積まれていて、何を新居へ持っていくのか分からない。
押し入れやクローゼットまでたどり着けず、引越し業者に運んでもらう荷物を指定できない。
まごのての現場でも、引越し前の相談で多いのは「荷物が多い」ことだけではありません。
実際には、
「引越し業者が来ても作業できる状態ではない」
「持っていく物が決まっていない」
「必要な書類や薬、仕事道具がどこにあるか分からない」
「退去立会い前に床や水回りを確認できない」
というところで止まっています。
ゴミ屋敷状態からの引越しは、普通の引越しとは順番が違います。
荷造りから始めるのではなく、まず新居へ持っていく物を確保し、処分する物と保留する物を分け、玄関から室内までの搬出導線を作る。
そのうえで、退去立会い前に床・水回り・設備の状態を確認できるように整えていきます。
この記事では、引越し当日に作業が止まらないために、退去日までに何をどの順番で進めるべきかを整理します。
1. 引越し業者が来ても作業できない部屋とは
引越し業者が来ても、すぐに作業が始められない部屋があります。
たとえば、玄関から室内まで通れない。
段ボールを置く場所がない。
ベッドや収納までたどり着けない。
どれを新居へ運ぶのか、依頼者本人もまだ決められていない。
この状態では、引越し業者は荷物を運び出せません。
引越し業者は、指定された荷物を運ぶ人です。
部屋の中から必要な物を探し、ゴミと生活用品を分け、搬出導線を作るところまでは、通常の引越し作業とは別の準備になります。
まごのてで多い相談
引越し業者を予約したあとで、「この部屋のままでは運び出せないかもしれない」と相談されることがあります。問題は荷物の量だけではなく、玄関から部屋奥までの通路、段ボールを置く場所、持っていく物の指定ができていないことです。
だから、ゴミ屋敷状態の引越しでは、段ボールを詰める前に、まず「運べる状態」を作る必要があります。
普通の引越しでは、荷物を箱に詰めて運ぶだけで進みます。
しかし、ゴミ屋敷状態では、荷造りより先に仕分けが必要です。
2. 新居で生活が止まらないために|最初に逃がす物
引越しの準備では、最初から全てを仕分けようとすると必ず時間が足りなくなります。
新居へ持っていく物を先に確保することが重要です。
引越し前の現場では、「必要な物だけ先に出しましょう」と伝えても、最初はピンと来ない方がいます。
ところが、新居に移ったあとで困るのは、大きな家具よりも小さな物です。
スマホの充電器が見つからない。
常用薬がどの袋に入ったか分からない。
新居の鍵、保険証、仕事用のPC、会社の書類が処分品や保留品に紛れている。
こうなると、引越しは終わっても、その日の生活が始められません。
まごのてでは、引越し前の片付けで、まず「新居で数日困らない物」を先に確保するようにしています。
全部を整理する前に、生活を止めないための物を逃がす。
ここを先にやるだけで、当日の混乱はかなり減ります。
確保した物は、作業中に再び埋もれない場所へ
鍵、薬、通帳、印鑑、スマホ充電器、仕事道具などは、見つけた時点で小さなバッグや透明ケースにまとめます。通常の処分品や保留箱に混ぜると、引越し当日にまた探すことになります。
3. 荷造りより先に作るべき搬出導線
引越し業者は荷物を運ぶプロですが、片付けのプロではありません。
床が見えず、玄関から部屋まで通れない状態では、作業が止まってしまいます。
引越し当日に作業が止まりやすい状態
段ボールを置く場所がない、通路がない、持っていく物が決まっていない、収納までたどり着けない、冷蔵庫や洗濯機の周辺に物がある。この状態では、引越し業者が到着してもすぐに搬出へ入れないことがあります。
引越し業者が来る前に、必ず確認したいのが搬出導線を作ることです。
玄関から部屋の奥まで人が通れない状態では、引越し荷物を運び出せません。
ベッド、押し入れ、クローゼット、キッチン周辺にたどり着けないと、持っていく荷物の確認もできません。
引越し前準備では、部屋全体を一度に片付けようとするよりも、まず人が通れる道を作ることが重要です。
玄関、廊下、部屋の入口、ベッドまわり、収納、キッチンまでのルートを先に確保してください。あわせて、エレベーターや階段、駐車位置の状況も確認しておきましょう。
この状態では、引越し業者が来ても奥の荷物を指定できません。まず玄関から室内まで人が通れる導線を作り、持っていく物にたどり着ける状態にします。
4. 思い出の品と書類で止まらないための保留箱
仕分けをするときは、「いる/いらない」の二択にすると必ず手が止まります。
「保留する物」を加えた3分類で進めるのが、作業を止めないコツです。
引越し前の片付けで、作業が止まりやすいのはゴミ袋の量ではありません。
古い写真、手紙、契約書、病院の書類、保険関係の封筒、通帳の控え、家族の物。
こうした物が出てきた瞬間に、手が止まります。
「これは捨てていいのか」
「今すぐ確認しないといけないのか」
「あとで必要になるかもしれない」
その場で一つずつ判断し始めると、引越し前の時間はすぐになくなります。
まごのての現場では、こうした物を無理にその場で判断させません。
明らかに持っていく物、明らかに処分する物、そして保留する物に分けます。
引越し前に必要なのは、すべてに結論を出すことではありません。
当日作業を止めないために、判断を後回しにできる箱を作ることです。
引越し前に無理に判断しない物
写真、手紙、契約書、病院関係の書類、保険書類、家族の物、思い出の品は、その場で結論を出そうとすると作業が止まります。迷う物は保留箱に分け、引越し後に落ち着いて確認する流れを作ってください。
5. 引越し業者の前に片付け業者を入れるべきタイミング
自力での準備が難しいと感じた場合、引越し業者が来る前に片付け業者を入れる必要があります。
ただし、引越し当日に片付け業者を呼ぶのでは遅いことがあります。
引越し前に作業が止まりやすい状態。段ボールを詰める前に、必要な物・処分する物・保留する物を分ける必要があります。
余裕があるなら、引越し日から逆算して数日前には相談しておくのがベストです。引越し荷物を確定してから片付けに入ると、作業がスムーズに進みます。まごのてでは、梱包・仕分け・片付け・清掃まで一括でご相談いただけます。
6. 退去立会い前に見るのは「きれいさ」より確認できる状態
荷物を搬出し、部屋を空にしたあとは、管理会社の退去立会いに向けた準備です。
ここは原状回復費の深掘りではなく、あくまで立会い前に「確認できる状態にする」ことが目的です。
室内を空にした後の状態。引越し前準備では、運び出して終わりではなく、退去立会い前に床・水回り・設備を確認できる状態まで整えることが重要です。
無理な清掃で傷めないようにしてください
強い洗剤やこすりすぎで壁紙・床材・設備を傷めると、かえって確認事項が増えることがあります。落ちない汚れは無理に削らず、写真を残して相談してください。
※明渡し後に管理会社と原状回復費を確認する基準については、ゴミ屋敷の退去前にやるべきことと原状回復費の境界 で整理しています。
7. 間に合わないと判断したら|通常準備から急ぎ相談へ切り替える
引越し前準備の記事を読んでいても、すでに通常の準備では間に合わないことがあります。
たとえば、引越し業者が来るのが明日。
退去立会いが明後日。
床がほとんど見えず、持っていく物も決まっていない。
玄関から室内までの通路もない。
水回りの状態も確認できない。
この状態で、貴重品を探し、荷造りをし、仕分けをし、搬出導線を作り、退去立会い前の確認まで自力で進めるのは、かなり難しくなります。
通常準備で進めるか、急ぎ相談へ切り替えるかは、早めに判断してください。
目安は次の通りです。
明日・明後日が期限の場合
引越し日や退去立会いが目前の場合は、通常の引越し前準備では間に合わないことがあります。 ゴミ屋敷片付けの最短即日相談・現地確認の流れ で、急ぎ相談時に伝えることを確認してください。
8. まごのてに相談する場合|引越しできる状態へ整える
まごのては「引越し業者」ではなく、ゴミ屋敷状態から引越しできる状態へ整える会社です。
持っていく物の仕分け、処分する物の整理、保留品の確保、搬出導線の確保、水回り・床の確認、そして必要に応じた清掃まで、退去日や引越し日から逆算してサポートします。
まごのてに相談するときは、部屋をきれいに説明する必要はありません。
引越し日、退去立会い日、引越し業者を予約しているか、持っていく物が決まっているか、玄関から部屋の奥まで通れるか。
まずはこのあたりが分かれば、どこから手をつけるべきか整理しやすくなります。
写真を撮る余裕がない場合でも、文章や電話で分かる範囲を伝えてください。
必要な物が分からない、見られたくない物がある、家族に知られたくない事情がある場合も、作業前に伝えてもらえれば段取りを組みやすくなります。
詳しいサービス内容は、まごのてのゴミ屋敷片付けサービス もあわせてご覧ください。
9. よくある質問(Q&A)
ゴミ屋敷状態からの引越しは、段ボールを詰めれば進むものではありません。
まごのての現場では、まず新居へ持っていく物を確保し、処分する物と保留する物を分け、引越し業者が入れる導線を作ります。
そのうえで、荷物を出したあとに床・水回り・設備の状態を確認できるように整えます。
「引越し業者を予約したけれど、この部屋で作業してもらえるか不安」
「必要な物がどこにあるか分からない」
「退去立会いまでに床や水回りを確認できる状態にしたい」
このような場合は、分かる範囲でご相談ください。
相談時に分かる範囲で伝えてほしいこと
引越し日、退去立会い日、引越し業者の到着時間、部屋の広さ、持っていく物の有無、鍵の受け渡し状況、玄関から奥まで通れるか。
東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県を中心に対応しています。
江戸川区、葛飾区、江東区、墨田区、浦安市、市川市など東京23区東部・千葉県隣接地域では、状況により最短即日相談・現地確認を調整しやすい場合があります。
株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史
孤独死・自殺・ゴミ屋敷・事故物件など、他社が断るような現場でも創業以来施工不能となった現場は一つもありません。
宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士の資格((東京)第277343号)を保有しており、清掃・消臭の技術判断と「どう再生すれば資産価値を回復できるか」の不動産判断を同時に行える点が他の特殊清掃業者との最大の違いです。
日本在宅医学会・高齢者虐待防止学会での登壇実績、各行政区のゴミ屋敷条例意見交換会への出席など学術・行政の両面から現場の専門家としての地位を確立しています。
東邦大学保健衛生学部・岸恵美子教授(セルフネグレクト・ ゴミ屋敷研究の第一人者)と、現場データの共同研究を継続。 複数の学術論文に共同執筆者として名前が掲載されており、 現場実務者として学術分野での評価も確立しています。
東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ
株式会社まごのて
東京都江戸川区北葛西3-5-6
インボイス適格事業者登録番号:T1011701018023
宅地建物取引業:東京都知事(1) 109168
産業廃棄物収集運搬業:01300191644(株式会社MG)
ゴミ屋敷の状態がどれだけひどくても、お断りした現場は15年間一度もありません。恥ずかしがらず、現状をそのままお話しください。










