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犬猫が暮らすゴミ屋敷の現実|片付けと高額清掃費用

ゴミ屋敷片付けの現場では、犬や猫といったペットが暮らしているケースも少なくありません。こうした「ペットのいるゴミ屋敷」は、悪臭・害虫・鳴き声や騒音による近隣トラブルの原因になるだけでなく、飼い主自身にとっても高額な清掃費用や退去時の損害賠償へと直結する大きな問題となります。
私たちが数多くの現場で実際に目にしてきたのは、世話を放置された犬や猫がゴミに埋もれ、苦しみながら生きる姿、そして最悪の場合は命を落としてしまうというあまりにも悲惨な現実です。片付けや掃除を専門にしている私たちでさえ、ペットが関わる現場は感情を抑えきれず、怒りや悲しみを抱えながら作業に臨まざるを得ません。
本記事では、ペットがいるゴミ屋敷の片付けにおける具体的な実態や清掃費用が高額になりやすい理由を解説するとともに、飼い主が理解すべき「ペットと共に暮らす責任の重さ」についても考えていきます。これから犬や猫を飼おうと考えている方、すでに一緒に暮らしているものの世話が十分にできているか不安な方にとって、必ず参考になる内容となるでしょう。
ごみ屋敷化した部屋でのペット飼育は「虐待」と同じ
感情的に聞こえるかもしれませんが、ゴミ屋敷化した部屋で犬や猫を飼うことは、事実上「虐待」と言わざるを得ません。なぜなら、ペットは与えられた環境でしか生きられないからです。
人間の赤ちゃんや小さな子どもが、自分で食事を用意したり排泄物を片付けたりできないのと同じように、犬や猫も飼い主に完全に依存しています。食事やトイレの世話を怠れば、部屋は不衛生になり、ペットは健康を害しながらも文句ひとつ言わずにその環境で生きるしかありません。
ゴミ屋敷は「セルフネグレクト(自分のお世話の放棄)」の一種と言われます。自分自身が汚れた環境で暮らすのは自己責任と言えますが、ペットは望んでそこにいるわけではなく、無理やり劣悪な環境に閉じ込められていることを忘れてはいけません。
ペットを飼うことは「かわいいから」だけでは済まず、命を預かる覚悟と責任が伴います。その覚悟がないのなら、犬や猫を飼うべきではないのです。
なお、類似の事例として、孤独死の現場で飼い主を失った犬や猫が飢えや衰弱で命を落としたケースも少なくありません。その実態を記した記事もありますので、関心のある方はぜひ下記リンクもご覧ください。

犬猫の排泄物や亡骸が残されたゴミ屋敷の現実
実際の現場では、長期間にわたり片付けや世話がされないまま放置された排泄物が山のように積み上がり、悪臭と害虫が発生。ゴミに埋もれた空間の中から犬や猫の亡骸が見つかるケースも少なくありません。片付けを担う私たち業者にとっても、これらは肉体的に過酷なだけでなく、精神的に深いダメージを受ける作業です。
ゴミ屋敷は「セルフネグレクト(自己放任)」の象徴とも言えますが、問題は飼い主だけでなく、無力なペットをも巻き込んでしまうことにあります。飼い主が食事や排泄の世話を怠れば、犬や猫は自分で環境を変えることができず、与えられた空間で生きるしかありません。その結果、排泄物にまみれた部屋で衰弱し、命を落とす動物たちを私たちは何度も見てきました。
さらに、こうした現場は飼い主にとっても大きな代償を伴います。排泄物や死骸が長期間放置されると、床や壁にまで汚染が広がり、通常の片付けだけでは済まなくなります。消臭・殺菌・原状回復を含めた作業費用は数十万円から数百万円にのぼり、場合によっては建物自体が使えなくなるケースもあるのです。
この記事では、実際に私たちが経験した「犬猫の亡骸や排泄物が山積みになったゴミ屋敷」の事例を紹介しながら、ペットが犠牲になる現実と、そこから学ぶべき飼い主の責任についてお伝えしていきます。
大型犬の排泄物が部屋を埋め尽くしたゴミ屋敷片付け事例(埼玉県八潮市)
埼玉県八潮市で対応した現場は、2DKの賃貸アパートでした。一見すると「よくあるゴミ屋敷」に思える部屋で、床一面には約3年分ものコンビニ弁当の容器や飲料ペットボトル、日用品ゴミが散乱していました。ゴミの山自体も相当な量でしたが、本当の問題はそこではありません。実はこの部屋で、大型犬が2頭飼育されていたのです。
大型犬の排泄量は1日あたり成人とほぼ同等と言われています。つまり、2頭を飼育していればその倍の量が毎日蓄積される計算になります。この部屋では約2年間ほとんど世話がされていなかったため、床は糞尿で覆い尽くされ、2DK全体が巨大なトイレ同然の環境となっていました。排泄物は堆積して層のようになり、床材にまで染み込み、室内全体に強烈なアンモニア臭が充満。作業員がマスクや防護服を着用しても耐え難いほどの異臭が立ち込めていたのです。
驚くべきことに、この部屋が1階の角部屋であったため、近隣からの苦情はほとんど出ていなかったそうです。しかしもし2階や中部屋であれば、糞尿の染み込みや悪臭が上下左右の住戸にまで及び、確実に大きなトラブルとなっていたでしょう。これはまさに「偶然の救い」であり、立地条件によっては近隣全体を巻き込む事態に発展していたはずです。
片付け作業は想像を絶するほど過酷で、膨大なゴミと排泄物を撤去し終えた室内は、原型をとどめないほど傷み切っていました。壁や床は腐食し、部屋全体はまるで廃墟のような有様。原状回復に必要な工事の正確な金額は不明ですが、片付けと清掃だけでも100万円を優に超える高額な費用がかかりました。
この事例からもわかるように、犬や猫などのペットを放置したままゴミ屋敷化させれば、部屋は短期間で取り返しのつかない状態になります。そして飼い主自身が巨額の清掃費用を負担せざるを得ない結果となるのです。「ゴミ屋敷×ペット」=高リスク・高コストであることを、あらためて強調しておきたいと思います。
多頭飼いの猫が放置されたゴミ屋敷|糞尿と悪臭で崩壊した部屋
当初は可愛がって飼い始めたはずの猫たちですが、飼い主が片付けや世話を次第に怠るようになり、室内は急速に荒れていきました。排泄物は掃除されることなく堆積し、アンモニア臭が壁や天井にまで染み込み、部屋に入った瞬間に息ができないほどの悪臭が充満していました。糞尿は床材を腐食させ、フローリングを剥がしても臭いが取れない状態にまで進行していたのです。
さらに、過酷な環境下で健康を害した猫も多く、体調を崩したまま亡くなってしまった個体もいました。無力な動物たちが劣悪な環境に巻き込まれる現実は、作業にあたる私たちにとっても心が痛む経験です。
最終的に、この部屋の清掃と消臭、さらに床や壁の大規模な原状回復工事が必要となり、費用は数百万円に達しました。ペットをきちんと管理できないまま多頭飼いしてしまうことが、どれほど大きな悲劇と経済的負担を招くのかを、強く認識していただきたいと思います。
犬猫ペット系ゴミ屋敷の原状回復費用は高額になる!覚悟を持って飼うべき理由
こうした状況になると、ただゴミを片付けて表面を掃除するだけでは到底解決できません。床材や壁紙の全面張り替え、消臭・除菌作業、場合によっては下地や断熱材の交換まで必要になることもあります。私たちの現場でも、見積金額が数十万円から数百万円に膨らむケースは珍しくありません。
しかし実際に依頼される方の多くは、「ゴミさえなくなればハウスクリーニング程度で済む」と軽く考えている傾向があります。そのため、見積書に記載された金額を目にした瞬間、腰を抜かすほど驚かれる方も少なくありません。特に賃貸住宅では、オーナーや管理会社から原状回復を厳しく求められるため、思った以上の高額請求に発展するリスクがあります。
犬や猫と暮らすこと自体は大きな喜びであり、人生を豊かにしてくれるものです。しかし、同時に「世話を怠れば部屋が破壊され、後に莫大な費用がかかる」という現実から目を背けることはできません。ペットを飼うということは、日々の世話だけでなく、将来的に起こり得る清掃・修繕費用まで覚悟をしておく必要があります。安易な気持ちで飼い始めれば、結局はペットも飼い主も不幸になるだけです。
犬猫屋敷の原状回復は特殊清掃以上に大規模になることも
犬や猫が関わるゴミ屋敷の片付け・原状回復を、軽い清掃やリフォーム程度で済むと考えている人は少なくありません。実際にその部屋に住んでいた入居者本人はもちろん、大家さんや管理会社でさえ「多少のクリーニングで原状回復できるだろう」と思い込んでいるケースがよくあります。
もちろん、飼い主がきちんと世話やしつけを行い、日常的に清掃していた場合には大きな問題にはなりません。しかし、多頭飼いである場合やゴミ屋敷化している場合は状況が一変します。糞尿による床・壁の浸食、アンモニア臭の強烈な染み付き、害虫の繁殖による汚染拡大などにより、特殊清掃並み、あるいはそれ以上の大規模な原状回復作業が必要となるのです。
孤独死が発生した部屋の特殊清掃では、ご遺体の痕跡や腐敗体液が限定的な範囲にとどまるケースが多く、処理エリアも比較的絞られます(※稀に階下や隣室まで及ぶこともあります)。一方で猫や犬は行動範囲が広いため、汚染が部屋全体に広がり、場合によっては隣室や共用部にまで悪臭や汚染が拡散することもあります。つまり、ペットが絡むゴミ屋敷は特殊清掃以上に手間と費用がかかるケースが珍しくないのです。
また、「リフォームをすれば臭いは消える」「オゾン脱臭機を使えばすぐに消臭できる」といった誤った情報を信じている方も多いですが、これは完全な誤解です。糞尿や死骸が長期間放置された部屋では、床材・壁材の深部まで汚染が浸透しており、表面的な処理では絶対に臭いは消えません。徹底的な清掃・消臭・殺菌、必要に応じて建材の交換まで行わなければ解決できないのです。
ペットの多頭飼育によるゴミ屋敷や臭気被害は、入居者だけでなく大家さんや管理会社にとっても深刻なトラブルへ発展します。実際の作業事例や費用の詳細については、まごのての特殊清掃専用ページや消臭レポートをご参照ください。
犬猫が関わるゴミ屋敷片付けと原状回復の費用事例
犬猫が暮らしていたゴミ屋敷の片付けや消臭には、通常の片付け費用に加えて特殊清掃レベルの追加作業が発生するため、料金は想像以上に高額になります。ここでは、実際の費用事例をご紹介します。
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軽度のケース(犬1匹・猫1匹/糞尿の清掃が部分的)
片付け+簡易消臭で 20万~40万円程度
→ ゴミの量が少なく、床の表面清掃と部分補修で済んだケース。
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中度のケース(猫数匹の多頭飼い/2DK)
片付け+消臭+床材・壁紙交換で 80万~150万円程度
→ 糞尿が床材に浸透し、フローリングの張替えと消臭工事が必要になったケース。
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重度のケース(犬猫多数の放置/3LDK以上)
片付け+徹底消臭+建材交換+リフォームで 200万~300万円超
→ 部屋全体がトイレ同然で、床下まで汚染。断熱材や下地まで交換が必要となったケース。
このように、ペットが関わるゴミ屋敷は「ただの片付け費用」では済まず、原状回復を含めた総額は数十万~数百万円規模に膨らむことも少なくありません。
飼い主本人は「ゴミを片付けて掃除すれば大丈夫」と軽く考えがちですが、実際の見積書を見て驚かれる方は非常に多いのです。特に賃貸住宅では、大家さんや管理会社からの請求が予想以上に高額になる場合があるため、ペットと暮らす覚悟=原状回復費用も含めた責任であることを忘れてはいけません。
犬屋敷・猫屋敷のお片付け清掃も安心してお任せください
犬や猫が暮らしていたゴミ屋敷の片付けは、単純にゴミを取り除いて掃除をすれば終わるものではありません。糞尿による床や壁の浸食、染みついた悪臭、害虫の発生など、状況によっては特殊清掃と同等、あるいはそれ以上の処理が必要になるケースが多く見られます。
特に賃貸アパートやマンションの場合、表面的にきれいにしても臭いや汚染が残っていれば、新しい入居者を受け入れることはできません。完全な原状回復がなされなければ、物件の資産価値そのものが大きく下がってしまいます。これはオーナーや管理会社にとっても深刻な問題であり、適切な清掃と工事を怠ることは大きな損失につながります。
まごのては特殊清掃の専門業者として、これまで数多くの「犬屋敷・猫屋敷」と呼ばれる現場に対応してきました。部屋の清掃はもちろん、長期間残留したペット臭も徹底的に除去し、消臭・殺菌・仕上げまで一貫した高品質の作業をお約束します。これは、孤独死清掃など特殊清掃で培った経験と技術があるからこそ可能な対応です。
さらに当社には自社の工事部があり、消臭後のリフォームや原状回復工事までワンストップで対応できる体制を整えています。外部業者に再依頼する必要がなく、スピーディかつコストを抑えた施工が可能です。
犬屋敷・猫屋敷を含むペット系ゴミ屋敷の片付けや原状回復にお悩みの方は、ぜひ安心してまごのてへご相談ください。どんなに過酷な現場でも、確実に「住める部屋」へと蘇らせることをお約束します。

どんなゴミ屋敷も完全に回復させるプロの清掃業者
株式会社まごのては、東京を拠点に「ゴミ屋敷片付け」「汚部屋清掃」「特殊清掃」を専門に行っている清掃業者です。創業から15年以上、個人経営の時代を含めると一貫してこの分野に取り組んできました。これまでに対応した現場は累計で1万件を優に超え、一般的な片付け業者では経験できないような、孤独死やペット屋敷、悪臭・害虫の大量発生現場など、あらゆる事例に対応してきました。
そのため、どんなに壮絶な状況のゴミ屋敷であっても、「必ず元に戻す」プロの技術と経験があります。表面的に片付けるだけではなく、根本的な臭いの除去や衛生的な環境の回復まで一貫して行えるのが、まごのての強みです。
一方で近年は、参入障壁の低さから「トラック1台あれば始められる」といった素人業者が急増しています。ウェブ広告やチラシで安さを売りにしていても、実際には作業能力や経験が乏しく、料金トラブルや不法投棄、作業のずさんさによる再発などが問題となっています。見た目を一時的に整えるだけで臭いや汚染が残り、結局は追加工事や再清掃で余計に費用がかかる…というケースも少なくありません。
本当に安心できるゴミ屋敷業者は、実はそれほど多くありません。だからこそ、業者選びは慎重に行うべきです。まごのては**「全員正社員のスタッフ体制」**で、責任感を持って最後まで作業にあたります。また、自社工事部を持つため、片付け・清掃だけでなくリフォームや原状回復工事までワンストップで対応可能です。これにより外注費がかからず、透明性のある料金体系と確実な仕上がりをお約束します。
「どこに頼めばいいかわからない」「本当に信頼できる業者にお願いしたい」――そうお考えなら、まずは私たちまごのてにご相談ください。経験・実績・技術のすべてを備えた専門業者として、どんなゴミ屋敷でも完全に回復させることをお約束します。
株式会社まごのて 取締役会長
佐々木薫
自らゴミ屋敷の片付けは天職と宣言し物理的な部屋の片付けというより依頼者の心の動きを読み取り根本から解決する能力に長けています、また持ち前の明るさとおせっかい精神からマスコミ取材実績も多く過去放送されたテレビ東京系「クロスロード」では歴代2位の視聴率をたたき出しました(1位はテニスの錦織圭)テレビ出演多数、テレビ東京クロスロードでは単独で特集され歴代2位の視聴率を獲得、おせっかいは世界を救うを地で行く自他ともに認めるおせっかい焼きでそのおかげで人生が変わったゴミ屋敷元住人多数、元客の結婚式に出席するほど信頼は厚い。
どの番組かは忘れたがロケ中に「おせっかいは世界を救う、世の中を変える」と放った言葉は後に小池百合子に真似されるほどの名言となった、事実名言ナビというサイトにも出典佐々木薫とあるほどです。
ゴミ屋敷や遺品整理のことなら私にお任せください