特殊清掃コラム
特殊清掃現場の犬猫ペット対応|悲しい現実とプロの技術

孤独死の現場において、私たちが最も胸を痛める瞬間。それは、故人に寄り添うようにして亡くなっているペット(犬や猫)の姿を目にする時です。
主人が亡くなった後も、彼らは数日間、空腹と渇きに耐えながら、動かなくなった主人のそばを離れようとしません。このような悲しい現実は、決して珍しいことではなく、特殊清掃の現場では頻繁に遭遇する光景です。
本記事では、孤独死現場におけるペットたちのリアルな状況と、汚染範囲が拡大しやすい「ペット案件」特有の消臭難易度、そして私たちがどのように供養・対応しているかをお伝えします。
孤独死・特殊清掃の関連情報
孤独死現場に残されたペットたちの過酷な現実
警察はペットを保護しません。発見が遅れれば、彼らもまた「第二の被害者」となります。
孤独死が発見された際、警察が介入しますが、彼らが搬送するのは「人間のご遺体」のみです。法律上、ペットは「物」として扱われるため、たとえ生きていたとしても、警察が保護して連れて行くことは原則ありません。
ご遺体発見時のペットの扱い
- 人間のご遺体のみ搬出
- ペットは現場に残置
- (親族への連絡のみ)
- 水・食料がなく餓死
- 夏場は脱水症状で衰弱
- 特殊清掃員が発見するまで放置
私たちが現場に入る頃には、残念ながらペットたちも息絶えているケースが6割を超えます。しかし、中には奇跡的に生存している場合もあり、その際は直ちに保護し、提携する動物病院へ搬送する体制を整えています。
【実録】主人の最期まで寄り添い続けた2頭の犬
千葉県の孤独死現場。そこには、飼い主への深い愛情が垣間見える、悲しくも温かい光景がありました。
死後2週間が経過した千葉県のマンション。異臭クレームにより発見された現場です。入室すると、強烈な腐敗臭の中に、どこか違う種類の臭いが混ざっていました。
ご遺体のあった布団のすぐ横に、毛布のような塊がありました。よく見ると、それは2頭の小型犬でした。彼らは亡くなったご主人に寄り添うように重なり合い、そのまま旅立っていたのです。
▼ 現場写真(クリックで画像を変更)

※孤独死現場ではペットの亡骸や稀に生きてることもあります。
テーブルの上には、開封されたドッグフードがありました。彼らは空腹だったはずです。しかし、そこには手を付けず、ご主人のそばを離れませんでした。もしかすると、「よし」の合図をずっと待っていたのかもしれません。
私たちはその健気な姿に涙しながら、丁寧に彼らを抱き上げ、提携のペット葬儀社へと送り出しました。
ペットがいる特殊清掃はなぜ難易度が高いのか
体液量が増えるだけでなく、生前の糞尿汚れやマーキングが複合し、通常の消臭技術では対応しきれません。
ペットがいた現場の特殊清掃は、通常の孤独死現場よりも難易度が格段に上がります。「人間一人分」の汚染処理だけでは済まないからです。
| 比較項目 | 通常の孤独死現場 | ペットありの現場 |
|---|---|---|
| 汚染源の量 | ご遺体(1名分) | ご遺体 + ペットの亡骸 |
| 汚染範囲 | 布団・床の一部 | 部屋全体(歩き回るため) |
| 臭いの質 | 腐敗臭(死臭) | 腐敗臭 + 糞尿臭(アンモニア) |
| 消臭難易度 | 高 | 超高難度(複合臭の分解が必要) |
特に「糞尿臭」と「腐敗臭」が混ざった複合臭は、オゾン脱臭機を回すだけでは消えません。床材の隙間に染み込んだアンモニア成分を化学分解する特殊な工程が追加で必要となります。
【失敗談】ペットの汚れを見落とし「臭い戻り」を招いた格安業者
安さだけで業者を選んだ結果、ペットが粗相した箇所を見落とされ、リフォーム後に床を剥がす羽目になりました。
あるご遺族の後悔
「相見積もりで一番安かった業者に頼みました。人間のご遺体の跡は綺麗にしてくれましたが、数週間後、リフォーム業者から『まだ部屋が臭う』と連絡が…。
原因は、部屋の隅々に染み付いていたペットの尿でした。最初の業者はこれを見落とし(あるいは無視し)、表面だけを掃除して終わらせていたのです。
結局、まごのてさんに再依頼し、床板をすべて剥がして基礎部分から洗浄することに。最初の費用の倍以上の出費となってしまいました。」
ペットがいた現場では、ブラックライト(紫外線)を使って目に見えない尿の跡を特定する調査が必須です。このひと手間を惜しむ業者は、プロとは言えません。
亡骸の供養から保護まで。まごのての「ワンストップ対応」
私たちは彼らを「ゴミ」として扱いません。提携寺院・保護団体と連携し、誠意を持って対応します。
タオルで包み安置します。作業終了後、提携ペット葬儀社(パシフィックエンジェル)にて火葬・供養を行い、お骨をご遺族へお渡しします。
直ちに保護し、提携動物病院(西葛西ペットクリニック)で健康診断を行います。その後、ご遺族が引き取れない場合は、里親探しまでサポートします。
命の尊厳を守る特殊清掃を
孤独死現場に残されたペットの対応は、業者の「質」が最も問われる部分です。まごのては、清掃技術はもちろん、命に対する倫理観を持って現場に向き合います。
東京・千葉・埼玉・神奈川で、信頼できる特殊清掃業者をお探しなら、私たちにご相談ください。
対応エリア(最短即日・見積もり無料)
東京都全域、千葉県、埼玉県、神奈川県、茨城県(一部)
※江戸川区近隣は最短30分で駆けつけます。
特殊清掃・遺品整理のご案内
株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史
主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。
東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ
株式会社まごのて
東京都江戸川区北葛西3-5-6
1011701018023 インボイス適格事業者登録番号: T1011701018023
宅地建物取引業:東京都知事(1)109168
産業廃棄物収集運搬業:01300191644(株式会社MG)
孤独死が起きてお困りの方は私にお気軽にご相談ください。










