ゴミ屋敷片付けコラム

実例紹介
2024.02.08

ゴミ屋敷化した部屋での孤独死が急増した理由と対策方法

ゴミ屋敷化した部屋での孤独死が急増した理由と対策方法
まごのてはゴミ屋敷片付けと並行して特殊清掃も主軸として業務を行っています。特殊清掃とは孤独死などが起きた部屋を清掃したり消毒消臭をする業務です、汚部屋のハウスクリーニングとはまた違った考え方や手法で行う文字通り特殊な清掃です。

2022年~2023年夏期間に行った特殊清掃現場で急激にゴミ屋敷化していた部屋が急増しています、従来までも孤独死が起きた部屋でゴミ屋敷化している部屋は当然ありましたが直近は更に増えている印象です。この記事ではどうしてゴミ屋敷での孤独死が増えたのか、そして孤独死を防止する策やその前段階の高齢者宅のゴミ屋敷化を防止する対策についてお伝えしようと思います。

ゴミ屋敷化した部屋で孤独死が増えた理由

ゴミ屋敷した中での孤独死が増えた理由は過去3年間に渡って世間を混乱させたコロナ渦によるものと考えられます、一人暮らしをする親の家や部屋の様子を見ることができなかったため、部屋が荒れてしまいその中で亡くなってしまったというのが多いと考えています。

ゴミ屋敷化すると室内の安全が保てません、転倒リスクやエアコンの掃除ができていないため効きが悪くなり熱中症や不衛生な状況による罹患リスクもぐんと高まります。特に夏期間は熱中症で倒れて亡くなるケースが多いのですが、私たちが特殊清掃に入ってみると、エアコンが全く機能していなかったり、リモコンが見当たらないというケースが多いです。

定期的に人が訪れないというのは部屋も荒れやすくなります、コロナ明けの2023年夏期間はこうしたゴミ屋敷化した部屋での孤独死意外にもいわゆる実家片付けや高齢の親が住む部屋を片付けたり清掃してほしいというご依頼が増えた時期でもありました。

孤独死が起きた部屋の清掃や消臭専用ホームページ

ゴミ屋敷で孤独死の実例紹介

本来は特殊清掃サイトで書くべき内容なのですが、孤独死してしまった原因がゴミ屋敷であるという見方もできるためゴミ屋敷片付け専用サイトで書くことにしました。ゴミ屋敷だから孤独死した、とか孤独死をしてしまう人が住む部屋はゴミ屋敷であることが多いというものではありませんのでご注意ください。

先に少しだけ触れておきますが、孤独死する人はゴミ屋敷化している、という記事を見かけますが、確かに高齢者の部屋は荒れてることは多いです。それは加齢による身体能力の衰えから来るものであって、けっして生活そのものが荒れて不摂生から孤独死という図式ではありません。ゴミ屋敷や孤独死についての記事はイメージだけで書かれてるものも多く何の信憑性もないことが多々あります。
 
ゴミ屋敷化した部屋での孤独死が急増した理由と対策方法

ゴミ山から転落して立ち上がれず死亡

千葉県松戸市の戸建て住宅でひとりで暮らす母親が死亡したので家を片付けてほしいという相談でした。最初は室内で亡くなったことを告げられておらず、遺品整理の相談だと思ったのですが話を進めるうちに室内で亡くなりそのまま2週間程度経過したものであることが判明したのです。

部屋で死亡しそれなりに日数が経ってしまった場合にはご遺体から体液などが出てしまい、室内を汚し腐敗臭が発生しまいます。その他ウジ虫やハエも出ることからご遺族ですら入室できないことも多々あります。詳しくは特殊清掃サイトでお知らせしていますが、そんな場合はまごのてでは特殊清掃一次処理と呼ぶ初期の消臭や清掃をして、ご遺族や管会社がストレスなく入室できる環境造りをすることをオススメしています。

このお宅の場合もまずは初期の消臭と清掃をしてご遺族が入室できるようにしましょうと伺ったのです。外観はごく普通の一軒家でしたが玄関を開けるとすでにゴミ屋敷の様相でした、ゴミ屋敷と言っても買い溜めた物が所狭しと並び積みあがってる状況で、亡くなったとされる部屋は奥のほうに衣類が山となり高いところは1m近い高さがありました。

ご遺体痕は手前の低くなった部分にあり、ご遺体痕から流れた腐敗体液にまみれた衣類が散乱してまだ生きてるウジ虫もいたのです。特殊清掃スタッフが直接死因を探ったり聞いたりすることはありませんが、ご遺族である娘さんから、服塚の山に乗っていて滑り落ちて頭を打ったのが原因ではないかということでした。

初期の清掃と消臭を手際よく行い、においを軽減させてからご遺族が遺品整理ができるように整えて完了としましたが、やはり高齢者宅の安全面の確保は重要だと感じた現場でした。

エアコンが壊れていた孤独死の部屋

不動産会社の依頼で特殊清掃に向かったのは東京都江戸川区の2DKマンションでした。事前にもらった情報では60代の女性で部屋はゴミ屋敷状態ということでした。60代と言えば今では高齢者の部類に入りませんし死因は病死としか聞いていなかったのでいったいどんな状況なのかと思いながら現地へ駆けつけました。

玄関前にはすでに孤独死があったことがすぐわかる臭いが立ち込めドアの前にはハエも飛び回っていました。中に入ると聞いてた通りゴミ部屋ではありましたが、そうひどいゴミ屋敷でもなく私たちの感覚ではプチゴミ屋敷です。

ご遺体痕はベッド上ですが死後日数が1か月近いためご遺体痕は床まで流れ、臭い濃度もかなり高いものでした、特殊清掃作業を進める中でエアコンの動作チェックを行いました、エアコンチェックは特殊清掃作業員が涼しくなるようにするためではなく、臭いを含んでいないか確認するために行うのです。

リモコンで電源を入れ、冷房をかけてみましたが風は出るものの全然冷えません、温度設定を18度に設定してもぬるい風が出るばかりでした。もしかしたら冷房が壊れてしまったための熱中症が死因ではないかと思いました。真夏のゴミ屋敷片付け依頼の理由で多いのはエアコン交換工事が入るためというものがあります。

この亡くなった女性もエアコンが効かないことは把握していたけど、ゴミ屋敷状態であったために修理依頼を躊躇したのではないかと思ったのでした。実際は別の要因で亡くなったのかも知れませんが大いにあり得ることだと考えます。

2時間で家財を撤去せよ!と命令が出た孤独死現場

別居しているご主人が部屋で急死したので大至急片付けてほしいと依頼がありました。死後日数は2週間経過し臭いもあり状況も良くないけど、特殊清掃より先に部屋の物をすべて無くしてもらいたいという少し不可解なものでした。

東京都内の1LDKのマンションに到着し部屋に着いてみると、目を疑う光景がありました。まずご遺体痕はお風呂の脱衣場にありましたが、それより驚いたのが部屋そのものが「女性の倉庫系汚部屋」なのです。家具類はもちろん衣類も靴もすべて女性の物、誰かと暮らしてのですかと聞くと首を横に振る奥さん。

「あと2時間ちょっとで娘が到着します、それまでに全て室内の物を出してください!」この一言ですべてを理解しました。本来特殊清掃をするか初期の清掃や消臭をしてからでないと家財撤去を行うことはしないのですが、事情が事情ですのでなんとか間に合わせるように事務所スタッフまで動員してなんとか部屋を空にしました。

人の体はいつどうなるかわかりません、今日元気で病気ひとつなくても急死してしまうことはあります、この部屋のご主人はご自身の趣味を心置きなく愉しんでいたと思うのですが、亡くなる間際に何を思ったのでしょうか?奥さんはこの趣味をしっていたのだと思いますが、なんとか娘さんには威厳ある父親であることを守れたのではないかと思った現場でした。

命にかかわる危険な部屋は改善しよう!

孤独死そのものを防ぐことは出来ません、人の体はいつどうなるのかなんてわかりません。ですがゴミ屋敷が原因でケガをしたり最悪の場合亡くなるということは避けなければいけませんし、倒れて自力で救急車を呼べたとしても救急隊が部屋に入るのに一苦労という状況も避けなければいけません。

まさにゴミ屋敷であることは生死を分けることにもなりかねず、普段から意識的に部屋を整えて「危険な部屋」であることを解除しておくのは孤独死の予防になると考えています。

突然部屋で亡くなってしまうことは仕方のないことですが、できるだけ早く発見できるような体制を作ることも重要ではないかと思うのです。実際に過去にはご近所や福祉関係者が異変を感じてたにも関わらずゴミ屋敷状態だったために早々と追及をせずご遺体発見まで長引いてしまった例もあります。
ゴミ屋敷化した部屋での孤独死が急増した理由と対策方法

最低限部屋の安全面の確保はしましょう

上記の事例でもあります服の山から転落して亡くなったお婆さんの部屋のように、部屋の状態は時には命の危険すらあるのです。☆倉庫系モノ屋敷のお片付けは難易度MAX!『捨てない』選択もあり では住んでる本人が快適であるならば無理に捨てる必要はないと書いていますが、それでも安全面の確保は行いたいところです。

特に身体的な能力が衰えていない時であれば良いのですが、加齢が進んで少しの高さや段差が危険になってきたときには生活動線を見直すなどの対策は必要だと考えます。

高齢者宅は安全面と衛生面の確保を優先しましょうと説いていますが、衛生面は離れて暮らしてるとなかなか目が行き届かないかもしれませんが、安全面のチェックは年に2回程度でも問題ありません、コロナ渦ではこの安全面のチェックができなかったということが多かったのではと思います。

訪問介護や見守りシステムの積極導入を!

孤独死してしまった高齢者宅では訪問ヘルパーなどのサービスを受けていませんでした。もちろん中にはサービス提供が受けれる年齢に達していないこともあるのですが、70歳以上でも受けていない人がいます、人の世話になりたくないとか、まだまだ自分で家事もできると考えてることもあるのですが、たとえ元気で家事やその他のことができるとしてもサービス提供が受けられる年齢であれば受けたほうが良いです。

介護サービスは申請さえすればまったく何もないということはなく最低でも要支援1は付くはずです、そうなれば時間は短いですが定期的にヘルパーの訪問がありますので、もし万が一何かあったとしてもすぐに発見されます。私の考え方としては室内で突然亡くなってしまうことは仕方ないと思うのです、その部分は対策のしようがありませんが、せめて早く発見できる体制作りは必要で、訪問介護を受ける、デリバリーの食事を頼むという方法は有効だと思います。

介護サービスの申請方法は参考サイトのリンクを貼っておきます。☆介護予防サービスを利用するまでの流れ

その他にはセコムなどの警備サービスでも見守りシステムがあります、月額費用も数千円からですのでお手軽に始めることが出来るのではないでしょうか?見守りシステムは動態検知で判断するものですから、もし旅行などで家を空ける時は事前に知らせておかないと安否確認のため駆け付けて来ますので注意が必要です。☆セコムの親の見守りサービス

孤独死があった部屋や自殺した人の部屋は荒れている?

孤独死した人の部屋の大半はゴミ屋敷や自殺する人は部屋も荒れているという情報がネット上にありますが、本当に荒れていたりゴミ屋敷化しているのかについて経験からお伝えしたいと思いますが。まず孤独死した人の部屋は汚い、という情報についてですが、まったくそんなことはありません。

孤独死ということは一人暮らしの確率が高く、なおかつ高齢である確率も高いのですが、では高齢者や単身者みんながゴミ屋敷化していますか?20代や30代でもゴミ捨てや掃除が苦手な人もいますし逆に80代でも毎日掃除やお片付けをしキレイな部屋で暮らしてる人もいます。

お片付けやお掃除習慣と部屋の状況と孤独死(病死)は全然因果関係はありません、人の体のことですから誰も予想できませんし本人すら予想できないのです。したがって孤独死する人の部屋は荒れている、は何の信憑性もない情報と断言できます。

では自殺した人の部屋ですが、こちらは若干荒れ気味のことが多いです、長い間心が病んでいたと思わせる痕跡は認めることが多いです。ただ稀に相当の覚悟を決め計画的に実行したであろう人の部屋はスッキリ片付いていることもありますが、やはりゴミ屋敷といかないまでも荒れ気味であることは否めません。
ゴミ屋敷化した部屋での孤独死が急増した理由と対策方法

高齢者宅のお片付けや部屋作りもお任せください

まごのては高齢者宅のための安全に配慮した部屋作りや、お片付けを得意としています。
捨てないお片付けを提唱したのが2010年頃ですが、各方面から注目を浴び、医療系の雑誌に取り上げられたり、日本在宅医学会での講演なども行った実績があります。

安全面に気を配りながらなおかつゴミ屋敷をキレイにするのは、数あるゴミ屋敷業者の中でもまごのてを含めてごく少数です。実家のお片付けや高齢者宅のゴミ屋敷でお悩みの方は是非お気軽にご相談ください。

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ゴミ屋敷をキレイにしたいなら実績豊富なまごのて

東京、神奈川、千葉、茨城、埼玉でのゴミ屋敷片付けや清掃は実績豊富なまごのてへお任せください。
私たちはゴミ屋敷のことやそこに住む人たちのことを日本一理解している片付け業者ですので安心です、コンプライアンス遵守、スタッフも得体の知れない者は1人もおらずすべて正規雇用者で運営しています。

難易度が高い高齢者宅のお片付けでも的確なアドバイスを行い、理想の部屋作りをいたしますので安心してご相談ください。

ゴミ屋敷片付けるならまごのてでしょ
記事執筆:

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史

主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。 

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理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ

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