特殊清掃コラム
特殊清掃業界に参入したい人はこちらにどうぞー(((っ´∀`))っ
特殊清掃業界には多くの誤解や都市伝説がありますが、私たちが実際に経験してきたことや知識をもとに、真実をお伝えします。例えば、特殊清掃業での高収入の実態や、実際の待遇、必要な資格や免許、そしてどんな人がこの業界に向いているのかなど、詳しく解説しています。
特殊清掃業界に真剣に取り組みたい方や、正確な情報を知りたい方にとって、非常に役立つ内容となっています。
もし本当に日当5万円や時給で5万円~10万円の特殊清掃業者があるとすれば、完全な裏物でそれこそ殺人の痕跡を消すであるとか、死体そのものをどこかに運ぶというものではないでしょうか、そのような話もあることはありますが都市伝説の域を出ず、あまり信憑性はありません。
いずれにしても特殊清掃関連で単発アルバイトに何万も払う酔狂な業者はない。とだけお伝えしておきます。
まごのてでは特殊清掃でアルバイトを雇用していませんがもし雇用したとすれば日給1万円からスタートで仕事内容も特殊清掃作業と言うより補助的なセクションからとなります。つまり全然一攫千金ではなくごく普通ということですので変な夢は見ないほうがいいと思います。
特殊清掃業は高額な収入を得れるか?
特殊清掃業で働いてみたいという人のほとんどが高収入を期待してではないかと思います。かなり以前は特殊清掃員を裏仕事、闇バイトのような位置づけのように語られており、実際にテレビでも事故物件清掃は時給5万円や日当10万円のバイトなどの企画があったように思いますし、ドラマ闇金ウシジマくんでは多重債務者の女性を特殊清掃員として働かせ借金を回収するといったマグロ漁船に乗せて借金回収のようなワンシーンもありました。
少なくともこの15年間特殊清掃業界を間近で見てる限りダーティな部分はまったくありません、まごのてでもそうですが給与も普通ですし借金のカタに売られてきたような人も働いていませんので、闇仕事的な扱いで語られてるのは死体洗いバイトと同レベルの都市伝説と言っていいでしょう。
ちなみに特殊清掃員がご遺体を見たり回収することがあると5ちゃんねるあたりで書いてるのを見たことがありますが、特殊清掃作業はあくまでも事故があった部屋の清掃や消臭であってご遺体を扱うことは絶対にありません。
すべての特殊清掃業者に当てはまるかどうかはわかりませんが、まごのての場合の特殊清掃員の待遇をお伝えしますので参考にしてみてください。まごのての勤務日数は月間22日を基本としています、勤務時間は行先によって変わりますが現地9時開始が基本ですので7:30~8:00前後に会社を出発していきます。
帰ってくるのは早いと14~15時、遅くとも18~19時でだいたい16:30頃には帰庫し翌日の準備をするというイメージです、特殊清掃現場での仕事中は神経も張りつめてますし最初はかなりキツイと感じるかもしれません。
給与面ですが全くの未経験の場合は23万円スタートで半年経たずに1回目の昇給があります(0~4万)そして年2回賞与がありますのでスタート時は年収300万円強ということになります。3年目を迎える頃には人によって差がついてきますので400万円強から500万円弱となってきます。
この額を見てどう考えるかですが拘束時間は若干長いようにも見えますが、意外と普通だと思いませんか?給与も未経験スタートでも3年程度で400万円を超えてくるのですから考えようによっては悪くありませんが超高額収入というほどではありません。ただし上記の収入モデルは特殊清掃員としての収入でありマネージメント職への昇格などで更なる収入アップは可能性としてあります。
今の時代はどんな職種でも同じだと思いますが、いわゆる指示待ち族や言われたことだけしかやらず自身で探求しない人は収入面での頭打ちは早いです。まごのての場合でも3年前にすでに年次昇給という考え方を捨てました、努力なしに給与が上がり続けることもありませんが逆に年次に関係なく昇給するチャンスを設けたのです。
年齢による給与の差はなく18歳入社も50歳入社も未経験の場合は基本的に同じスタートラインです。仏様を扱う仕事ですから若いから良いというわけでもなく熟年者にしかわらないことも多くありますので年齢によるビハインドはないと考えて良いでしょう。
特殊清掃会社に入社するための資格と心構え
特殊清掃そのものは複数人のチームで行うことは実はあまりなく1名の担当者が複数回にわたり施工するのが基本です、したがって運転ができなければまったく仕事にならないというのが現実的な状況です。清掃員で雇用されているのに運転を求められるのはおかしいと言ってきた求職者が過去に居ますがどれだけ仕事を覚えたとしても単騎で現場にいけないのですから永遠に補助的な立場でしかやることはできず給与も立場も上がらないのです。
次に特殊清掃や遺品整理のための認定資格ですが、まったく不要です。今までも履歴書に「特殊清掃士」「事件現場清掃士」「遺品整理士」という肩書を書いてきた人も相当いましたが誰も残っていません、残るというより最短3時間最長2週間程度で消えていきました。つまり民間資格は実戦ではなんの役にも立たず間違った知識で頭でっかちに買ってしまう可能性がありますので受講の検討すら必要ありません。
そして探求心と向上心がある人、技術系の仕事ですから教えられたことだけしてればいいというものではありません、特に特殊清掃の技術は日々進化していますので研究し展開する能力は必要です。
まごのてでは男女どちらも採用していますが給与面等の扱いに差はありません、以前いわゆるLGBTの人がいましたがひじょうに人気がありました。
また従事する作業内容は多岐に渡ります、人の死があった本筋の特殊清掃だけではなく、ゴミ屋敷の片付けや清掃、汚部屋ハウスクリーニング、糞尿系クリーニングや犬猫屋敷の消臭なども含まれます、また清掃作業だけでなく搬出や積み込み作業など付帯する業務も行いますので体力や人との協調性も求められます。
特殊清掃業で起業して稼ぐ!という人向け情報
また最近は異業種やハウスクリーニング、リフォーム業の方が片手間の兼業でやろうとする(すでにしている)ことも多いようですが、特殊清掃はまったく違うベクトルで進むものですから考え方も技術的なことも完全に切替なければ絶対にうまくいきません。
1.事務所と作業所の賃貸初期費用:100万~150万円
2.事務所備品や通信設備:50万円
3.車両費:150万~200万円
4.特殊清掃機材:200万円
5.特殊清掃資材や薬剤:20万円
6.ホームページ作成:50万~100万円
7.広告費:30万~50万円
8.運転資金:3か月分の家賃と生活費、人を雇用するならその人件費
地域にもよりますが特殊清掃業を開業するにはざっと1000万円は必要です、これはあくまでも初期費用部分ですから毎月運営するための運転資金は含んでいませんが、その部分は売上が立っていけば賄えるものです。
誤解しないでいただきたいのですが開業の初期費用が用意できるから開業するというのではなく大前提として技術を持ち合わせてること、すなわち経験を積んでいてお客様の望むサービス提供が完璧にできることは言うまでもありません。
1000万円の初期費用を出す勇気がないならやめろ!
初期費用の中に賃貸に関する初期費用がありますが、出張系ビジネスに作業所や事務所は不要なのでは?自宅アパートでもいいのではと考える人がひじょうに多く、実際にある特殊清掃業者のほとんどが作業所や事務所なんて構えていません。
不用品回収程度ならいざ知らず特殊清掃でもこの考えを持っているならそれこそ仕事とお客を舐めているとしかいいようがありません、作業所がなければどこに機材や薬剤を保管するのでしょう?特殊清掃用薬剤はデリケートな物も多く暗所冷所保管という物もあります。また現場で使った道具はどこで洗い消毒するのですか?特殊清掃の経験者ならその必要性を充分理解してるはずで間違っても自宅兼で営業でき作業場なんていらないという考えには至りません。
私はサイト内でもコラム記事でも社屋のないような特殊清掃業者は客を舐めてるか技術のない素人業者と啓発するのはこのような理由からです。
お客様が来社した時に対応できる事務所と水が使える倉庫(作業所)は特殊清掃業をやろうとするなら必須です、同じ理由で車両もレンタカーでは多分数回借りた時点で出禁になると思います(笑)経験者ならわかるはずです。
初期費用は1000万と書きましたが地域によってはもっと安く物件を借りれるかもしれませんし、事務所備品や車も貰ってきたり中古品を買えば安く済む可能性もあります。
特殊清掃機材は中古はあまり出回りませんが特殊清掃の廃業業者から買取るなどの方法もありますが、正直特殊清掃機材は最初は新品を買ったほうが良いでしょう、デリケートな機材ですから使い方を慣れてないうちはメンテナンスのサポートを受けれる新品を買いましょう。
ただしオゾン発生器は安くて60万円、最高スペックで130万円ぐらい、その他フォグマスター10万円、臭気計30万円とどれもバカ高いですが絶対に妥協せず最高スペックの物を買いましょう、それが仕事に対する気構えです。
これらの費用を突っ込む勇気がないなら独立開業はしないほうが無難です、お客を騙し自分自身も疲弊するだけです。ゴミ屋敷のお片付けで起業したい人向けの記事もありますので是非参考にしてみてください。【簡単開業で超儲かる】ゴミ屋敷のお片付けで起業したい人必見!
一般個人のお客様もいれば不動産会社や士業の先生方とも取引をするのが特殊清掃業で、動くお金もけっして小さくなくハウスクリーニングに比べると10倍以上のお金が絡むのに適当なボロアパートでの運営では失礼です。技術を持ち特殊清掃業者たる器を持つことが大事だと考えています。
出張ビジネスなんだからどんな構えをしていようが見えないのだから良いと考えるぐらいなら最初から特殊清掃をしようなどと考えず便利屋でもやってればいいのです。
特殊清掃業界で働きたい人向けまとめ
募集はハローワークや求人誌などではあまり表面化していないかもしれません、各特殊清掃業者のサイトをチェックするか直接メール問い合わせをしてみると良いでしょう、募集はなくても意外と採用されるケースは多いと聞きます。
東京近辺ではどの程度の募集があるのかわかりませんが、現在まごのてでは特殊清掃作業者男性2名程度、子会社でトラックドライバー1名は採用したいと考えています。※短期バイトや単発バイトは不可。
特殊清掃で独立開業したい人が取るべき手段
特殊清掃で独立したいと考えてる人はまずキチンと技術と心根を身に付けることを優先し、イザ開業するとなったらしっかり初期のお金を突っ込んで体制を整えることです、それがお客様に対する礼儀です。
どんな商売でもそうですが特に特殊清掃は生半可な甘い考えでは絶対にできません、仏様相手の仕事であること、故人とご遺族の架け橋になる仕事であると肝に銘じてください。
もし現在たいした技術もないのにとりあえず開業してしまった人は今一度考え直してください。適当な特殊清掃をすれば困るのは一方的にお客様であることをよく考えましょう。あなたを信じて託したのに何十万ものお金だけ払って完成しなければ詐欺にあった気持ちになってしまいます。
孤独死の特殊清掃業者をお探しのお客様
ホームページがキレイなだけの適当なことを並べてるだけの業者は選んではいけませんよ、社屋など設備投資をしてる会社ですか?など業者選びのチェックポイントを少し違う角度から書いてあるのです。
特殊清掃、遺品整理、ゴミ屋敷、このあたりは一攫千金をもくろんだ悪意ある業者が入り乱れています、まともな業者を探す方が難しいと言っても過言ではありません、ですからどのような経緯で参入してきたのかが読み取れればある程度推察できると考えます。
今の世の中はかなり神経を研ぎ澄ませないと一般ユーザーが騙され泣くことになる仕掛けがあらゆる業界で蔓延っていることを充分認識ください。ネット広告を出してる業者の記事がまごのてのコラム内にあります、ゴミ屋敷の片付け業者を中心としてますが特殊清掃を含めた業界動向がわかる記事ですので興味のある方はご一読ください。
東京の『ゴミ屋敷片付け業者』広告出稿業者徹底比較!
株式会社まごのては組織的に運営していますので専門の人員を多く抱えていますので機動力が断然違います。これはまごのての売りである清掃スタッフすべてが正社員ということが技術力にも機動力にも現れていると自負しています。
技術と機動力がありなおかつ安心安全な運営体制の特殊清掃業者はそう数多くあるわけではなく、その少ない中のひとつがまごのてです。孤独死などが発生しお困りのお客様はためらうことなくご相談ください。特殊清掃一次処理から遺品整理、リフォームまで一貫してハイクオリティな技術を提供いたします。
株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史
主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。
東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ
孤独死が起きてお困りの方は私にお気軽にご相談ください。