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ゴミ屋敷放置で二重家賃に|原状回復費を増やさない判断基準

部屋がゴミ屋敷状態になり、そこではもう生活できない。
ひとまず別の部屋を借りて、今はそちらで暮らしている。
その選択をした方を、責めるつもりはありません。
毎日ゴミの中で生活することが苦しくなり、まず安心して眠れる場所を確保したかったのだと思います。
ただ、元の部屋をそのまま残している場合、問題は終わっていません。
毎月の家賃、更新料、保険、基本料金、管理会社からの連絡、漏水や臭い、害虫、原状回復費用の不安は残り続けます。
片付け費用が怖くて相談できない。
でも、相談しない間にも、元の部屋の家賃は毎月引き落とされていきます。
この記事では、ゴミ屋敷を放置して別の部屋を借りた方へ、二重家賃がどのように膨らむのか、放置期間が長くなると何が高くつくのか、退去前提・住み直し前提で何を優先すべきかを整理します。
別の部屋を借りた時点で、問題が終わるわけではありません
別の部屋を借りたことで、毎日の生活は少し楽になるかもしれません。ですが、元の部屋の契約が残っている限り、家賃も管理責任も残ります。
片付けを後回しにしている間も、元の部屋には毎月お金がかかり続けます。家賃や更新料、火災保険、光熱費の基本料金の引き落としは止まりませんし、管理会社からの点検の連絡や手続きも残ります。
さらに、元の部屋で臭い・漏水・害虫が発生すれば、問題はより複雑になります。まず考えるべきなのは、「いつまで放置できるか」ではなく、「いつ二重払いを止めるか」です。

二重家賃は、思っているより早く大きな金額になります

片付け費用を後回しにして別の部屋を借りた結果、放置期間が長くなるほど、片付け費用以上の固定費が積み上がっているケースがあります。放置による負担の積み上がり方を試算してみましょう。
家賃6万円の部屋を2年間そのままにすると、家賃だけで144万円です。ここに更新料、保険、基本光熱費などが加わると、合計で約194万円に近い支出になるケースもあります。
これは「誰もが必ずその金額になる」という意味ではありませんが、放置期間が長くなるほど、固定費が確実に積み上がるという見方が重要です。
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片付け費用より怖いのは、放置で増える原状回復リスクです
部屋を放置したときに見落としやすいのは、家賃だけでなく、建物や設備に影響が出る可能性です。放置されたゴミや汚れが、建物の設備自体を痛めてしまうことがあります。
放置したゴミから出る液漏れ、カビ、害虫、そして染み付いた臭いは、徐々に床材・巾木・クロス・水回りへ影響を及ぼします。特に冷蔵庫の中身の腐敗、排水口の乾燥による下水臭、浴室やキッチン周辺の劣化は要注意です。長期間、あるいは夏場を越えて放置すると、被害が広がりやすくなります。
放置期間が長いと、ゴミ撤去後に床や水回りの補修・清掃が必要になることがあります
もし水回りで漏水が起きれば、階下への被害につながることもあります。また、強烈な臭いが建具やクロスに深く染み込むと、単なる「ゴミ撤去」だけでは退去の引き渡しができず、「片付け+清掃+原状回復」という大きな問題へと発展してしまいます。
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「片付け費用が怖い」から相談できないまま、家賃が増えていく
「見積もりが高かったら怖い」「業者に怒られそう」「親や保証人に知られたくない」という心理から、何から話せばよいか分からず、連絡をためらってしまうのは自然なことです。
しかし、相談できないでいる間にも、家賃は確実に発生し続けます。
相談したら、すぐに契約しなければならないと思っている方もいます。ですが、まず必要なのは、今の部屋を片付けるとどのくらいの作業範囲になるのか、放置を続けるとどのくらい家賃が増えるのかを比べることです。
まずは写真がなくても、現在の家賃状況、退去予定、部屋の状態だけで相談することができます。見積もりは決断を迫るものではなく、現状の放置コストと比較するための材料として使ってください。
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退去前提か、住み直し前提かで優先順位が変わります
放置している部屋をどうするかは、大きく分けて「退去して今の別部屋に住み続ける」か、「元の部屋を綺麗にして戻る」かの2択になります。どちらを選ぶかによって、片付けの際に優先して見るべきポイントが変わります。
退去前提であれば、管理会社に引き渡せる状態を意識する必要があります。一方、住み直し前提なら、まずは安全に生活できる動線と衛生状態の回復を優先します。
もしどちらか決められない場合は、無理に最初から全部を完璧に戻そうとする必要はありません。まずは重要な貴重品や書類を確保し、床や水回りが見える状態にすることで、「このまま住めるか、退去した方がよいか」を判断できるようになります。

放置部屋の片付けで先に確認すること
相談する前に、ご自身で以下の情報を少し整理しておくと、話がスムーズに進み、的確なアドバイスが受けやすくなります。
- ✔
元の部屋の家賃と、現在の別部屋の家賃
- ✔
元の部屋の更新月、退去通知の期限(1か月前か2か月前かなど)
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管理会社から何らかの連絡(督促や苦情など)が来ているか
- ✔
点検、漏水調査、消防点検などの予定が迫っていないか
- ✔
室内の状況(ゴミの量、床が見えるか、水回りが使えるか、臭い・害虫の有無、冷蔵庫の状態)
- ✔
残したい物、探したい重要な書類などがあるか
- ✔
退去したいか、住み直したいか(決まっていなくても可)
写真に関するご注意
現状の部屋の写真を撮ることが辛い場合は、写真がなくてもご相談いただけます。口頭で分かる範囲の状況をお伝えいただくだけでも、今後の見通しを立てることは可能です。

二重家賃を止めるには、退去日・更新日・家賃引落日から逆算します
家賃の無駄払いを最小限に抑えるためには、スケジュールの逆算が必須です。退去通知には契約上の期限(多くは1~2か月前)がありますし、更新月が迫っていれば、更新料が発生する可能性があります。
また、家賃の引き落とし日や退去通知の締切を過ぎると、さらに1か月分の家賃負担が増える場合があります。退去する場合には、管理会社との立ち会い日を設定し、それまでにゴミの撤去だけでなく、清掃や臭いの対処まで終わらせておく必要があります。
退去日や点検日が近い場合は、放置を続けるより、日程から逆算して作業範囲を決める必要があります。急ぎ対応の具体的な流れは、別記事で詳しく整理しています。
退去日・点検日が迫っている方へ
日程から逆算する急ぎ対応の考え方はこちら ▶

二重家賃を止めるために整理しやすくする情報
二重家賃を止めるために、退去前提か住み直し前提かを整理しやすくする情報です。お問い合わせの際は、分かる範囲でお聞かせください。
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元の部屋と今の部屋の二重家賃の状況(いつから放置しているかなど)
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最終的に退去したいか、住み直したいか(未定でも構いません)
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更新月や退去希望日、家賃の引き落とし日
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管理会社から連絡が来ているか、消防点検などの立ち入り予定があるか
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おおよそのゴミの量、臭い・害虫・水漏れの有無、床や水回りの見え方
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探してほしい物(書類、印鑑、鍵など)があるか

よくある質問
二重家賃を止めるために、まず今の状態を一緒に整理できます
ゴミ屋敷状態の部屋を残したまま別の部屋で暮らしている場合、毎月の家賃負担は続きます。
片付け費用が怖くて相談できない間にも、元の部屋の家賃、更新料、管理会社対応、原状回復リスクは積み上がっていきます。
退去するか、住み直すかが決まっていなくても相談できます。まずは、元の部屋の家賃、更新月、退去希望日、管理会社からの連絡有無、床や水回りの状態を分かる範囲で整理しましょう。
写真がなくても相談できます。写真を送れる場合も、玄関、ゴミの高さ、床、水回り、搬出導線など、分かる範囲で構いません。
退去日や点検日が近い場合は、日程から逆算して最短即日相談・現地確認を検討できる場合があります。
退去・更新から逆算する片付けと対応エリア
東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県では、マンション、アパート、団地、UR、公団住宅など、退去日・更新月・点検日から逆算して片付け範囲を決める現場が多くあります。
ゴミ屋敷状態の部屋を残したまま別部屋を借りている場合、元の部屋の家賃、更新料、管理会社からの連絡、床や水回りの状態を確認しながら、退去前提か住み直し前提かを整理する必要があります。
江戸川区、葛飾区、江東区、墨田区、浦安市、市川市など東京23区東部・千葉県隣接地域では、退去日や点検日が近い場合、状況により最短即日相談・現地確認を検討しやすい場合があります。
株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史
孤独死・自殺・ゴミ屋敷・事故物件など、他社が断るような現場でも創業以来施工不能となった現場は一つもありません。
宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士の資格((東京)第277343号)を保有しており、清掃・消臭の技術判断と「どう再生すれば資産価値を回復できるか」の不動産判断を同時に行える点が他の特殊清掃業者との最大の違いです。
日本在宅医学会・高齢者虐待防止学会での登壇実績、各行政区のゴミ屋敷条例意見交換会への出席など学術・行政の両面から現場の専門家としての地位を確立しています。
東邦大学保健衛生学部・岸恵美子教授(セルフネグレクト・ ゴミ屋敷研究の第一人者)と、現場データの共同研究を継続。 複数の学術論文に共同執筆者として名前が掲載されており、 現場実務者として学術分野での評価も確立しています。
東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ
株式会社まごのて
東京都江戸川区北葛西3-5-6
インボイス適格事業者登録番号:T1011701018023
宅地建物取引業:東京都知事(1) 109168
産業廃棄物収集運搬業:01300191644(株式会社MG)
ゴミ屋敷の状態がどれだけひどくても、お断りした現場は15年間一度もありません。恥ずかしがらず、現状をそのままお話しください。










