ゴミ屋敷に住んでると自分自身も臭くなる！？

ゴミ屋敷住人にとっては臭いからゴミ屋敷はバレないかというのは一番気がかりなところだと思います。実際臭いからゴミ屋敷からバレた例はあります。まず臭いがあるということはコバエやゴキブリが寄ってきます、もしそれが共用部などで大量発生してると「あの部屋おかしい」となり立入調査をされて発覚ということはあり得ます。

孤独死などは臭いから発覚することが多いのですが、単純なゴミ屋敷で臭いから発覚した時点でかなり進行してることが多く、玄関を開ければすぐにゴミ山ということも少なくありません。ただしゴミ屋敷の類型である倉庫系ゴミ屋敷の場合は臭いを発しませんのでどんなに進行して悪化していたとしても臭いでバレることはありませんが、コンビニ系ゴミ屋敷など有機系ゴミ屋敷は臭いで発覚することはよくあります。

部屋の消臭もできるゴミ屋敷片付けの専門業者まごのて
 

過去にゴミ屋敷状態の部屋の隣に住む人から相談を受けたことがあります。
場所は東京都杉並区の某駅に近いマンション、このあたりは商業地域と住宅地が混在する地域です、隣室がゴミ屋敷状態なのは知ってたが最近臭いがきつくなってきたことと、玄関前のハエも増えて困ってるというご相談でした。

この場合は私たちじゃどうすることもできないのです、その方いわく訪問して片付けるように進言してくれないかというのですがそれも出来ません。

私たちが動けるのは本人かもしくは身内や賃貸管理会社などからの場合だけです、たとえその場合でも本人の承諾なしにはティッシュ1枚捨てることはできません、それと支払元を特定する必要もあるからです。

一応どんな状況か見るだけでも見てアドバイスしますと近くに行ったついでに寄ることにした、現場はごく普通の7階建ての賃貸マンション、まずは相談してきた隣人の部屋を訪ねるました、対象の部屋はその隣の扉ですがかなりゴミ屋敷状態が進行してるのが外からもわかる状態です。

お隣さんの部屋からチェックすると閉め切ってるから直接の異臭は感じないが、リビングの窓を開けた途端空気が変わった、漂う空気は完全にゴミ部屋のそれで、しかも隣から見てわかるぐらいハエが飛び回っていました。

玄関付近とベランダ越しに見る感じからレベルは相当、猫などを飼ってる様子はないけど有機系ゴミの腐敗臭が充満している。

管理会社にも当然話していてそれなりに動いてくれてるようだけど全然相手にしないらしい、隣人だけじゃなく他の住民も区役所や保健所、警察にも相談したらしいけどどうにもならないと嘆いてました。

突破口は管理会社(分譲の場合は管理組合)しかありません、だからと言ってこちらから管理会社に働きかけをするわけにもいかないので「今の時点では私たちはどうにも動けません、もし隣の人が片付けると言ったらまた連絡ください」と言うにとどまりました。（この相談を受けて以降たまに現場近くを通る時にベランダを見てみるけど未だに片付けた形跡はない)

このように周囲からの相談でなんとかしてほしいという相談はたまにあるのですが少なくとも関わった件で成立し片付けた例はほとんどありません(管理組合経由での成立は2件ぐらいある)

このようにゴミ屋敷は周囲に影響を及ぼす場合も多いです、大きな騒ぎになる前に片付けるのが得策であることは間違いありません。
 

ゴミ屋敷ではないけど部屋の臭いというのは大きな関心事です、ドラッグストアへ行けばわかりますが部屋の消臭剤が各種かなりの数が並んでいることを見てもわかります。まごのてにも消臭相談はかなりの数があり、特殊清掃の消臭以外ではタバコ消臭やペットの臭いや意味不明のものまで月に10件以上は相談があります。

皆さんの関心が高い部屋の消臭ですが、正しい消臭の考え方をご存じの方は少ないです、この章では正しい部屋の消臭についてお伝えいたします。
 

不動産会社の依頼で元ゴミ部屋だったという部屋の消臭依頼がありました。まず最初は写真が送られてきたのですが壁の下半分が汚れていることから約1m級のゴミ屋敷であったと想定、床はフローリングでしたがゴミが貼り付き一部は捲れていたことからゴミ屋敷期間も長かったと考えられました。

ただこの不動産会社はこの部屋がゴミ屋敷であったことは把握しておらず、退去立ち合いの時に初めて知ったと言うことでした。部屋の傷みもさることながら臭いを消してほしいというのが私たちへのご要望でした。

当初のゴミ屋敷の状態がわかりませんでしたが臭いのレベルから考えて有機系と判断し特殊清掃並みの作業となってしまいました。床下へもゴミから出た液体が流れていて壁面も液体を吸い上げていて内装を半解体するような状況になってしまい、この部屋に住んでいた人への原状回復費請求はいったいどんなものになったのか少し心配になったぐらいです。

元ゴミ屋敷の消臭作業費用はおよそ35万円で期間は二週間を要しました、その後は内装工事となり総工費はおそらく80万円を超えたと考えられます。別の記事でも書いてますがゴミ屋敷は善管注意義務違反となりますので退去時には膨大な請求をされる可能性がありますのでご注意ください。

まごのてはゴミ屋敷のお片付けと特殊清掃の専門業者です。特殊清掃とは人が亡くなった部屋の清掃や消臭ですが、一番の要は消臭で孤独死のあったような部屋の施工完了は臭いが取れてるかどうかがジャッジポイントです。

ですのでまごのては消臭に対する知識や技術もかなり高いと言えます、実際にゴミ屋敷片付け後にそのまま引き続いて消臭作業を希望されるお客様は多くはありませんが、消臭部分においては不動産管理会社や大家さんからかなり仕事をさせてもらっています。

私たちにお任せいただければゴミの片付けや掃除はもちろん、ご要望であれば消臭作業まで一貫して行えますのでお気軽にご相談ください。

孤独死部屋の消臭などの特殊清掃ご案内

ゴミ屋敷片付け後の消臭ですが、どこまでにおい発生源が付着してしまってるかによります。例えばションペットや犬猫を飼っていた場合は内装を半解体レベルまでして下地から防臭作業が必要となり、皆さんが考えてる以上に大掛かりとなり費用も残留臭を取るだけなら5万円程度ですし、広範囲な汚損があった場合は30万円～60万円レベルは充分あり得ます。

よくリフォームをすれば臭いが消えると考える人は多いのですが、孤独死のあった部屋同様にションペットや犬猫系の場合は自然と消えたり、リフォームで上から隠す程度で臭いが消えることはまずありません。