ゴミ屋敷片付けコラム

ゴミ屋敷とは
2024.08.03

女性のゴミ屋敷片付け依頼に看護師さんが多い本当の理由

ゴミ屋敷片付けと看護師
ゴミ屋敷のお片付けを依頼するお客様の男女比は女性が多くそして中でも看護師さんの比率が高いというのはゴミ屋敷業界の共通認識で全国的に同じような状況だと思います。ではどうして看護師さんの比率が高いのか一歩突っ込んで考察してみたいと思います。

『看護師さんは忙しいから』とか『昼夜逆転の生活だから』といった分析や論調の記事を時折見かけますが果たしてそうでしょうか?世の中には多忙な方はたくさんいますし、昼夜逆転の生活を送ってる人はたくさんいますが、忙しい人だからゴミ屋敷化するなんとことはなくむしろ逆で物を大量に所有せず掃除やお片付けも隙間時間で効率よくやってる人が多い印象です。

つまりゴミ屋敷に関しては看護師さんだから特別ということでもないというのが私たちの見解です。では何故ダントツに看護師さんが多いのか?看護師さん特有の何かがあると思うのです、そのあたりを考察しながら記事を下記進めようと思います。
 
看護師さんのゴミ屋敷に迫る
ゴミ屋敷の片付けを依頼するお客様の職業分類
マスコミ取材や研究でよく依頼者の職業分類を聞かれることがあり、そのたびに看護師さんや比較的高収入の方が多い印象と答えていました。たとえば商社やCAさんやメーカー勤務などです。でもよく考えれば当然のことで、私たちのような片付け業者に依頼するということは当然お金がかかります、しかもゴミ屋敷の片付けですから高額です。

支払う額が高額ということはその支払額に耐えれるだけの資力が必要ですので必然的に収入がそれなりにある人となってしまうのは当たり前なのです。この当たり前のことに気づいて以降、ゴミ屋敷の片付け依頼をする人は高収入で社会的地位がある人が多いということを止めました。

それでも看護師さんだけはダントツに多いのは長らく理解できなかったのですがある仮説を元に検証していくとなんとなくスッキリする答えが得られたのです。
 

『命のやり取り』があるシビアな現場の看護師さんたち

看護師さんとひとくちに言っても様々なセクションがあり、町のお医者さんにいる看護師さんもいれば大病院で働く看護師さんもいます。私たちは看護師さんと一括りにしてしまってますがゴミ屋敷のお片付けを依頼する看護師さんは後者の大病院勤めの方が圧倒的に多いです。

しかもオペ看やICUや救命救急といった命のやり取りの最前線に立ってる看護師さんが多い印象です。もちろん私たちがその現場の過酷さを知るはずもありませんが、そのプレッシャーは想像に難くなく疲れるとかストレスなんて生易しく表現できるものではないと思います。

ここで私たちが立てた仮説ですが、日々目の前で命を救うことに専念してるからこそ自分のお世話を放棄しているのではないか、もしくはワザと怠惰な自分を演じているのではないかと考えたのです。自分のお世話を放棄すること=セルフネグレクトですがまさに看護師さんのゴミ屋敷はセルフネグレクトではないかと思うのです。
 
ゴミ屋敷住人の職業分類
「死にたい奴は死ね!」と言っていた看護師さん
ある看護師さんが(お客様)興味深い話を聞かせてくれました。彼女はある基幹病院の救命で働く人で事故や急病が重なると30時間超え勤務は当たり前という環境で働いてます。ひっきりなしに運び込まれる患者を処置し血まみれになりながら家に着くと「死にたいやつは死ね」と思いながらひたすら眠りにつくと言います。

言葉は過激ですがそれでも2~3時間眠ってオンコールが鳴ると飛び起きて「助けなくっちゃ」と思い出かけることもあるらしいです。彼女は今にも命が消えそうになってる人を助けることだけを考えていて自分の世話なんて後回しだと言ってました。勤務から解き放された休日は寝るかパチンコ屋か競馬場、夜はホストクラブかおっさんばかりの居酒屋へ繰り出すとも話していました。セルフネグレクトと怠惰な自分でいることでバランスを取っている典型で多くの看護師さんはこの傾向ではないかと思うのです。
 

ゴミ屋敷化することで心のバランスを保つ人

看護師さんにゴミ屋敷が多い理由は前記のように心のバランスを取るための行動であると考えると意外としっくりくるのです。世の中にはいろんな仕事がありますが目の前で人の生死を垣間見る仕事はそう多くなくドクターや看護師さんだけといってもいいのではないでしょうか。

女性のゴミ屋敷の特徴という記事内でも書いてますが普段の自分と真逆の自分を演じたり身を置くことで精神の均衡を保つというのはよくあることで、人によってはホストやギャンブルにハマったり、大食いや爆買いに走る人がいるのと同じように徹底的に怠惰に過ごし部屋をゴミ屋敷化させたとしても変ではないと思うのです。

実際ゴミ屋敷のお片付けを依頼する看護師さんたちは完全リセットという言葉通り本当にリセットするかの如く捨てまくります。高価品だろうがまだ使えるものだろうがガンガン捨てて一掃します。おそらく何らかのラインがありその一線を越えたらリセットというルーティンが決まってるのかもしれません。
 
ゴミ屋敷住人に寄り添うまごのて
有機系と倉庫系ゴミ屋敷どっちが多い?
ゴミ屋敷とひとくちに言っても有機系と倉庫系そして複合した3つの形があります、倉庫系ゴミ屋敷とは明らかなゴミはなくひたすら物が多い部屋、有機系ゴミ屋敷は誰がどの角度から見てもゴミで部屋が巨大ゴミ箱と化してる状態です。

看護師さんの部屋はどちらが多いかですが、買い物依存に走る人もいることから倉庫系の方もいますが圧倒的に有機系が多く、しかもそこそこの規模であることが多いです。ゴミの内容も悪くゴキブリが室内を闊歩してることも珍しくなく清掃費用もそれなりに割高となるパターンが多いです。

仕事では衛生面には万全の気配りでしょうからまさしく真逆の環境に身を置いているということになります。このことからも世の中の通説のようになっている忙しいから、昼夜逆転の生活だからというものではないことがわかります。
 

ゴミ屋敷に住む人の心理を徹底的に熟知するまごのて

まごのてではゴミ屋敷に住んでる方を少しでも理解するため大学との共同研究を行っています。ゴミ屋敷化する要因は様々で単純にお片付けや掃除が苦手だからという単純な利用ではなく根底には様々な要因があり、少しでも理解することで本当に寄り添ったお片付けができると思っています。

ゴミ屋敷のお片付けや清掃を一筋に真摯に行ってきたからこそできることと自負しています。今回は看護師さんのゴミ屋敷を例に挙げましたが100室のゴミ屋敷があれば百の背景があり、それらすべてを理解することは困難かもしれませんが理解しようとする姿勢は忘れてはいけないというのがまごのての基本理念です。

ゴミ屋敷でお悩みの方、どこからどう片付けていいかわからない方もどうかお気軽にまごのてにご相談ください。

お部屋のお片付け相談はLINEが便利

東京・神奈川・千葉のゴミ屋敷はまごのてにお任せください

大急ぎで部屋を片付けなければいけない。ゴミ屋敷のお片付けを業者依頼したいけどどの業者が良いのかわからず不安というお客様はまずはまごのてにご相談ください。まごのては創業以来どんなゴミ屋敷も必ず綺麗にしてきた実績があります。

朝にあったはずの大量のゴミや不用品も夕方にはすっかり無くなり、素足で歩くことすらできなかった廊下や部屋の床もピカピカになることを保証します!東京近辺でゴミ屋敷でお困りのお客様で仕上がりと安心安全を求める方は是非まごのてにご相談ください。
 
ゴミ屋敷で悩める人専用お問合せフォーム
 
記事執筆:

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史

主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。 

東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ

  • instagram
  • youtube

孤独死が起きてお困りの方は私にお気軽にご相談ください。