2DK～3LDKのゴミ屋敷片付け費用相場とよく見る間取別料金表の矛盾点を解説します

2DK～2LDKのゴミ屋敷片付けでは、費用帯はおよそ20万円～60万円と幅広く、その中でも最も多いのが35万円前後です。ただし、これはあくまでも「よくある水準」であり、実際には住人の人数や生活スタイルによって金額は大きく変動します。

たとえば、2DKに単身で住んでおり、3年ほど放置してゴミ屋敷化した場合。内容としてはワンルームのゴミ屋敷と大きな差はなく、業者依頼の費用もほとんど変わりません。逆に、同じ2DKでも3名以上で暮らしていた場合には、出るゴミの量や種類が大幅に増えるため、単身とはまったく異なる「家族型ゴミ屋敷」となり、費用はより高額になりがちです。

よく見かける「間取り別で料金が決まる」とされる料金表には「2DK・2LDK＝12万円～30万円」などと記載されていますが、実際には間取りだけで料金は決まらないのが現実です。清掃費用は、最終的にはゴミの量・質・作業内容によって決まります。実際に、単身用1Kであっても60万円以上かかるケースもあるのです。

そのため、「2DKだからこの金額」と断定することはできません。最も正確な方法は、部屋の写真を共有いただき、ゴミの量や状態を見た上で見積もりを行うことです。まごのてではLINEやオンラインで写真を送っていただければ、迅速かつ根拠ある料金提示が可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

▶ワンルームや1Kのゴミ屋敷片付け料金も参考にしてください

直近の事例として、東京都江東区にある2DK団地の退去に伴うお片付け依頼をご紹介します。ご依頼主様はすでに必要な物を別の場所へ移されていたため、今回はほとんど選別作業を行わず、残った家具・家電・生活用品をすべて廃棄するという内容でした。

部屋自体は典型的な「ゴミ屋敷」というほどではありませんでしたが、長年住まわれていたこともあり、物量は相当なものでした。特に2DKタイプの間取りは単身でも余裕があるため、タンス・押入れ・収納スペースに物が理路整然と収められていることが多く、外見以上に中身のボリュームが増えているのが特徴です。

そのため、見た目は片付いているようでも、実際に作業に入ると想定以上の量になるケースが少なくありません。

今回の作業条件は以下の通りです。

2LDKのゴミ屋敷片付け

 

全体量が増えやすい間取り

 

2DKゴミ屋敷の平均料金は35万円前後

 

ゴミ屋敷関係のサイトでは間取り別の料金表を見かけることが多いですが、長年ゴミ屋敷片付けを行ってきた私たちからしてみれば間取り別の片付け料金を表示すること自体ひじょうにナンセンスと言わざるを得ません。

例えばワンルーム単身住まいでコンビニ系ゴミを3年溜めた、2DK単身住まいでコンビニ系ゴミを3年溜めた。


部屋の広さは1.5倍以上大きいですが片付け料金はどちらが高額になるでしょうか？答えは基本的に同じです。同一条件であれば間取りで片付け料金は決まらないというひとつの例です。

ただしワンルーム以上の部屋はゴミを溜める年数が長くなったり、明らかなゴミ意外の物も複合することが多いので、部屋が大きいとその分ゴミも増え内容も悪くなるので高額になりがち、という側面はあります。

なお本記事はゴミ屋敷のお片付け費用のことをお伝えしています、何度も言いますが混同されがちな粗大ゴミや家電の不用品回収やご遺品整理の費用ではないことをご留意ください。

お片付け料金に関する記事はたくさん出回っていますが、どうも信憑性に欠けるものが多く真剣にゴミ屋敷で悩み片付け業者を探してる人をいたずらに混乱させるものが多すぎます。

まごのての記事でもワンルームや一軒家など部屋ごとに記事作成はしていますが、基本的に片付け料金決定の要素の中で間取りはそう大きな要素ではなく、ゴミ屋敷や汚部屋清掃に関してはあくまでも内容次第です。
 

高齢者宅のゴミ屋敷は食品系の腐った物などが多い場合がありますがこの部屋はそうでもありませんでした、男性の場合は高齢者の場合でも比較的軽い傾向にあります。

逆に女性は倉庫系でも有機系ゴミ屋敷でも若干悪化傾向になりゴミ質もあまりよくありません、やはり生活スタイルが大きく影響していると考えます。

今回のお部屋の場合は2DKですが部屋自体も広くダイニングもLDKと言ってもいいぐらい広かったで。、たとえば同じゴミの量だとしてもワンルームなどの場合はその分高さが出てしまいます、そして作業するとなった場合でも部屋自体が狭いため作業がしにくく難航することが多いですが、広い間取りだと高さが出ないのでワンルーム系に比べて問題意識を持つレベルに達するまで時間がかかるのでその分量が増えることになります。

▶ゴミ屋敷片付け料金の本当の安さとは？まごのての佐々木久史が解説します