特殊清掃コラム
特殊清掃業者の選び方|「自称」と「専門家」の決定的な差

孤独死や事件現場の原状回復を行う「特殊清掃」。
近年、需要の増加とともに参入業者が激増していますが、その実態はまさに玉石混交です。
「特殊清掃できます」と看板を掲げていても、実際には市販の洗剤で表面を拭き取り、家庭用のオゾン脱臭機を回すだけの「にわか業者」が少なくありません。
こうした業者に依頼してしまうと、見た目は綺麗になっても「数日後に死臭が戻ってくる」「ハエが湧き続ける」といったトラブルに直面し、結局は別の業者にやり直しを依頼する「二重払い」の悲劇を招きます。
本記事では、業界の裏事情を知り尽くしたプロの視点から、本物の技術を持つ「専門業者」と、形だけの「にわか業者」を見分けるための決定的な基準をすべて公開します。
▼ まずは料金の全体像を知る
特殊清掃の料金相場と作業内容について1. なぜ「拭き掃除」だけではダメなのか:見えない汚染の構造
多くの人が誤解していますが、孤独死現場の床は、一見すると「フローリング」や「畳」という一枚の層に見えても、その下には複雑なレイヤー(層)が存在します。
体液は表面を容易に透過し、深部へと浸透していきます。これを理解せずに表面だけを清掃しても、臭いは絶対に消えません。
【図解】汚染の3層構造
A層(表面):フローリング・畳
一般的な清掃業者や不用品回収業者でも対処できる範囲。しかし、ここを拭き取っただけでは「見た目が綺麗になった」に過ぎません。
B層(下地):合板・根太・断熱材
体液はここへ溜まります。木材や断熱材に染み込んだ脂や体液は、バクテリアの温床となり、「臭いの貯蔵庫」と化します。
C層(基礎):コンクリートスラブ
最悪の場合、建物の基礎であるコンクリートまで汚染が到達します。ここまで行くと、表面的なリフォームをしても、夏場の温度上昇とともに強烈な悪臭が再び噴出します。
このB層・C層にアクセスし、汚染源を物理的に除去するためには、表面を破壊する「解体作業」しか手段がありません。
だからこそ、解体技術を持たない業者や、表面を拭くだけの業者は、物理的に「完全消臭」のスタートラインにすら立てていないのです。
見積もりの際、「床下の汚染はどうやって取りますか?」「解体はできますか?」と質問するだけで、その業者の実力が見えてきます。

2. 【公開】これが「専門家」の仕事です|実際の施工風景
「論より証拠」。
口先だけでなく、実際に私たちがどのように現場と向き合い、消臭を行っているか。その一部を公開します。
これが「にわか業者」には真似できない、まごのての技術です。

▲ 汚染源の物理的除去(解体)
表面の清掃で終わらせず、体液が浸透した床材や断熱材を正確に特定し、切除・撤去します。「臭いの元」を物理的にゼロにする唯一の方法です。

▲ OST法(オゾンショックトリートメント)
解体後、イスラエル製等の特殊なオゾン脱臭機を使用し、空間に残る微細な臭気分子を科学的に分解・無臭化します。市販機とは出力の桁が違います。
3. 害虫は「待ったなし」のサイン|緊急対応の重要性
現場でハエやウジを見かけたら、それは単なる「不快な虫」ではありません。
「腐敗が進行し、体液が拡散し始めている」という緊急警報(レッドアラート)です。

▲ 異臭に誘引され、窓を埋め尽くすほどのハエが発生します
【警告】相見積もりをしている時間はありません
害虫は隙間を通じて近隣の部屋へ侵入します。これが近隣トラブルの引き金となり、高額な損害賠償請求へと発展するケースが後を絶ちません。
悠長に数社の見積もりを取っている間に、被害額は数万、数十万と跳ね上がっていきます。
まずは「特殊清掃一次処理(害虫駆除と汚染物の撤去)」だけでも即日対応してくれる業者に依頼し、現場の時間を止めることが最優先事項です。
本格的な消臭や遺品整理、リフォームの見積もりは、緊急事態を脱した後でじっくり行えばよいのです。
▶ 最短即日対応!特殊清掃一次処理サービスの詳細
4. 【実録】「安さ」で選んで泥沼に…特殊清掃の失敗事例
「少しでも費用を抑えたい」。その気持ちは痛いほど分かります。
しかし、特殊清掃において「安さ」だけで業者を選ぶことは、時として致命的な結果を招きます。
実際にまごのてへ駆け込まれたお客様の悲痛な失敗談をご紹介します。
CASE 1:ネットで見つけた格安業者。「作業完了」の3日後に…
依頼先: ネット検索で出てきた「一律7万円ポッキリ」を謳う業者
結末: 表面の拭き掃除と消臭スプレー散布のみで「完了」とされ撤収。
3日後に強烈な死臭が再発し、ウジも再発生。慌てて業者に連絡するも着信拒否され逃亡されました。
結果: まごのてで再施工(洗浄・解体・OST法)を実施。最初の7万円は完全にドブに捨てたことになり、時間も費用も4倍以上かかってしまいました。
CASE 2:「リフォームすれば消える」という素人判断
依頼先: 一般的なリフォーム会社
結末: 「壁紙と床を張り替えれば新品同様になりますよ」という言葉を信じ、200万円かけてフルリフォーム。
しかし、コンクリートに染み込んだ体液(B層・C層の汚染)を処理せずに新しい建材で蓋をしただけだったため、夏場に悪臭が復活。
結果: せっかくリフォームした床をすべて剥がして特殊清掃をやり直すことに。リフォーム費用が無駄になっただけでなく、精神的ダメージも計り知れませんでした。
「安物買いの銭失い」にならないために。
最初から「完工」できる業者を選んでください。
5. 紹介業者の経済学|「仲介」に潜むコスト構造
「どこに頼めばいいかわからない」という不安から、紹介やポータルサイトを利用する方は多いですが、そこには「見えないコスト」が存在します。
仲介には主に2つのパターンがあります。
パターンA:葬儀社・不動産会社経由(リアル)
突然の不幸で動転している時に紹介される業者です。「安心感」はありますが、紹介元へ支払う手数料(中間マージン)が費用に含まれます。
パターンB:集客ポータルサイト経由(ネット)
「一括見積もり」「格安」を謳うマチングサイトです。登録している業者は、成約時に売上の30%~40%もの高額な手数料をサイト運営元に支払う契約になっています。
| 仲介・ポータル経由 | 自社施工業者(直接契約) |
|---|---|
|
支払額の30%~40%が「紹介料」 あなたが支払う100万円のうち、実際の現場作業に使われるのは60万円~70万円だけです。 |
支払額の100%が「現場」へ 中間マージンが発生しません。 |
予算が潤沢であれば「丸投げ」も一つの選択肢です。
しかし、限られた予算で最高の原状回復品質(=完全消臭)を求めるならば、紹介やポータルサイトを介さず、自ら優良な専門業者(自社施工店)を探し出し、直接契約することが最も賢明な選択となります。

6. 業者選定の決定版|優良業者 vs 悪徳業者 比較テーブル
「特殊清掃」を名乗る業者は多いですが、その実態は玉石混交です。
以下の基準で業者を篩(ふるい)にかけてください。
■ 行動パターンの比較
| 項目 | 優良業者(専門家) | にわか業者 |
|---|---|---|
| 見積もり時の対応 | 臭いの原因(汚染源)を特定するために、畳を上げたり床下を確認する。 「解体が必要になる可能性」を事前に説明する。 |
部屋をざっと見るだけで、「全部込みで〇〇万円です」とどんぶり勘定をする。 汚染の深さについて言及しない。 |
| 消臭の提案 | 「完全消臭」には解体やOST法が必要であることを論理的に説明する。 リスクも含めて提案する。 |
「オゾンをかければ消えます」「薬剤を撒けば大丈夫」と安易に請け負う。 科学的根拠がない。 |
| 契約書・マニフェスト | 作業内容を明記した契約書を作成する。 廃棄物の処理委託契約書(マニフェスト)の発行に対応する。 |
口約束やメモ書き程度の見積書のみ。 廃棄物の行方が不明瞭(不法投棄リスク)。 |
■ 「清掃」と「特殊清掃」の決定的な違い
| 項目 | 一般的な「清掃・不用品回収」 | まごのての「特殊清掃」 |
|---|---|---|
| 作業範囲 | 表面のゴミ撤去、掃き掃除、拭き掃除 | 汚染箇所の解体、体液除去、防臭コーティング |
| 機材・技術 | 市販洗剤、家庭用消臭剤 | OSTオゾン脱臭機、特殊薬剤、解体工具 |
| 廃棄物処理 | 一般ゴミとして処分(法令違反のリスク) | 産業廃棄物収集運搬業許可による適正処理 |
7. デジタル検品チェックリスト|あなたの身を守るツール
業者との打ち合わせや、作業完了時の確認に使えるチェックリストです。
スマホでこの画面を見ながら、担当者に質問してみてください。一つでも答えに詰まるようなら、その業者は「にわか」である可能性が高いです。
現場確認・業者選定チェックリスト
※市販のオゾン発生器では死臭は消えません。
※表面の清掃だけでは臭いが再発します。
※不法投棄のリスクを回避するためです。
※近隣トラブル防止のための最優先事項です。
※中間マージンをカットし、責任の所在を明確にするためです。
8. まとめ:被害者から「賢明な管理者」へ
孤独死や事件という事態に直面した時、あなたは「被害者」かもしれません。
しかし、その後の対応(業者選び)においては、現場をコントロールする「管理者」である必要があります。
安易な紹介や、表面的な安さに飛びついてはいけません。
論理的な根拠と技術を持った「本物のプロ」を選び、リスクを最小限に抑えてください。
まごのては、そんな賢明なあなたの最強のパートナーとなることをお約束します。
「一次処理」だけでも即日対応します
「臭いが漏れている」「虫が湧いている」
そんな緊急事態には、まずはお電話ください。
契約を急かすことはありません。まずは現場の状況を止めることが先決です。
▼ 対応エリア
東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、茨城県
※江戸川区近隣は最短30分で到着可能です。
株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史
主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。
東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ
株式会社まごのて
東京都江戸川区北葛西3-5-6
1011701018023 インボイス適格事業者登録番号: T1011701018023
宅地建物取引業:東京都知事(1)109168
産業廃棄物収集運搬業:01300191644(株式会社MG)
孤独死が起きてお困りの方は私にお気軽にご相談ください。










