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今すぐできる!ゴキブリ駆除&再発防止の完全手順

この記事は「ゴキブリは綺麗な部屋には出ない」という内容の記事の続編として、具体的なゴキブリ駆除と再発防止策にフォーカスしたものです。前回の記事「汚部屋に出るゴキブリ対策はただ一点!Gが嫌なら今すぐ掃除」では、ゴミ屋敷や汚部屋を綺麗に保つことが最大の防御であるとお伝えしましたが、駆除方法については触れていませんでした。そこで本記事では、実際に発生してしまったゴキブリをどう駆除するか、そして再び発生させないために何をすべきかを詳しく解説します。
ゴミ屋敷や汚部屋の場合、ゴキブリ対策の基本の順序は次の通りです。
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1. 部屋のゴミや不用品を完全に撤去する
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2. 汚れや油汚れを含め徹底的に清掃する
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3. そのうえで駆除作業を行い、再発防止策を徹底する
この流れを無視して「ゴミだけなくして駆除」あるいは「掃除を飛ばして駆除」しても、効果は長続きしません。清掃と駆除を同時進行、または清掃後すぐに駆除に入ることが効果的です。
なお、本記事は特にゴミ屋敷・汚部屋に住む方のためのゴキブリ対策を前提としています。もし部屋がゴミ屋敷化していない場合は、初期の片付けや大掃除は必要ありませんので、そのまま「駆除と再発防止策」からお読みください。
▶ゴミ屋敷のハウスクリーニングと消臭料金
ゴキブリ駆除はじめにやることは今いる生体を駆除
したがって今生きてる個体を殺しても卵から孵化した個体が産卵するまでに殺さなければいけませんので駆除もインターバルを置きながら2~3回繰り返してやっと出なくなるのです。では具体的にどんなゴキブリ駆除剤があり、どうやって使うのかをお伝えいたします。

ゴキブリ駆除の殺虫剤は用途別に揃えましょう
1.殺虫スプレー(ゴキジェットなど)
2.燻煙剤(バルサンなど)
3.毒餌剤(ブラックキャップなど)
4.捕獲(ゴキブリホイホイなど)
(4)の捕獲型は最近見ませんし駆除ではないので省きます。まず皆さん一番良く使うのはスプレー型だと思いますがスプレー式の殺虫剤は今目の前に居るゴキブリを退治するために使うもので予防的にゴキブリの通路に掛けておくといった性質ではありません。ゴキブリ駆除にハイターやマジックリンを使うと良いという情報もありますが殺虫剤がない場合の緊急避難的な意味合いが強く、恒久的に駆除したりゴキブリ発生の予防が出来るものではありません。
燻煙剤も今現在いるゴキブリを殺虫するためのものでスプレーより広範囲に作用し逃げ込んだ隙間にも効くので大規模に駆除をしたいときに有効です。今いる生態を死滅させるには一番効果があるのが燻煙系です。
毒餌系はホウ酸を主としたものでゴキブリを誘発する成分を混ぜてゴキブリに食べさせるものです。ホウ酸の作用でゴキブリの体内から水分を奪うので水場を求めて彷徨った後に死滅します。私たちのような業者も毒餌系は良く使用し、まごのてでチョイスしてるのは巣に持ち帰って仲間も食べ、巣ごと破壊する作用があるものを使っています。
ザっとこれだけの種類があるのです。恒久的な『駆除』という観点で考えるとスプレー式殺虫剤ではないことがおわかりだと思います。ゴキブリを絶対に見ないようにするならば燻煙剤と毒餌系を併用するのが一番良いのです。次章ではゴキブリをずっと見ないようにするための効果的な駆除剤の使い方をお伝えします。
汚部屋のゴキブリ駆除

ゴキブリが成虫になるサイクルで燻煙する
ゴキブリ駆除の第一歩はとにかく今いる生体を徹底的に死滅させなければいけません。イメージとしては下記のようなものです。
1.燻煙剤1回目→生体と幼虫が死滅
2.燻煙剤2回目→生き延びた幼虫と孵化した幼虫が死滅
3.燻煙剤3回目→上記と同じく新たに孵化した生体を駆除
このように10日間隔ぐらいで行えば現在いるゴキブリを完全に駆除することができます。卵が孵化したタイミングで幼虫のうちにやっつけてしまうことが重要です(産卵させない)室内にいる生体が減れば減るほど後の手間がかからなくなりますのでここから先は毒餌を常時置いておくだけで毒餌駆除剤を食べたゴキは死んでくれることになるのです。
とにかく孵化→産卵のサイクルを止めないとゴキブリを見ない部屋にすることにはなりませんのでここは根気よく繰り返してやっていきましょう。

更にゴキブリが寄らないようにするための対策
つまりいくら駆除をしても新たなゴキブリが侵入して居着いてしまえば駆除にはなりませんし、本当のゴキブリ対策とは言えませんので、ここはもしっかり抑えておきたいポイントです。
ゴキブリが大量発生してる部屋でよく見かけるのですが小さなエリアに密集していることがあります。そのゴキブリが集まってる部分を巣と呼びますが巣としての形がないので集合巣と呼び、専門的にはコロニーと呼びます。フェロモンで仲間を集めてコロニーを形成しますので今後のゴキブリ対策はフェロモンを消しコロニーを破壊する必要があるのはなんとなくお分かりいただけると思います。
ただ正直一般の方がやるにはハードルが高いですし、知識や技術も要しますし、機材も必要なので駆除まではご自身で出来てもここから先はプロにお任せいただくのがより確かだと思います。まごのてでも当然対応できますのでお気軽にご相談ください。
ゴキブリ駆除の決定版コロニーの破壊

ゴキブリフェロモンの正体は糞跡
ゴミ屋敷などでゴキが大量発生してる部屋などは壁にはっきりと糞跡が認められますし、目に見えないキッチン台下やユニットバスのエプロン内でも見かけることがあります。
つまりこのゴキブリフェロモンがある限りゴキブリは寄ってきますのでフェロモンを消し去りコロニーを破壊することが大事であることがお分かりだと思います。ゴキを徹底駆除した後はしっかり清掃しフェロモンを消すことが大事なのです。ゴキブリ対策の大前提である部屋を衛生的に保つということに繋がる部分ですのでもし自力でゴキブリ対策をする場合は必ず行いましょう。
ただし清掃難易度はひじょうに高く、窓サッシや柱や桟なら比較的簡単ですが、糞跡で汚れた壁紙を清掃するのは至難の業ですし表面的に綺麗になったとしても下地のボードまでフェロモンが移ってますので、難易度は高いと思います。
もし完全にゴキブリフェロモンを消すための清掃をご希望でしたら迷わずまごのてへご相談ください。

ゴキブリフェロモンを破壊させるオゾンガス
確かに高濃度オゾンは人体に有害で時には死に至ることもありますがゴキブリを始めとしてウジ虫やハエなどで実験をしましたが死滅することはありませんでした。
ゴキブリ対策のどの場面でオゾンが有効かと言えば最終段階のコロニーの破壊に有効なのです。糞跡やゴキブリの這った後を洗浄し更にオゾンの高酸化作用でコロニーを破壊し完全に寄ってこなくすることができるのです。
何度も言いますがオゾン自体に駆除効果や忌避効果はなく、あくまでもコロニーを破壊することによってゴキブリが出なくなるということです。オゾン消臭も同じ考え方でオゾンそのものに消臭効果があるのではなくオゾンによる滅菌作用で結果的に臭いが消えるのと同じことなのです。
オゾン発生器まで登場となるとさすがに一般家庭では難しいと思いますので、コロニー破壊まで意識しなければいけないほどのゴキブリ発生があったなら私たちにお任せいただければ完璧な対策をいたします。
オゾンまではさすがに調達できない、他に置き換わる方法はないかとお考えの方がいると思いますので有効と考える薬品をご紹介します。安定化二酸化塩素を洗浄した部分に定期的に噴霧することでコロニーの破壊を促すことができます。
安定化二酸化塩素とはよく見かける物としてはクレベリンですが、クレベリンは置き型ですので噴霧はできません。私たちプロが使うものより濃度は落ちますが楽天市場でも安定化二酸化塩素入りの除菌剤を購入できますので使ってみてください。
ただし何度も言いますが、事前の洗浄は必須でこの段階で汚れの取り残しがあるとまったく効果がありませんのでご注意ください。
▶オゾン消臭に大いなる誤解!正しい部屋の消臭方法とは
ゴキブリコロニー破壊のための清掃料金
| 1K~1DK | 8万円~13万円(税別) |
|---|---|
| 2DK~2LDK | 10万円~18万円(税別) |
| 3DK~3LDK | 15万円~25万円 |
糞跡の付着具合や範囲で変動しますのであくまでも参考程度に留めてください。壁面にあまりにもゴキブリ分の付着がひどい場合は壁紙を剥がして下地ボードを薬剤噴霧し、クロスを新調する方法をオススメいたします。もし賃貸住宅でゴキブリ発生があった部屋を原状回復する場合、リフォームの途中で清掃を入れれば効率的ですので是非ご検討ください。
ゴキブリ対策のための排水溝や配管清掃
キッチンやお風呂には必ず排水させるための排水口があります。排水口は一番上の部分で目に見えますので掃除することは多いと思います。問題はそこから先の排水管ですが、排水管は最終的に下水道に繋がっています。下水道自体は今は道路の下に隠れていますが昔はどぶ川と言って剥き出しだったのを知ってる人もいると思います。
下水道は各家庭から出た汚水を流し処理場へ直結している管ですが、各家庭と排水管、排水口でダイレクトに繋がっているのはわかると思います。下水道はドブですからゴキブリもたくさんいますしゴキブリを狙ったネズミも当然います。実はゴキブリやネズミの侵入は排水管を通じてうやって来ることもあるのです。いくら中間にトラップがあっても物ともせず入り込んでくるのです。
排水管に汚れがあるとゴキブリにとっては美味しいものがあるぞと察知してやってきます。どんどん上ってくると家の中からも美味しい匂いがしたら駆け上がってくるのは道理だと思いませんか?ゴキブリに美味しそうな物がある場所と認識させないためにも排水管の洗浄まで行うのが徹底したゴキブリ対策です。マンションなどでは年一回排水管洗浄をするところがありますが、こまめなメンテナンスをしてるマンションではゴキブリは寄ってこないようですので年に一回は排水管の洗浄まで行ったほうが良いでしょう。
ただし排水口からジェル状の薬剤や粉末を投入するパイプクリーナーはたいして洗浄力が高くなくあまり綺麗になりませんので高圧洗浄が一番きれいになり効果的です。排水管高圧洗浄もまごのてで行えますので是非ご相談ください。
▶まごのての排水管高圧洗浄のご案内

ゴキブリ対策のためのハウスクリーニングいたします
汚部屋じゃないとしても普段あまり気にしない排水管やキッチン収納などの中やお風呂のエプロン内などを綺麗に清掃しなければいけません。これらの前準備をしてからゴキブリを駆除が正しい流れです。
そして第二はゴキブリフェロモンを消すための清掃です。点在するゴキブリの糞や跡を細かく取り除き薬剤で除菌しオゾンを燻蒸するまでがセットになります。ゴキブリの発生状況によっては大掛かりになる可能性もありますが徹底したゴキブリ対策には欠かせない作業となります。
ゴキブリ駆除前の清掃も駆除後の対策のための清掃どちらもまごのてで対応可能ですので是非ご相談ください。
▶まごのてのゴミ屋敷片付けご案内

東京・関東エリア広域でサービス提供可能
ゴキブリ対策の前段階であるゴミ屋敷のお片付けや清掃や消臭なども行いますので、もし今まさにゴキブリが発生して困ってるお客様はお気軽にご相談ください。
ゴキブリの発生原因であるゴミ屋敷や汚部屋は第一段階としてお片付けや清掃は必須ですので是非初期段階からのご利用をご検討ください。

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史
主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。
東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
理念と経営:逆境の時ほど爪を研げ
株式会社まごのて
東京都江戸川区北葛西3-5-6
1011701018023 インボイス適格事業者登録番号: T1011701018023
宅地建物取引業:東京都知事(1)109168
産業廃棄物収集運搬業:01300191644(株式会社MG)
孤独死が起きてお困りの方は私にお気軽にご相談ください。













