特殊清掃コラム

料金案内
2024.02.18

遺品整理や家財の整理業者の料金と後悔しない選び方

特殊清掃料金について細かくお伝えしていた記事があり、その中にご遺品整理や家財撤去の料金についてお伝えしていたセクションがあったのですが、切り離して細かくお伝えしたほうがわかりやすいので別記事をご用意いたしました。

孤独死があった部屋を原状回復する方法にはキチンとした正しい流れがあり、家財の撤去やご遺品整理もその一環です。正しい流れで行った場合ご遺品整理は特殊清掃一次処理後に行います。

この記事ではご遺品整理の料金やご自身で行う場合、またはゴミ屋敷化した部屋の場合はどう進めるかをお伝えいたします。
 
遺品整理について
遺品整理はできるだけお身内で行ってください
まごのてではご遺品整理は極力ご家族やお身内で少しでも良いから行ってくださいとお伝えしています。孤独死で発見され部屋が相当汚れていたとしても特殊清掃一次処理で入室環境を整えストレスなく入室できるようにいたします。

特殊清掃一次処理が生まれた経緯の中には、ひどい状況の部屋だとしてもご家族をストレスなく入室できるにはどうすれば良いかを考え、形にしたのが一次処理サービスです。

今までも入室は出来ないと思ってたのに入室できて良かった!父の最期の場所に入ることができて良かった、など喜びの声をたくさんいただいています。

部屋がどんな状況だとしてもご家族でご遺品整理をし故人をしのぶ時間を少しでも持っていただければと思います。
 

遺品整理(家財撤去)料金のご案内

家財処分費も一概に部屋の間取りや広さで決まるわけではありません。よく他社サイトでは部屋の広さや間取りで決まるという記載がありますが家財処分費は家財の量で決まります。単身用ワンルームでも家財が多い人もいますし2DKやそれ以上の部屋でもすごくシンプルに暮らしてる方もいます。ですので単身者が暮らす間取りで比較的多い1K~2DKあたりの家財撤去費の実際の金額をお伝えいたします。

まごのてで扱った家財処分の金額で多いゾーンは1Kで10万円~20万円、2DKで15万円~30万円です。2DKの場合は初めから単身というより以前は複数人で住んでいたことがあるため家財が多いという場合が少なからずあります。

また上記より大幅に金額が高くなるケースもありゴミ屋敷状態の場合はまったく参考値となりません、単身用ワンルーム~2DKでも30万円~50万円超は充分あり得ますのでご注意ください。詳しくはまごのてのゴミ屋敷片付け専用ページでご案内しています。
 
ご遺品整理と不用品回収
遺品整理と不用品回収の違い
ご遺品整理と不用品回収の違いについてよく聞かれることがありますので、私たちの見解をお伝えしておきます。

賃貸の場合最終的には部屋を空にしなければいけません、その過程の中で『遺品整理』をし家財を部屋から出していくのです。物理的なことだけ考えれば家財を廃棄し部屋を空にするのですから不用品処理となんら違いはありません。

遺品整理とは部屋から出るまでの過程のことで、故人をしのびながら、もしくは貴重品などを探すため、という細かな作業と思いを込めるというものです。

したがって業者に依頼して遺品整理を代行させる場合は、故人やご家族の思いを理解しながらできる業者かどうかです、どうせ不用品だと汚い格好で荒っぽく搬出し汚いトラックに投げるような業者では遺品整理とは呼べません。

また料金も遺品整理と不用品回収とでは大きく違います、いわゆる廃棄処分費は同じですが作業費が違ってきます、私たちの場合でも作業費部分が単純な不用品回収と比べた場合1.5~2倍程度差があります。
 

孤独死の現場では家財整理は2番目です

孤独死が起きた部屋の特殊清掃費用の記事の中や他のコラムでも再三お伝えしていますが、家財を部屋から出すのは2番目の工程です。

孤独死発覚後すぐにやるべきは特殊清掃一次処理、すなわち初期の清掃と消臭です。不動産会社さんや家賃保証会社は普通退去時と同じように先に家財撤去をする慣例のようなものがありますが大間違いです。

またあまり経験のない特殊清掃業者も消臭のためにも家財撤去を先にやったほうが良いと書いてる記事もあります、確かに家具や室内にあるものには臭いが染みついていますので、家財やその他の物を搬出することで臭いの軽減にはなりますが、消臭が目的ではありません。

みなさん経験したことがない知識がない中で進めることですから迷うのもわかりますが、きちんと実績に裏打ちされた私たちの言葉を信頼していただければと思います。

特殊清掃や遺品整理で正しい情報を伝えるまごのて

遺品整理業者の選び方と絶対注意しなければいけないこと

特殊清掃業者選びでは清掃や消臭の技術がない業者を選んでしまうと疲弊し後悔しますということをお知らせしていますが、遺品整理業者選びもかなり慎重にしなければいけません。

遺品整理業者はただの不用品回収とは違い故人とご家族の架け橋とならなければいけないと冒頭でお知らせしましたが、この心根の部分は当然のことで今更声高に言うことでもありません。

昨今気を付けなければいけないのは悪意ある遺品整理業者の存在です。悪意ありと言っても様々なパターンがありよく言われる高額請求や不法投棄をする悪徳業者です。もちろんこれら違法行為も許せませんが、遺品整理では一番気をつけなければいけないのは『盗難』です。

遺品整理をすると言ってもどこに何があると知っている状態で行うことは稀で、90%はどこに何があるかわからない状態で遺品整理をするのです。

そんな家に悪意がある者が入ったらどうでしょうか?貴金属、着物、現金、もし盗られていたとしてもわからないのですよ。あったはずの物が無くなってるのではなく知らないうちに何かが無くなってるのは少し考えるだけでも恐怖です。

実際過去に遺品整理に入った家から金貨を見つけ自分の物にしたと書いてるバカ業者もいましたのでお気をつけください。※室内の物をいったん買い取る体裁にし所有権を移すスキームでやってる遺品整理業者は危ないです。
 
悪意ある遺品整理業者
孤独死現場は悪意ある者にとってはパラダイス!
特殊清掃でも遺品整理業者でも悪意ある者にとっては孤独死現場ほどパラダイスです。ご遺族も関係者も入ることができない、そんな中にフリーパスで入室できるのです。私たちも今までに孤独死現場で大量のお金や貴金属を発見したことがあり、意外と無いように見えてもあるものです。

お金がないから遺品整理費用を分割払いで請けた団地からは数百万の現金や宝石を見つけたこともありますし、冷蔵庫の中から数十万円のヘソクリらしきお金を発見したこともあります。

そのような可能性がある部屋に遺品整理業者と言えども得体の知れない者を入れるべきではありません、遺品整理を始め部屋の片付け関連の業者選びについて書いた記事がありますので是非参考にしてみてください。
 

激安遺品整理業者に注意しなければいけない理由

特殊清掃も遺品整理もそれなりに高額でけっして安いものではありませんので、できれば費用を抑えたいという思いで安さを掲げる遺品整理業者を探す方もおられます。

特殊清掃は料金面より技術重視とお伝えしていますが、ご遺品整理の場合はどうでしょうか?先ほど遺品整理とは家財を部屋から出す過程の一部であるとお伝えしました。遺品整理が終わった後の家財などはいわば抜け殻で物理的にはゴミとなり処分されます。

どうせゴミを処分するのだから安い方が良いという思考になるのは理解できるのですが、先ほどからお伝えしてるように得体の知れない者を部屋に入れるリスクを優先して考えていただきたいと思います。

その観点で業者探しをした場合ある程度品質も担保され料金も実は大きな差になりません、業者の選び方については前章にあるリンクをご覧ください。
 
危険な遺品整理業者
激安遺品整理業者の本当の目的
実は激安遺品整理業者には真の目的があります、私たちが経験した中でひとつの事例をご紹介します。ある一軒家の遺品整理の見積もりで他社に発注されたものがあります、今から10年前の料金でまごのてが60万円程度、受注したのは20万円弱と絶対にまともにやれば大赤字という料金で請けた業者があったのです。

ところが作業当日になりしばらく作業が進んだところでその業者は豹変したそうです、「見積もりの作業はここまで」もし全部やってほしいならあと70万円ください。そこで不審に感じ20万円だけ払って後の作業は私たちがやったのですが、印象としてはほぼ手つかずで玄関先にあった物だけ少し減ってる程度でした。

よくある作業途中での料金吊り上げをする悪徳業者かと思いましたがどうやら別の目的だったのではと思います。おそらく激安遺品整理業者はこの家からお金なり貴重品なりの戦利品が出ると踏んで激安提示をしたのではと思います。実は遺品整理業者の中には現金や大きなお金に変わる物が出ると考えて激安提示をする業者があり、その類であると感じました。

この手の遺品整理業者の存在は廃業した元悪徳不用品業者社長や業界内で暗躍する悪徳コンサルからも情報を得ていますので間違いありません。

遺品整理も安心安全なまごのてへどうぞ

まごのては特殊清掃や遺品整理を主軸とした専門業者で15年の営業実績があります。業歴が長いだけではなく豊富な実績を積み上げ技術はもちろん安心安全な運営体制を確立してきました。

昨今は遺品整理や特殊清掃業に生半可な気持ちで参入しお客様を騙したり、技術もないのに特殊清掃の真似事をし結果臭いが消えないなどのトラブルを起こしています。

まごのては他社とはまったく違う理念と運営方針を打ち出しており、特殊清掃でもゴミ屋敷のお片付けでも常に高い評価を得ていますので安心してご相談ください。
 
特殊清掃から遺品整理
特殊清掃から遺品整理まで一貫してお任せいただけます
まごのてでは孤独死などが発覚したらまずはすぐに初期の清掃と消臭を行うことを推奨しています。その処理の後にご家族でご遺品整理をしてくださいというスタンスですが、すべてを私たちにお任せいただいても問題ありません。

遠方のために遺品整理に出向くことができない、賃貸住宅なので早急に原状回復を進めなければいけないなどの事情があることが多いですので最大限サポートいたします。

特殊清掃では確実に汚れと臭いを消しますし、ご遺品整理では確実に思い出の物や貴重品をピックアップいたしますので安心してお任せいただけます。

特殊清掃でも遺品整理でも業者がたくさんあるように見えますが、安心して部屋に入れても大丈夫と確信できる業者はそう多くなく、東京都、神奈川、千葉、埼玉の首都圏エリアでは10社にも満たないのではないでしょうか。

昨今はあらゆる業界で相見積で業者同士を競わせろ、という風潮がありますが、遺品整理や特殊清掃は料金で競うものではないことはここまで読んでいただいた方にはおわかりだと思います。

遺品整理でも特殊清掃でもまともな業者を選べば料金はそう気にすることはありませんので業者探しで無駄な時間を費やすぐらいなら私たちにご相談ください!必ずお役に立てるはずです。
 
記事執筆:

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史

主に特殊清掃技術の開発や指導に注力しています。まごのては宅地建物取引業の免許を受けており私は専任の宅建士です、また賃管士資格を保有しており不動産取引関係には精通しています。 

東洋経済:ゴミ屋敷に商機を見出した男の波乱万丈人生
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