高圧洗浄コラム

排水管洗浄
2023.12.18

【誰が騙される?】排水管洗浄と詰まり解消『300円!』

【誰が騙される?】排水管洗浄と詰まり解消『300円!』
排水管洗浄や詰まり解消の業者を探してると異常に安い値段を書いてる業者が多く驚かされます。万の単位で料金表示をしている私たちがボッタクリ業者に思われるのではないかと考えてしまいます。

もちろん300円や数千円の表記は騙しで絶対にそのような料金でやるはずもなく、おそらく数万円単位になるのは間違いないのですがどのよにお客様を丸め込んでいくのかを考察したいと思います。

排水管・不用品・害虫|訪問系サービスは詐欺ばかり!?

水道関係の詰まり解消をはじめ不用品回収や害虫駆除などお客様宅へ訪問してサービス提供を行う業種は悪意ある者にとっては絶好の狩場のようで、トイレ詰まりを夜間に呼んだら30万円以上請求されたとか、不用品回収コラムににも書いてますが数千円とホームページに書いておきながら10万円20万円ときには100万円近くまで膨らませるやり方が横行しています。

すべての訪問系サービス事業者が高額請求をするわけではありませんが、悪意ある悪徳業者は見た目だけキレイなホームページを作り、大手感を演出し、日に数万円ときには十数万円単位の広告費を使ってカモを物色するのです。

とにかく広告費を膨大に注ぎ込むのでネット検索でも上段の目立つ位置に表示され、そこに魅力的な料金表示がされていたらどうでしょう?多少おかしいと思いつつもとりあえず連絡してしまうのではと思います。

どんなサービスにも適正な料金というものがあります、排水管洗浄や詰まり解消で300円とたこ焼きより安い値段でおかしいはずですが堂々と書いてるのには理由があるからです。

また有名な手作りっぽいチラシで戸別にポスティングしている「この地域で集中的に排水管洗浄をします」とあり料金は3,000円。この業者は国民生活生活センターより注意喚起がされています。

悪徳業者はどんな仕掛けをするのか、悪徳業者から身を守る方法などをお伝えしていきます。

不動産Gメン滝嶋さんのYouTubeにもトイレ詰まり詐欺のことを話してます。

人件費や経費から読み解く訪問サービスの料金

訪問系サービスである清掃や排水管詰まり解消の料金はどのように決まっていくのかを知ることで適正な料金を探ることができます。お客様視点で考えた場合どんなサービスでも安さを求める風潮があるのですが、悪徳業者はその消費者の安さを求める思考を突いて仕掛けを張り巡らせるものです。

排水管洗浄や詰まり解消300円や不用品回収軽トラック80,00円など絶対に現実的ではないにも関わらず多くの人がコンタクトをして結果騙されています。ご自身の身を守るためにも是非適正な料金とはを知ってほしいと思います。
【誰が騙される?】排水管洗浄と詰まり解消『300円!』

訪問系サービス料金は大半が人件費である

訪問系サービスの場合は物の値段というよりサービスや技術に対して費用を払うというものがひじょうに多いのです。ハウスクリーニングもそうですし、排水管詰まり解消も同じです。

何かを仕入れて売るのではなく、人を使ったことに対する対価という意味合いが大きいのです。排水管詰まり解消では資材や機材を使いますが当然使い捨てではなく高価な機器を何年も使いますので1回あたりの費用は僅かです、ハウスクリーニングも薬剤や資材を使いますが1回あたりに直せば少しです。

以前ハウスクリーニングの見積もりに対して洗剤や資材が1回あたり何万円もするのですか?大半が人件費であれば1万円程度でしょ?という考え方の人もいましたが、あまりにも人件費(技術料)を甘く見過ぎです。

サービス提供価格のほぼ全てが技術料=人件費と考えて良いと思います。では、その人件費とはいくらなのかを考えていきます。

たとえば年収400万円の人の1日あたり経費はいくらになるでしょうか?もちろん会社によって違うと思いますが1年の稼働日数を263日とした場合1日あたり約1.5万円となります。この1.5万円は働く側から見た数字ですので、雇用側から見ると直接支払う1.5万円の他に会社負担の社会保険料や福利厚生費や教育費が加味されます。

したがって年収400万円の人の1日あたりの経費は楽に2万円を超えるのです。2万円がサービス提供価格の最低原価であると考えることが出来ます。そこへ機材損耗費や資材費などの直接原価を加味して売価(サービス提供価格)が決まります。

清掃関連サービス業の平均粗利率は45%である

原価がわかれば次は原価に対してどれだけの利益を見込むのかです。中小企業庁が発表している業種別経営調査結果によりますと理美容で60%弱、ビルメンテナンスで64.9%、広告代理業で36%の粗利率で高低差はあるものの平均値は45%です。

つまり100万円売上げれば45万円が粗利ということになり、業種によっても変わりますが概ね妥当な線だと思います。45%も利益を乗せるなんて暴利だ!と思う一般の人も多いのが事実ですが粗利と純利はまったく違います。

すべての会社や商店は粗利の中から設備費や広告宣伝費などを支払いさらに税金を払って最後に残るのが純利益ですから最終的には10%前後が利益となります。

これで原価と想定粗利率がわかりましたので売価(サービス提供価格)は容易に求めることができます。
【誰が騙される?】排水管洗浄と詰まり解消『300円!』

排水管洗浄の実際のサービス料金を公開します

では実際にぼのようなサービス提供料金になるのか事例に基づいて検証してみます。

ケース(1)一軒家の排水管高圧洗浄※屋内と外の排水管

作業者2名で行った場合だと所要時間は準備と完了後のチェックを含めて3~5時間とした場合、まず原価から、人件費4万円、車両費5千円、機材損耗費5千円の原価は5万円となり粗利率45%設定であれば5万円×1.45=72,500円となります。現場の条件で変動しますので一軒家の排水管洗浄であれば7万円~10万円前後が妥当と考えることができます。

ただし同一内容の業務であれば日に二軒出来る可能性もありますので4~5万円でやれなくもないですがそう都合よく回ることはありません。

ケース(2)排水管詰まり解消
内容にもよりますが基本的に1名作業、高圧洗浄機を使ったとしても原価は2.5~3万円ですが準備やチェックまで入れても2時間程度で完了することが多いので半分として1.5万円前後が原価となり売価は2万円強~2.5万円あたりと割出すことができます。

ただし単純な詰まり解消といえども日に2件程度、よほど好条件が重なって3件出来るかどうかです。

1日の考え方ですが基本的にはどんな作業も1日で換算します、1時間で終わっても5時間かかっても1日分と考えるのが通例で時間制料金でやってない限りは1日としてカウントし好条件が重なったり確実に時間が読める場合は半日扱いとして他の業務と絡めることが多いです。

まごのての場合単純な詰まり解消や屋内排水管洗浄で2.5万円~としていますし、一軒家で外の排水管や枡野洗浄で8万円~と設定している理由がおわかりいただけると思います。

ただし上記の原価計算は正社員を雇用し、労働時間などの法律を守った場合の原価計算です、労基法に縛られない個人事業主やコンプラなんてどうでも良いと考えてる事業者の場合はもっと設定が低いと思います。

排水管洗浄や詰まり解消で安い業者を探すのであれば人を雇用せず個人で行ってるような小規模事業者か便利屋あたりを狙うと良いでしょう、ただし急な対応やしっかりした設備を所有しているかは不明ですのでよく確認するようにしましょう。

イエコマやくらしのマーケットなどは個人の事業者を基準にしてますのでサイトに表示してる料金は安い傾向にあります。

排水管洗浄や詰まり解消作業300円の謎

排水管洗浄や詰まり解消の正しい料金とはどんなものかご理解いただいた上でネット広告に堂々と詰まり解消300円と書いてる業者とはを紐解いてみたいと思います。

いったいどんな仕掛けになっているのか、大きく3つあるのではないかと考えています。

1.1mあたりの単価が300円である。排水管洗浄の場合は排水管の長さで料金を決める場合があります、例えばキッチン排水から桝までの距離が10mであればメートル単価×メートル数です、それでも300円は激安です。

2.分単位の時間計算である。あまり時間制を採用する作業ではありませんが、過去には1分当たりの単価だと言ってた業者がありました。もし1分300円とした場合1時間1.8万円となりもし1時間以内で終わった場合本物の料金に比較的近いかもしれません。激安レンタカーは5分単位や10分単位の最低料金を記載してる手法と似ています。

3.集客のためのである。身も蓋もありませんがこの仮説が一番正しいように思います。不用品回収に多い手口ですが絶対にあり得ない料金を提示し実際はお客様の顔色を見ながら料金を決めるやり方です。

訪問系サービスの料金吊り上げはこの方法が主流です、不用品回収業者でも競合がトラック1台7,800円と書いていたら5,800円と書くというようなイタチごっこを繰り返していますが彼らにはいくらと書こうが関係ありません、現場でいくらでも「調整」するのが前提だからです。

日本は資本主義社会ですから物の値段もサービス価格も自由に設定できます、利益をギリギリまで削るも自由ですし、粗利率80%を目指すももちろん自由です。ホームページや広告などの広告媒体に金額を入れ、それがすごく安いのであれば安い理由を書かなければいけませんし、上記みたいにあらかじめ逃げ道を作ってるような集客は絶対にしてはいけません。

大事なのは高い安いではなくキチンと理由が示された料金表示かどうかが重要です、いくら安くてもコンプラ違反や不正が前提であればどうでしょうか?安さを求めることは悪いことではありませんが消費者側もよく考える必要があると思います。
 
【誰が騙される?】排水管洗浄と詰まり解消『300円!』

どんな作業も正直な料金表示のまごのて

私はどんな事業でも正直にやるべきだと考えています、そして正直な正しい運営をした上でしっかりと利益を上げるべきだと考えています。日本は儲けることや利益のことを言うのははばかられる風潮があり、利益を出すことは悪と思う人もいるぐらいです。

日本に存在する会社や事業主はすべて100%利益追求のために存在しています、利益を出さない会社や事業者は銀行からも税務署からも「悪」と見做され存在価値すら否定される世界です。

ですから私たちまごのては騙し前提の料金を表示して集客せず、どうしてこの料金になるのか、そして得られる利益まで公開して運営しています。排水管洗浄でたこ焼きより安い300円と書いてる業者に対してまごのては2.5万円~と書いている、不用品回収でも軽トラ1台数千円と書いてる業者ばかりですが私たちは最低3万円~と書いてます。

表向きの数字だけ見ればまごのてはどれだけ暴利なのだ!との印象を受けるでしょう。その表示している激安価格でコンプラもすべて守りながら行ってるのなら一切文句は言いませんが現実はそうではないからこのような記事を書いています。

実績もないのに年間施工何万件と書いたり、大手との取引など一切ないのに取引先としてロゴを並べたり、何十人も社員がいると書いてるのに社屋はなく裏町のアパートやシェアオフィスが本拠などウソのオンパレードであるのは看過できません。
どんな作業も正直な料金表示のまごのて

排水管高圧洗浄や詰まり解消もまごのてに相談ください

2019年コロナ渦の少し前からまごのては高圧洗浄事業を手掛けるようになりました。当初は特殊清掃業務の中で排水管洗浄や高圧洗浄を行っていたのですが一般向けに転用し事業部化したものです。

当初は子会社のMGで重曹ブラスト工法のエコロビームに加盟しエコロビーム東京という屋号で展開していましたが、2023年のサイト統合に伴ってまごのての事業部となりました。

水のトラブルが専門ではありませんのでトイレが詰まり、その解消のために夜間に駆け付けたりすることはできませんが、ゴミ屋敷や汚部屋で詰まり解消業者を呼べないとか、詰まり解消と同時にハウスクリーニングや消臭除菌を行いたいというニーズにお応えしています。
記事執筆:

株式会社まごのて 代表取締役
佐々木久史

ゴミ屋敷のことはなんでも私に聞いてください、各自治体のゴミ屋敷条例制定の際の意見交換参加実績、在宅医学会や高齢者虐待防止学会での登壇実績もあり真の専門家として高い評価を得ています。


セルフネグレクトとゴミ屋敷の関係を研究している東邦大学保健衛生学教授である岸恵美子先生とは情報交換を盛んに行いゴミ屋敷の現実的な問題を私から提供し岸教授が学術的に分析し世に提供しその論文等には佐々木久史の名前が付されるものも多い。

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