高圧洗浄コラム

排水管洗浄
2026.08.27

高圧洗浄したのにまた詰まる理由|再発までの期間で原因を切り分ける

高圧洗浄したのにまた詰まる理由

排水管の高圧洗浄を頼み、その日は水がよく流れるようになった。ところが数日後、数週間後、あるいは数か月後に、また同じ排水口の流れが悪くなった。

このとき「前の業者の施工が悪かった」「もう一度、高圧洗浄をすれば直る」と先に決めないことが大切です。 高圧洗浄で除去できる付着物が再びたまったのか、前回の作業範囲外に原因があるのか、配管の勾配・変形・破損・異物など洗浄では直らない条件があるのかで、次にすることは変わります。

この記事では、「再発までにどれくらいかかったか」を入口に、前回の作業範囲、再発する場所、建物条件を整理し、再洗浄・カメラ確認・修繕検討のどこへ進むかを分けます。再発までの期間だけで原因を診断するものではありません。

高圧洗浄後にまた詰まったら、再洗浄を頼む前に4点を確認します

高圧洗浄後の再発で最初に必要なのは、機械をもう一度入れることではありません。前回と今回の情報をそろえます。

1. 再発までの期間

作業当日から数日なのか、数週間・数か月なのか、1年以上たってからなのかを確認します。

2. 再発する場所

前回と同じキッチンだけか、浴室・洗面・トイレなど複数箇所にも変化があるかを確認します。

3. 前回の作業範囲

どの排水口・排水桝から、どの系統をどこまで洗ったのか。作業報告書や写真があれば確認します。

4. 洗浄で直らない条件

配管の勾配、変形・破損、継手のずれ、異物、共用管側など、付着物除去だけでは直らない候補を残します。

「また詰まった」という結果だけでは、前回施工の良し悪しも、次の作業方法も決められません。 再発までの時間と作業範囲を先にそろえると、無駄な再施工を減らしやすくなります。

再発まで「3日・3か月・3年」では、最初に確認する範囲が違います

再発までの期間は原因そのものではありません。ただし、何を先に確認するかを決める材料にはなります。

再発までの目安 最初に確認すること 決めつけないこと
当日~数日 前回の洗浄範囲、別系統・共用側、異物、作業後の通水確認、構造上の問題がないか 「洗浄不足」と即断しない
数週間~数か月 付着物の残り方、油脂などが再びたまりやすい条件、勾配・変形、洗浄した系統と再発場所の一致 「また汚れがたまった」だけに限定しない
1年以上 新たな蓄積、使用条件の変化、定期メンテナンス時期、過去と同じ系統か 前回作業との因果関係を自動的に結びつけない

期間は「診断結果」ではなく、確認順を変えるための情報です。 3日で再発しても構造要因の場合がありますし、数か月後でも前回の範囲外に原因があることがあります。

高圧洗浄は付着物を除去する作業です。配管そのものの不具合までは直せません

高圧洗浄は、排水管内に付着した油脂・汚泥・石けんカス等を水圧で剥がし、流路を確保するために使う方法です。一方、配管そのものの形状や設置状態を修理する作業ではありません。

高圧洗浄で処理対象になりやすいもの

・管壁に付着した油脂や汚泥
・石けんカス等の蓄積
・排水桝や横引管にたまった堆積物
・洗浄で崩して搬出できる付着物

洗浄だけでは直せないことがあるもの

・勾配不良や逆勾配
・配管の変形・破損・ずれ
・木の根や異物など位置確認が必要なもの
・専有部ではなく共用配管側の問題

排水管は自然流下させるため、適切な管径と勾配が必要です。横浜市の排水設備要覧でも、下水を支障なく流すために適切な管径・勾配が必要とされています。高圧洗浄で管内をきれいにしても、構造条件そのものは変わりません。

排水設備の技術資料横浜市|排水設備の技術上の基準排水管を自然流下させるための管径・勾配など、排水設備の技術基準を確認できます。
高圧洗浄後の排水管内部をスコープで確認している写真
▲ 高圧洗浄後の排水管内部をスコープで確認しているところ。水が流れたかだけでなく、管内に残る付着物や形状の異常がないかを確認します。

前回の高圧洗浄について、作業報告書や写真で6項目を確認します

他社施工後の再発相談でも、前回の業者を評価するためではなく、同じ作業を重ねないために施工情報を確認します。

1. どの排水口・排水桝から作業したか

2. キッチン系統だけか、浴室・洗面・トイレ等も含めたか

3. ホースをどこまで入れたか、作業範囲の記載があるか

4. 何が排出されたか、写真や説明があるか

5. 作業後にどの場所で通水確認をしたか

6. 構造上の問題や「今後確認した方がよい箇所」の指摘があったか

報告書がなくても相談はできます。 「いつ」「どこが」「どれくらいで再発したか」だけでも、前回と同じ場所をもう一度洗うべきか、確認範囲を広げるべきかを整理する材料になります。

同じ排水口だけ再発するのか、複数箇所に広がるのかで確認範囲を変えます

再発した場所は、原因位置を絞る大切な情報です。

同じキッチンだけ

キッチンの横引き配管、排水トラップより先、油脂がたまりやすい区間など、その系統を中心に確認します。

浴室・洗面など別の場所も

一つの器具だけではなく、合流後の配管や建物全体の排水系統も確認候補になります。

マンションで複数箇所

住戸内だけで原因を決めず、管理会社へ同じ系統の他住戸・共用管側の状況を確認する場合があります。

戸建てで家全体

屋外排水桝、横引管、公共ますへ向かう区間など、室内より下流側の状態まで確認します。

キッチンだけ短期間で戻る場合 キッチン詰まりが市販薬で戻る理由|配管奥に残る油塊を実例で確認 キッチンだけで繰り返す場合は、排水口より奥に油脂の塊が残るケースを実例で確認できます。
屋外排水桝から配管系統と水の流れを確認している写真
▲ 屋外排水桝から配管系統と水の流れを確認しているところ。室内の一か所だけでなく、下流側まで含めて再発する位置を絞ります。

カメラ調査は「高圧洗浄後に再発したら必ず」ではありません

管内カメラやスコープは、目で見えない範囲を確認する方法の一つです。ただし、すべての再発現場で最初から必要とは限りません。

カメラ確認を検討しやすい状況

・高圧洗浄後も短い周期で同じ症状を繰り返す

・前回の洗浄範囲は分かっているが、原因位置を絞れない

・勾配、配管の変形・破損、継手、異物などを疑う材料がある

・洗浄を繰り返すか、修繕へ切り替えるか判断材料が必要

・作業前後の状態を映像・写真として残したい

一方、配管が完全に閉塞している場合や、口径・曲がりが厳しい場合などは、カメラを十分に進められないこともあります。カメラは万能な診断ではなく、現場条件に合わせて使います。

スコープで配管奥を確認した既存実例 孤独死後、リフォームしたのににおいが残る|排水トラップ・配管を確認する理由 詰まり再発の実例ではありませんが、目視できないトラップ奥をスコープで確認し、処理範囲を決めた施工記録です。

「一度水が流れた」と「原因までなくなった」は同じではありません

まごのての既存施工記録にも、一度症状が収まった後に確認を続けたことで、さらに下流側の原因を見つけた現場があります。

東京都北区マンションの記録

トイレを流すと浴室・洗濯パン側へ逆流する現場で、最初の応急処置後はいったん逆流が収まりました。しかし、その後の確認で「水は通るのに紙が下流へ来ない」ことが分かりました。

さらに下流側から高圧洗浄を行い、配管形状に沿った半円状の固形物を排出しています。現場では尿石と判断しました。

この実例は「高圧洗浄後に再発した施工例」ではありません。 ただし、排水トラブルで「水が一度流れた」だけを完了条件にせず、紙や排水が下流まで通るか、別の排水口へ影響が出ないかを確認する重要性を示しています。

一次施工記録を確認する トイレは流れるのに浴室へ逆流|配管から半円状の尿石が出た実例 一度症状が収まった後、さらに通水状態を確認して原因を絞った実例です。

戸建てとマンションでは、高圧洗浄後の再発で確認する「下流側」が違います

戸建て

室内排水口→横引き配管→屋外排水桝→公共ます側へ、どの区間を前回洗ったかを確認します。地中配管や桝の状態も判断材料です。

マンション

住戸内の横引き配管だけでなく、共用の立て管・横主管へつながる位置、同じ系統の他住戸、管理会社の点検履歴を確認する場合があります。

戸建てで症状が出る前の判断 戸建ての排水管高圧洗浄は何年ごと?頻度を年数だけで決めない判断基準 戸建ての定期メンテナンスを年数だけで決めない考え方を整理しています。 マンションの定期清掃について マンションの排水管高圧洗浄|通知が来たら確認する専有部・不在時対応 マンションの一斉清掃通知、専有部・共用部、不在時対応はこちらで整理しています。

「もう一度高圧洗浄してください」ではなく、前回と再発の情報を伝えます

再発相談では、希望する作業名を先に決めるより、前回との違いを伝えた方が確認範囲を組み立てやすくなります。

1. 前回の高圧洗浄をした日・おおよその時期

2. 再発まで何日・何週間・何か月だったか

3. 再発した排水口と、他の水回りの症状

4. 前回どこから洗浄したか分かる範囲

5. 作業報告書・写真・動画の有無

6. 異物を落とした可能性や、過去の修理・リフォーム歴

7. 戸建てかマンションか、マンションなら管理会社へ連絡済みか

他社施工後の相談でも、前回業者を否定することから始める必要はありません。前回と今回の情報をつないで、再洗浄で足りるのか、カメラ等の確認が先か、修繕検討が必要かを分けます。

高圧洗浄後に複数の水回りで通水確認をしている写真
▲ 高圧洗浄後に複数の水回りで通水確認をしているところ。再発相談では、同じ排水口だけでなく別系統の流れや音の変化も確認します。

対応地域|東京・千葉・神奈川・埼玉・茨城を中心に再発する排水詰まりを確認します

まごのてでは、東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・茨城県を中心に、高圧洗浄後に再発する排水詰まり、流れの遅さ、ゴボゴボ音、逆流等についてご相談を受けています。

東京都

江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区・足立区・大田区・北区など23区、多摩地域を含め、戸建て・マンションの排水管高圧洗浄や再発相談に対応します。

千葉県

千葉市・市川市・浦安市・船橋市・松戸市・柏市などを含め、屋外排水桝、戸建て横引管、集合住宅の排水不良を確認します。

神奈川県

横浜市・川崎市・相模原市などで、建物条件、配管へのアクセス、駐車位置等を確認して作業範囲をご案内します。

埼玉県

さいたま市・川口市・戸田市・草加市・越谷市・八潮市などを含め、戸建て・集合住宅の排水詰まり再発をご相談いただけます。

茨城県・その他関東

茨城県を含む関東エリアは、所在地、症状、必要な機材、作業日程を確認して対応可否をご案内します。栃木県・群馬県・山梨県の一部地域もご相談ください。

高圧洗浄後にまた詰まるときのよくある質問

Q1. 高圧洗浄して数日でまた詰まりました。前の業者の施工ミスですか?
A. 再発が早いことだけで施工ミスとは判断できません。前回の洗浄範囲外、異物、勾配・変形、共用配管側など別の原因が残る場合があります。まず前回の作業範囲と再発場所を確認します。
Q2. もう一度高圧洗浄すれば直りますか?
A. 付着物が再び流路を狭めているなら再洗浄が有効な場合があります。一方、配管の勾配不良・変形・破損などは洗浄だけでは直りません。再発の仕方から確認範囲を決めます。
Q3. 高圧洗浄後にまた詰まったら、カメラ調査は必要ですか?
A. 必ず必要ではありません。短期間で繰り返す、前回の洗浄範囲が分かっているのに原因を絞れない、構造上の問題が疑われる場合などは、管内確認が判断材料になることがあります。
Q4. 前回は他社で高圧洗浄しています。相談できますか?
A. ご相談いただけます。前回の業者名より、作業時期、作業範囲、再発までの期間、今の症状、報告書や写真の有無を分かる範囲でお伝えください。
Q5. マンションで再発した場合、自分で業者を呼んでよいですか?
A. 専有部・共用部のどちらが関係するか分からない場合は、先に管理会社や管理組合へ症状と前回の清掃時期を伝えると整理しやすくなります。すでに逆流している場合は水の使用を止め、被害拡大を防ぎます。
他社の高圧洗浄後に再発した場合もご相談いただけます

前回の作業時期・再発までの期間・症状が出る場所・作業報告書や写真があれば、分かる範囲でお知らせください。再洗浄ありきではなく、まず確認範囲を整理します。

受付時間 6:30~21:00|休業日あり|LINEは内容を確認後、順次ご案内します

他社の高圧洗浄後に再発した場合もご相談いただけます

前回の作業時期・再発までの期間・症状が出る場所・作業報告書や写真があれば、分かる範囲でお知らせください。再洗浄ありきではなく、まず確認範囲を整理します。

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