ゴミ屋敷や汚部屋のハウスクリーニング|費用相場もご紹介
汚部屋のお風呂クリーニング
トイレと同じくゴミ屋敷化したり汚部屋状態になっていてお風呂だけがキレイということはほとんどありません。
ゴミ屋敷化した部屋のお風呂は確実に汚れてます
<特徴としては>
1.全体の元の色がわからないほど汚れている
2.排水が詰まってる、流れが悪い
3.電球が切れてる
4.空のシャンプー容器などが転がっている
このようなお風呂を使って果たしてリラックスできるでしょうか?明日へのためのリフレッシュができるでしょうか?
この記事はお風呂や水回りをキレイにしなければいけない理由と汚れたお風呂をキレイにお掃除する方法をお知らせします。
☆本記事は株式会社まごのての佐々木薫が執筆しました
☆水回りクリーニングの前にお片付けが必要な方はこちら
プロ直伝!汚れたお風呂掃除実践編
ではご自分で汚れたお風呂をキレイにする方法からお知らせします、まず準備するものですが下記のご用意をお願いします。
1.洗剤(アルカリ性、塩素系)2.ブラシとスポンジ(出来ればお風呂用)
3.雑巾
細かな技術を使う場合もっと使用する薬剤や物品は増えますが、ご自身でお風呂クリーニングをする場合は最低限これで大丈夫です。
では具体的なお掃除方法を順を追って説明いたします。
1.ゴミを取る
ゴミ屋敷のお風呂掃除はまずゴミを取り除くことから始めます、明らかなゴミはもちろん空のシャンプーボトルや剃刀や歯ブラシなどどんどん捨ててしまいましょう。
2.浴槽全体に水をかけ、アルカリ洗剤を塗る
浴槽全体にシャワーを使って水を掛けます、これは洗剤が馴染みやすくするためです。
水を掛けたらアルカリ洗剤を掛けていきます、これはスプレーから噴霧しても良いのですが面積が広いので、洗剤を洗面器に入れてブラシで塗っていきましょう。
洗剤はお風呂用である必要はなく、普通のマジックリンでも問題ありません。洗剤を塗ったらしばらく放置します。
3.浴槽全体の汚れを落とす
洗剤が馴染んだ頃に汚れを落としていきます、ブラシでもいいのですがお風呂用の少しザラザラしたスポンジを使うと汚れを掻き取ることができます。壁面ごとに上から下へしっかり擦っていきましょう、この時点で取りきれない頑固な汚れは飛ばしていいのでどんどん進めていきましょう。この時点でかなりキレイになっていると思います。
4.塩素系洗剤でカビを取る
アルカリ洗剤に反応せず黒く残ってるところがあればそれはカビです、範囲が小さければその部分だけに噴霧してブラシでこすればいいですが、もし広範囲なら上記と同じように全体的に塗ってしばらく浸け置きましょう。
軽いカビなら浸け置くだけで消えますし、多少頑固でもブラシやお風呂スポンジでこすれば落ちます。
5.細かな部品を外して洗う
本当は一番先にやるのですがゴミ屋敷のお風呂は汚れがひどいので先に全体的な汚れを取ってからにします。シャワーヘッドやシャンプー台そして忘れがちな排水トラップも外してバケツに入れて塩素系洗剤水に浸けておきます。
6.全体を水洗いし乾拭き
最後に全体を水で流して乾拭きします、乾拭きの際に取りきれない汚れがあればその部分だけ手直ししましょう。
7.外した部品を洗って取付
バケツに浸けていた細かな部品を洗い元に戻して完了です。
トイレやキッチンと違って水をどんどん流せるのでその分は楽ですが洗う面積が大きいのでその分大変だと思いますが慣れれば手際よく出来るようになります。
上記にの中には石鹸カスの落とし方や鏡のウロコの取り方、浴室ドアの清掃方法には触れてませんが、とにかく全体的に清潔な状態になることを目指しましょう、パーツごとのお手入れや清掃は別のコラムでお伝えします。
石鹸カス汚れの落とし方については次の章に書いてます。
浴室の石鹸カスの落とし方
技術的に石鹸カス汚れは厄介で難しいですから別枠で書きます。
お風呂クリーニングではカビより難しいのがこの石鹸カスです、写真の赤丸のように浴槽の壁面にベッタリ蝋を塗って伸ばしたように見えるのが石鹸カスです。
初期の薄い状態であればそんなに難しいものではなく、上記のクリーニング工程で充分に落とすことができますが、厚く層になっていたり長年そのままで金属石鹸化してると落とすのが難しくなります。
市販のカビキラーは石鹸カスバリアを溶かすと書いてありますが薄い状態を想定してると思いますので、厚い石鹸カスには有効ではないと思います。
石鹸カスの落とし方の手順
1.まずへらなどを使って薄く削ります、私たちは剃刀の刃のような道具を使いますがお好み焼きのヘラや使わなくなったクレジットカードのような物でも代用できます。
2.酸性洗剤を塗りしばらく放置。市販品の酸性洗剤はサンポールぐらいしかないようですが半分程度水で薄めたサンポールを石鹸カスがある面に塗ってしばらく放置。
緩んできた頃を見計らってお風呂用スポンジで擦っていきましょう、もし一回で取りきれないなら2度3度と洗剤→擦るを繰り返せば落ちていきます。
石鹸カスは私たちプロでもそれなりに時間のかかる厄介な物ですが攻略できればお掃除が楽しくなっていくかもしれませんので頑張ってやってみましょう。
汚れが染みついてしまった浴槽のクリーニング


この汚れも退去の時などは指摘事項となってしまいます、ですから落とせないか?という相談が多い汚れのひとつなのですが落ちるかどうかはやってみないとわかりません。
この手の汚れは素材の表面に付着してるだけ乗っかってるだけの汚れと性質が違い中にまで浸透しています、いわば入れ墨のような状況と言えばイメージが沸くと思いますが汚れを落とすというより汚れを抜く作業になり難易度はひじょうに高いです。
よくカビキラーなどの塩素系漂白剤で落ちるというような記事も出回ってるようですが少しは薄くなるかもしれませんがほぼ効果はありません。

右上のバスタブをある薬剤を使い繰り返し抜いていったものです。
この時点で8割程度は抜けてるのですがおよそ2時間程度かかってます、一切研磨せず汚れを抜いていきました。
未だにすべての染みが抜けるという確証が得られていませんので正式には提供していませんが入浴剤系はほぼ抜けますがジーンズなどの衣類からの転写は7割程度の出来でまもなくサービス提供がかのうになるのではと思います。
お風呂の染みでお困りの方はご相談ください。